好きなことで夢を実現するために、プラットフォームを変える勇気
世の中にはさまざまな仕事があり、各業界でいろいろな人たちが社会のために働いていますが、時代の流れとともに当然上り調子な業界もあれば下降傾向な業界もあります。そんな中で、「この仕事内容大好きなんだけど、ビジネスとしては今の時代厳しいよね」というパターンがあると思います。これについて少し考えてみたいと思います。
エンタメはなくても生きていける。でも、あることで人生は豊かになる!
例えば、私は学生時代からテレビや映画をはじめとしたエンターテインメントがとにかく大好きでした。エンタメは食べ物や飲み物、医療のように、人間が生きていくために必須ではないかもしれませんが、もし世界からエンタメが無くなってしまったら、きっと人生は味気ないものになってしまいますし、時にエンタメは日々を懸命に生きる人たちの一服の清涼剤になったり、心が折れそうになっている人の背中をそっと支えてくれる、なくてはならないものになると考えます。また、そんなエンタメの世界で活躍するタレントさんたちはそのキラキラとした活躍の裏では各々いろんな努力を重ねてきており、人の数だけドラマやストーリーが存在します。
「インタビュー」は仕事の枠を超えて、人間力を高め、視野を広げてくれる
そんなエンタメの魅力、タレントさんの想いや考えを世の中に自分の言葉で発信したいという想いで、私は新卒で出版社に入社。記者・編集者としてさまざまなテレビ番組や映画といったコンテンツ、俳優さん、女優さん、アイドル、芸人さん、アナウンサーさん、スポーツ選手といった第一線で活躍される様々な方々をインタビュー、取材し、記事を書き、雑誌・誌面をつくってきました。いろんな人の話を聞くことが好きな私としては、インタビューは本当に楽しく、まさに“天職”だと感じていました。雑誌をつくるためのインタビューでありながら、さまざまな背景や考えをもったプロフェッショナルな方々との会話のキャッチボールは、記者・編集者としての自分の枠を超えて、一人間として、とても視野が広がり学びの多い時間でした。
好きなことをアップデートするために「紙の雑誌」から脱却する
しかし、昨今はいわゆる“出版不況”。「紙の雑誌」という舞台だけで私の好きな「インタビュー・取材をすること」と「記事・コンテンツをつくること」を続けるには、未来はありません。昔から雑誌が大好きな私としては、これはとても複雑で心苦しいことなのですが、時代の流れには逆らえません。自分の大好きなことをこれからも新しいカタチで続けてアップデートしていくには、“プラットフォームを作り直す”必要があります。そのために私は「出版」というフィールドから「PR」というフィールドへ転身し、新しいエンターテインメントでの夢の実現に向けて邁進しています。今までは“モノづくり”オンリーな職人気質だった自分も、これからの時代、どんなにいいものを作っても、それが生活者に認知されたり、手に取ってもらわなければ存在しないのと同じだ!という意識が高まり、モノづくりに加え、それを広めること、PRする力がこれからの時代は確実に必要であると考えています。私は本業でPRに従事する傍ら、元来大好きな「記事・コンテンツづくり」をこのnoteで続けています。いわば、このnoteは自分自身の執筆欲を満たすためのコンパスです。エンターテインメントでの新しい夢の実現のために、「記者・編集者力」と「PR力」をしっかりとアップデートして、引き続き精進していきたいと思います。
「紙の雑誌」は「レコード」化することで価値が残るかもしれない
余談ですが、個人的な意見として、紙の本や雑誌はこれからも完全に消えることはないと思います。しかし、情報収集するコンテンツとしての価値はかなり薄れていくのだろうなと感じています。しかし、本や雑誌というものはその内容ももちろんですが、表紙のデザインや手触り、装丁などその“ビジュアル”面にも価値があります。そうした意味では昨今若者にインテリアとして「レコード」が人気を博しているように、これからは紙の本や雑誌はいかに“とっておきたいと思えるか”や“飾りたいと思えるか”といった部分が魅力として残っていくのかなと思います。紙の雑誌はそれぞれにそのコンテンツの世界観があるので、単純にWEB化しただけではその魅力が消滅してしまいます。だからこそ、そうした紙は紙である意義は何なのかということを模索して整理することが必要なのではないでしょうか。
長々と取り留めなく書いてしまいましたが、エンターテインメントの夢の実現に向けて精進しておりますので、ぜひ「こんな人のインタビューが聞きたい」や「こんなモノ・コトの記事が読みたい」などございましたら、気軽にお聞かせいただけますと嬉しいです。ぜひ参考に、勉強させていただきたいと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました!