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坂口健太郎という役者の奥深さをテレ東で見た!〜スペシャルドラマ「模倣犯」を振り返って〜
放送中のTBSドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」では、ズボラ女子・明葉(清野菜名)と偽装結婚する広告代理店勤務の男性・百瀬を坂口健太郎さんが演じています。
私は坂口健太郎さんを見るたびにテレ東での思い出のドラマが思い浮かびます。それは「模倣犯」です!
こちらは2016年に放送されたスペシャルドラマで、宮部みゆきさんの長編ミステリーを4時間オーバーの大ボリュームで映像化!中谷美紀さん演じる主人公のルポライター・前畑滋子をはじめ、豪華俳優陣が集結した同作は見応えある大人のミステリーエンターテインメントに仕上がっていました。
そんな前畑と対峙する、物語の最重要人物であり心に闇を抱いた青年・ピースこと網川浩一を演じた坂口健太郎さん。一筋縄ではいかない難役を見事に演じきった坂口さんは、私も当時記者会見で取材させていただきました。「現場での中谷さんとの空気感を大切にした」と口にしていたように、複雑な人間模様を描き出すためには現場での役者同士の生の感覚が重要だと思います。そうした人と人との関わり合いで生まれる感情の機微などを丁寧に紡ぎ出し、表現したからこそ、坂口さん流のピースがしっかりと観る者の心に刺さったのだと思います。
あれからますます俳優としての厚みを増している坂口健太郎さん。またテレ東のドラマでその勇姿を拝みたいものです!(そしてまたインタビューしたい!)