いろいろな家族の形と母親。
今年の7月に一報が入ってからまぁー色々と初めての事も多い中で、精一杯自分なりに、そして家族(母親と姉)と協力して父親を見送ることが出来たように思います。
ここまでの流れは良ければこちらで記事にしてあるので読んでもらえたら参考になるような事も多いかと思います。
ちょうど父親の末期の肺がんを知ったのが今年の7月末で、先日見送ったのが11月中旬なので4ヶ月ちょっとですかね。
とても頑張ってくれました。
当初はなにも治療をしなければ2ヶ月ないくらいという診断だったのですが、そこから抗がん剤治療や放射線治療、そして在宅緩和ケアと移っていきました。
大きく苦しむような事もなく最期を迎えられたので本当に良かったと思いますが、今回は振り返り備忘録として書いておくので、なにかの参考になれば嬉しいです。
※特に重たい話でもないので、さらっと読んでもらえたらと思います。
家族の絆の確認?
私は今回の事があるまで、実家には年に1回帰るかどうかという程度しか帰省はしていませんでした。
別に不仲という訳でもなく、帰る理由が特段ないと帰らない。そんな感じです。(同じような感覚の人も多いかと思いますが)
不定期の電話連絡はするけど、こちらからの電話は誕生日や父の日、母の日に贈り物と合わせてという感じが毎年続いていて、正月に仕事に余裕があれば帰るって流れでした。(20代の時は数年帰らないとかも普通でしたが。)
なにより姉とはここ数年連絡を取った記憶がありません…
ですが、今回の父親の事があり色々と連絡を取らないといけない状況にもなり、初めて家族のグループLINEなるものを作って動かしました。
母親はこれまでほとんど渡したスマホを触ってこなかったんですが、今回の事で強制的にLINEと電話だけは習得してもらいました。笑
遠隔でも操作しながら教えられるアプリもあるのでこちらオススメです。
何が言いたいかと言うとですね、家族とはいえこの年齢になってあらためて知ることが多いという事です。
良い面で言えば姉の段取りや事務処理能力の高さには驚きましたし、母親の記憶力の良さにも驚きました。
細かな事は色々とありますが、家族の意外な一面を知ることが出来ました。
そしてここまで近い距離で3人で色々とやってるとあれです。
揉めました。
意見の相違。
まず姉と自分。母親と自分。母親と姉。
こんなトライアングルな3人でそれぞれが揉めました。笑
内容は他愛もなかったりするんですけどね。(相続とかじゃないです。)
ですが振り返ってみるとそこにはそれぞれが父親の事を考え、大切だと思う事を表現した結果であり、ひとつの形だったかなーと思ってます。
そしてきちんと自分の考えてる事や感じている事を表に出した後の3人はこれまで以上に距離が近くなった、ような気がします。
(そう思ってるの自分だけかもしれないけど。)
あとはあれですね。
昔を思い出しました。
久しく近い距離でこんなにたくさん会話してませんでしたが、私の家族の女性はとても強い。
父さん色んな意味でお疲れ様でした。
まぁそんなこんなありましたが、葬儀まで滞りなく終わり、無事見送る事が出来たのは色々なアドバイスや日々心配をしてくれた人たちのお陰様だったので、本当にありがとうございました。
感謝しかありません🙇
ここまでには以前の記事にも書きましたが、葬儀社の段取りや人が亡くなった後のやる事リスト、相続関係などなど。
準備をしていてもイレギュラーもあるので、可能であれば事前に用意できることはしておいた方がいいです。
とてもバタバタします。
そして亡くなった後の方がやる事多い。
残される母親
父親の事はずっと気になっていましたが、それ以上にこの先残される母親のことの方が結構気がかりだったりします。
もちろんこういった事は順不同ですし、誰にも分からない事かと思います。
なにより先が父親で本当に良かったとも思ってます。
(男1人になってしょんぼりしてるのが結構想像できるので…)
母親は昔からしっかりしてますし、子供の前では弱音や不安をほとんど言ったりしません。
だからこそ心配。
これまでは父親の看病という事で随分と任せっきりになってしまいましたし、その間は恐らく常に気を張っていたので、自分の感情の変化や疲れにも気づきずらかったと思います。
電話でも直接会ってる時でも、常に気丈に振る舞ってくれたりしていましたが、私としてはそれが結構しんどかったりしました。
辛くないわけなく、しんどくないはずもなく、なにより悲しくないわけがない。
なので正直な気持ちとしては、もしも延命治療や抗がん剤治療で数年長く生きられたとしても、投薬で苦しんでいる姿を目の当たりにしたり、ずっと気を張った生活を母親が続けていく事を考えると、非常にいい形で笑顔で最期を迎えてくれたのかなとも思います。
ただ、母親と話していて感じる事は2人にしか分からない世界があり、いくら息子でも、どれだけ想像力を働かせようとしても理解出来ない、分かった気になってはいけない領域があるなぁというのも今回強く感じた事でした。
なので、長く連れ添った2人が出した答えや進み方に寄り添う事だけをする。というのが今回のスタンスでした。
そしてこれからの母親の生き方や在り方も、最大限想像力は働かせたいと思いますが、自分軸でのやってあげたいや、こうするといいだろう。という形にはならないよう配慮しながら一緒に進んでいきたいなぁと思う次第です。
ただ、
ペットはあまり好きじゃないという事ですが、ラボットは前から気になっていて、毛も抜けないし先に見送ったりもないので良いのではないか?
と押し付けがましく考えているので、折を見て提案してみようと思います。
今回の学びと今後大切にすること(したいこと)
・相手に伝えたい事は伝えておく(お別れとかではなく、普段の感謝など)
・長く連れ添った2人にしか分からない事へは配慮も必要
・両親だけでなく、人のいつかは順不同で必ずくる
・コミュニケーションの形は色々
・知ってるつもりでも、人の新しい一面はたくさんある
・相手を自分の想像の枠に勝手にはめない
・やりたい(やっておきたい)事はやっておく
・なにもやれないと思っても、寄り添うことは出来るし必要
・ラボットの検討と提案
という事で、備忘録として書いていたら読みづらい文章になってしまいましたがありがとうございます。
なにかの参考になれば幸いです。
父さんへの感謝や尊敬はこれからも変わらないので、代わりに母さんが笑って過ごせるようにできる限り頑張るよ。
そっちの世界があるのかどんな感じかも分からないけど、まぁ安心してのんびり過ごしてください。
それじゃあまた会う日まで。
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