“あなたの知らない焼酎の世界”
世の中には科学では解明できない、不思議な出来事があります。焼酎の世界も同じ。今日は、日常品から突如切り離された、戦慄と驚愕のディープな焼酎の異次元に、あなたをお招きします。
酒販店の棚や倉庫で埃をかぶりながらも、瓶内熟成で生きながらえていたデッドな焼酎。そんな“生きている死蔵焼酎”とショッキングな遭遇を果たした読者の皆様からの情報をお知らせするコーナー『STOCK OF THE LIVING DEAD』の時間がやってきました。
◇ ◇ ◇
さて、今回は、福岡市にお住まいのビーフさんからのお便りです。古い紙パック入り焼酎のデッド・ストックとの遭遇体験談です。
というわけで、さて、ビーフさんが佐賀県唐津市の古い酒屋でデッドの淵から蘇らせた紙パック焼酎、さっそく問題の酎霊写真をご覧いただきましょう・・・。
(客席:ん・・・・・(@_@;))
紙パックですので、風化度という点では、スタジオ内も驚きの声は少ないですが、面白いですね、帽子を被った紙パックとは。私も初めてですね、こういう酎霊は。
ここでおなじみの酎霊写真研究家、スピリチュアリストの牛田非道先生に写真の鑑定をお願いいたします。・・・先生、いかがですか、この写真?
先生、供養の必要はないと・・・?
先生ありがとうございました。大変貴重で高貴な酎霊だったことがわかりましたが、そこで気になるのは、この酎霊と遭遇したビーフさんがそれを飲んだかどうか?、ですね。
(客席:うむ・・・・(・・;)
・・・ええ。いま福岡市のビーフさんと電話が繋がっています。ビーフさん、こんにちは。実際に『チューリップの詩』を飲まれたんですか?
モニターの前の良い子のみなさんは、決してマネしないで下さいね。というわけで、来週の『STOCK OF THE LIVING DEAD』をお楽しみにm(_ _)m
(※神楽酒造株式会社さんより同品の情報をご教示いただきました。ありがとうございました)
(了)
■2022年追記:神楽酒造さんが33年前に発売開始した紙パック物ですね。商品の由来がさっぱり不明なので、同社に問い合わせを行い商品説明をいただいて書いたもの。
神楽さんは今更ですが、麦焼酎『ひむかのくろうま』で有名です。
原稿が見当たらないのですが、たしか『焼酎楽園』さんの取材で唐津市に赴き、地元の酒販卸さんからお話を伺ったことがありました。その卸さんは神楽さんと『ひむかのくろうま』の開発に関わったそうで、粕取や甲類からのスイッチを促すポジションの商品を目指した、との内容だったと記憶しています。
2002年前後に始まった焼酎ブーム以前は、『ひむかのくろうま』はキープ瓶として、『いいちこ』『二階堂』と並んで多かったもんです。また福岡市・北九州市などの都市部はもちろんでしたが、郡部に行っても、料飲店が掲げた「くろうま」電照看板をいろんな場所で見かけました。それくらい多かった。
焼酎ブームで芋焼酎が一気に浸透する以前の庶民の風景でした。