見出し画像

VRchatの防音部屋の作り方 その1 【防音対策の基本的な考え方編】

*事前連絡 [note]のいいねで続きをかくか決めます。10いいねより、少なかったら、肝心な構造の続き書きません(マジで

こんにちは。hiroです。久しぶりの更新になります。
実は、カメラ関係のフルトラの専門家といいながら、最近はもっぱらViveトラッカーにはまっていました。

そんな中、防音環境を本格的に整えようと思い、防音室を作ることにしました。


そもそも防音ってそんなに重要?

結論から言うと、殺されたり、身バレしないためには重要である。
実際下記URLのような事件が起きている

大阪で女子大生が殺害される
ゴ-ルデンウィーク直前の4月28日、大阪府大東市の賃貸マンションで、悲惨な殺人事件が発生した。

その後、報道により少しずつ明らかになってきている前後の状況から、不安をかなり感じている賃貸住宅オーナーも少なくないだろう。

殺害されたのは、この物件の3階の部屋に住んでいた若い女性だった。年齢は21歳、大学生。一方、犯行に及んだのは、女性の真下の部屋に住む、48歳の会社員の男と見られている。

男は、この日の朝、女性の部屋のベランダと、自らの部屋のベランダとの間にはしごをかけて、これを登った。次いで、掃き出し窓を破り、女性の部屋に侵入したようだ。

現場には、凶器となった血のついたバールや包丁、棒の先に刃物をくくりつけた手製の「槍」が残されていたという。加えて、女性の部屋のドアには、女性が逃げ出せないように、あらかじめ外からストッパーもかけられていた。そのうえで、女性は身体の各所を刺されたり、殴られたりして、血まみれの状態で死亡。

一方、男は、犯行後自らの部屋に戻り、そこで用意していた灯油を撒き、火をつけた。自害のかたちで、急性一酸化炭素中毒により死亡している。

若くして亡くなった女性の冥福を心から祈りたい。おそらくは、すさまじい恐怖と、痛みの中での死だったことだろう。

https://uchicomi.com/uchicomi-times/category/investment/main/14301/?page=1

物騒な話ではあるが、殺されたらぶいちゃができない。
親だから身内だから大丈夫だろうとか思っている人もいるみたいだが、深夜の騒音で悩まされている人は、理性を失ってしまうので、複数回注意されていたら、最終宣告は襲われることを覚悟した方がいい。というか多分、ぶいちゃを禁止されたり、アクセス制限がかけられて、決まった時間にInできないといったことにもなるだろう。VRchatの場合だけど、多くの人はVRゴーグルをつけるなり、PCモードだとしても、しゃべったりしてコミュニケーションをとっている。
なので、自分の声のボリュームを調整できない。
そういった点から、事前の防音対策は、かなり重要である。

ぶいちゃ民ならほとんどの人が知っているハリトラで有名なシフトールも防音Bluetoothマイク「mutalk」の予約を始めたり、販売している

そんな具合なので、ぶいちゃ民にとって防音対策は、誰もが抱える悩みの種である。しかし、そんな防音マイクでも避けて通れないのが、フルトラ時に動いた時に発生する「防振」対策だ。

ぶいちゃの世界に来たのに、部屋のせいでぶいちゃの行動を規制されているのは辛すぎる。さっさと防音、防震して自由になろう!


まず初めに:防音室を作る前に

では、さっさと防音室の作り方について紹介したいと思うが、今日はイントロ編だ。実は、防音室は、いきなりベニア板で覆うだけでもだいぶ改善するにはするが、作り始める前にまず以下の3つを知ることがとても重要だ。

①自分の家やマンションの壁の構造
②壁に使われている材質
③漏れている音の種類、部屋から聞こえる音の種類


で対策が分かれてくる。

この中で一番重要なのは、①~③の全部を把握すると言うこと。例えば、隣から「お前の声うるせー」って言うことになると、吸音材を貼ったたけではできない対策となる。

逆に、「なんか振動する音が伝わってくるんだけど」とかになったら、その振動するものが何かを特定しないと、厳しいことになるし、そもそも発生源が自分じゃなかったなんてこともある。


①から③がわからない場合の方法

 僕の場合は、①〜③までわかったが、普通、建築家でも無い限りわからないだろう。特に①と②。なので、一般的な構造はここを見て把握するといい。

で、ここで①と②を把握したら、ぶいちゃの用途をはっきりさせよう。
よく喋るんだったら、喋り声が届かないようにする対策が重要になる。
フルトラでドシドシ振動させて伝わらせ無いようにしたいと言う場合だったら、振動対策が重要になってくるのだ。

で、部屋の防音対策で一番重要なのは、壁の構造を知ることである。普通の人だったら、先ほどのURLの■ 一般的な内壁が該当するはずである。


で、ほとんどの人が気付いたと思うが、一般的な内壁では喋りごえに対応していないと言うことがわかるだろう。これを知らないと、防音対策は全て無駄になることが多い

またそういった場合の構造の時は、大体、自分のいる位置からどんな音が聞こえるのか?をしっかり把握することも大事である。大体外からの音も入っているはずである。


なんで「mutalk」を買わなかったのか?


ここで、疑問に思った人もいると思うが、なんで「mutalk」買わなかったのかという話だ。理由は簡単で、ずれたら意味がなくなってしまうからだ。
防音マイクは一般的にはずれないことを前提に作られている。

しかし、ぶいちゃで「ずれている」ことに気づいて、自分で直して、修正することができるだろうか?自分は、VRモードでフルトラしているので無理だと速攻思ったし、以前、カラオケとかで防音マイクを使った時に外れていることに気づかなかったので、この仕組み自体無理があり、フルトラにも適さないと思ったのだ。

ただ、まだ買っても無いものを言っても仕方ないし、こはろぐとかでも買ったと言っていたので、誰かがレビューしてくれるはずである。

僕の場合の防音室の作り方

と言うことで、今回は、僕の場合、石膏ボードの壁(木造) 、話し声が漏れるだったので、その場合を書いていく。石膏ボードの一般的な家の構造は以下URLで。


石膏ボードの壁(木造)

木製の下地(胴縁)に石膏ボードを打ち付けた壁の形態。内部にグラスウールを設置した状態の断面図。

■防音性能:約30~35dB (500Hz時)
木造住宅で最も多いタイプです。
[ 厚さ:130mm~145mm ]
[ 面密度:12~24kg/㎡ = 壁の質量 ]

【防音性】
石膏ボードが振動し音が伝わりやすい断面です。グラスウールも断熱が目的の為、内部反響を抑えるには不十分です。
低音から中音域の音が良く聞こえます。

【おもな騒音】
・音響機器からの低音~高音域、話し声などの空気音。
・ドアの開閉音、給排水管からの流水音、足音、イスを引く音などの固体音。

【防音方法】
・空気音に対しては、壁の質量を増やして防音性能を高めます。
・固体音に対しては、既存の壁と極力絶縁して防音材を設置します。

https://www.annoise.com/sound/walls-types-soundproof-performance.html


で僕の周辺の壁は、この条件よりもはるかに悪い箇所があり、石膏ボードがないところが存在した。合板だったが、大体以下のような感じの性能だ

【 その他の壁 ( 内壁 ) 】
鋼製壁 (鉄骨造・RC造)

■防音性能:約25~35dB (500Hz時)
事務所の間仕切り壁などに
使用されます。
[ 厚さ:42mm~150mm ]
[ 面密度:10~30kg/㎡※ = 壁の質量 ]
※メーカーにより異なります。
【防音性】
厚さが100mm以上のものは低音から高音まで防音性がありますが、実際には100mm未満のものが多く、低音~中音域の音がよく聞こえます。
【おもな騒音】
・音響機器からの低音~高音域、話し声などの空気音。
・ドアの開閉音、給排水管からの流水音、足音、イスを引く音などの固体音。
【防音方法】
・空気音に対しては、壁の質量を増やして防音性能を高めます。
・固体音に対しては、既存の壁と極力絶縁して防音材を設置します。

https://www.annoise.com/sound/walls-types-soundproof-performance.html


なので、今回は以下の工事をした。

防音室の方針と買ってきたもの

目的:普通より条件が悪い壁を防音性を向上させた壁 ( 内壁 )にする。
外部から入ってくる音の削減。

【 防音性を向上させた壁 ( 内壁 ) 】

石膏ボード壁 (木造)

木製の下地(胴縁)に合板、石膏ボード、硬質石膏ボードを打ち付けた壁の形態。吸音に充分なグラスウールを内部に設置した状態の断面図。

■防音性能:約45~50dB (500Hz時)

幹線道路が近い住宅などで
見られるタイプです。
[ 厚さ:180mm~195mm ]
[ 面密度:40~50kg/㎡ ]

【防音性】
合板に石膏ボード2枚を貼り付け、異なる材を組み合わせて振動しにくくさせています。また、内部反響を抑えるに充分なグラスウールも設置されています。
中音域から高音域の音は、殆ど聞こえないか、わずかに聞こえる程度にまで防音します。
重低音・低音も低減されますが、聞こえてきます。

【おもな騒音】
・音響機器からの低音などの空気音。
・ドアの開閉音、給排水管からの流水音、足音、イスを引く音などの固体音。
【防音方法】
・空気音に対しては、壁の質量を増やして防音性能を高めます。
・固体音に対しては、既存の壁と極力絶縁して防音材を設置します。

https://www.annoise.com/sound/walls-types-soundproof-performance.html

・石膏ボード(とても安いし、効果があるが、処分が大変なので要注意)
・MDF合板(6mm)
・吸音材
・遮音材
・プラ窓

よくいわれる防音室で重要なのは、吸音材と遮音材といわれると
「遮音シートと吸音材だけ貼っておけば大丈夫やろー」って思いがちだ。

しかし、それでは5dbぐらいしか防げない。

つまり、声が聞こえると苦情を言われた人には全然足りないのだ。

で、遮音材というと薄い遮音材シートで有名な「サンダム」や鉛シートを連想する人が多いが、声が漏れているレベルだと、サンダムや鉛シート1枚程度全然足りず、声の周辺を覆う「壁」が必要になってくる。

声の場合、「吸音材」「遮音材」「壁」が揃って、初めて声の防音対策ができるのだ。

詳しくは先ほどのURLに書いてあった「防音性を向上させた壁 ( 内壁 ) 」と■ 一般的な内壁の違いをよく見てほしい。

話し声が主なもので、木造の場合だと、石膏ボードが明らかに薄いことが原因による音漏れが多いことがわかるだろう。

さらにいうと、自分のケースの場合、外部の音の侵入が酷かった。理由は簡単で「石膏ボード」が薄かったこと、窓ガラスが薄かったことだ。この対策として、透明なポリカと樹脂で作った手作りプラ窓を作成した。
これはホームセンターで大体売っているので、知っている人も多いと思う。
外部の音侵入対策と、特に断熱対策には非常に有効なので、寒さ対策にもおすすめします。

施工した結果

で、これらを組み合わせた結果、大体25dbくらい削減することができた。
防音室としては効果絶大のように思えるかもしれないが、そもそも一般的に壁でないところを壁として補強したことによる効果が大きいので、なんとも言えない。

次回書くにあたっての条件

で、詳細知りたい方は、noteにいいねよろしくお願いします。
それ次第で、詳細書こうと思います。次回は、作った壁の内部構造と、材質について書いていきます。これだけでは、全然25db下げることができません。組み合わせがとても大事です。

で、ここで要注意なんだけど、[note]の方のいいねで続きをかくか決めます。10いいねより、少なかったら、肝心の防音室の構造と壁の内部についての続き書きません(マジで

終わり

【追記】10いいね記念に次回分書きました

この記事を書いている猫について、詳細を知りたい方は以下参照お願いします。(外部の私のサイトになります)
https://vrchat-fbt.com/hiro124move/