#わたしとマリノス part3 ~今季レビューを書いてみて~
さて、 #わたしとマリノス も最後になります。第三弾はレビューについてです。自分が書くようになったきっかけや、今季書き続けてきた感想を時系列順に追っていこうかと思います。
◇レビューを書くようになったきっかけ
前のパートでお話しした通り、多くの人の発信を見ながらサッカー観戦をしていました。そこでふと「自分もブログをやってみようかな」と思います。これが去年の12月ごろですかね。
しかし、自身の試合を見る目にまだ自信が持てませんでした。来季そのつもりで試合を見て考える。その翌シーズン(2020シーズン)からなら書けるくらいになってるはず...当初はこのような予定を頭に浮かべていました。
書くつもりというのは親しい友人には話しており、その一人からもらった言葉。「お前はよく試合を見れてるし、それを伝える能力もあるよ。それってすごいことだから今すぐやった方がいいって!」これが後押しとなり、自分の実力に疑念を抱きながらも思いきって始めることができました。
すごく嬉しいことに、今となっては様々な方に見ていただけています。また、これをきっかけにマリノスの輪が広がりました。このとき後押ししてくれた友人への感謝は尽きません。今季始めて本当によかった!
◇不安な出だしと意外なところからの支援
「自分の書いたものなんて誰が見るんだろう?けど、とりあえずやってみよう」そう決心して書き上げた初めてのレビューが開幕のガンバ大阪戦。
レビューを書く上で、これだけは絶対にやりたいと考えていたものが以下になります。
・試合全てではなく、要点のみに絞る
・文字だけでは自分が嫌なので、必ず図解を入れる
・どう考えても際限のない沼なので、データは絶対に取り扱わない
それを元に仕上げたものがこちらになります。
いやぁ、今見ると恥ずかしいですね(笑)
「10人も見ないのでは?」という自分の予想を余所に、多くの方に見ていただけたことにとても驚きました。
なぜそうなったのかと言うと、仙台藩(ベガルタ仙台のレビューを書かれてる方たち)に面白いと取り上げていただいたからなのです。一方的に知ってる有名な方に見ていただけたことはすごく意外でした。この時たまたま見ていただかなければ、今ほど自分のレビューは広がらなかったでしょう。ありがとうございました。
そんな仙台藩の励ましを受けて調子に乗り出します。勢いそのままにプレビューを仕上げてしまうのです。
「きっと毎試合は書けないだろうし、この試合ほどのクオリティは今後中々出せないだろう」この時こう考えました。それなら不定期かつクオリティにバラつきがあるものにしよう。そんな意味を込めて『きまぐれ』という文字を入れることにしました。
こちらも取り上げていただき、一気に書くモチベーションが上がりました。これを境に、試合後は両陣営のレビューを読むように。文章構成や作図などでいいと思ったものを真似ることにより、自分のレビューも徐々に見せられる形になっていったと思います。
◇ゆるれびゅ~誕生秘話
さて、ここでゆるれびゅ~誕生秘話を。まぁ秘話というほど大層なものではないのですが...
きっかけは第2節の仙台戦後。今季になってレビューを書く人が増えた影響からか、初心者にもわかるように書いてほしいという要望を見かけることに。『わかりやすいレビューとは?』このとき大きな話題となりました。
そんな時、ある方のツイートを見て、「もっとストーリー性を付けたらわかりやすくなるのか...うーん、しゃべらせてみようか」こんなことを思い、仙台戦で用いた図を編集。「フランクにしゃべらたけどこれ怒られるんだろうな」と思うもツイッターへ投稿。
この呟きが予想以上の反響を呼び、これを軸にしたレビューを作るきっけとなりました。
・図の選手にしゃべらせるようにする
・世間一般に浸透してないサッカー用語を含まないようにする
・基本的に選手が会話してるような形式か、自身が考えたネタを混ぜて冗談半分のテイストにする
・ベースは通常レビューだが、こちらはより要点を絞ったものにする
これが自分の中にあるゆるれびゅ~の制約です。『サッカーを見るのだが、戦術的に見ることは少ない方』をターゲットとしているため、シュートやパス、ポジション名などの一般的とされるサッカー用語については使用しております。
そんな意識で初めて書き上げたものがこちらになります。
試合を見ながら、頭の中で選手にしゃべらせることはよくやっていたので、割りとすんなり書けました。
ネタについてはなるべく例えになるものを選ぶよう心がけています。しかし引き出しが多いわけではないので、自分の好き勝手やらせていただいてます。もっと様々な知識を身に付けないと自分の首を絞めてしまいそう...(苦笑)
また、ゆるれびゅ~として分離した理由は、通常レビューで語りたい内容を自分の言葉で書くことと、このようにわかりやすいものを両立することは不可能だと思ったからです。
自分の中でも手応えがあったため、この試合から通常レビューとゆるれびゅ~の2本を試合ごとに書くようになります。
通常レビューの本文をゆるれびゅ~向けに翻訳。また、既にできてる画像の加工。ベースとなる部分はできているので、ゆるれびゅ~作成は平日の夜1日分程度のコストだったりします。案外軽いので、2つ書くことはそんなにすごいことではないんですよ(笑)
◇人間を辞め始めた瞬間
さて、最近では人間を辞めてるなどお褒めの言葉(?)を頂くことがあります。先程のゆるれびゅ~に加え、記事の内容が増えたからでしょう。
自分の中で「ここから歯車が狂ったな」と明確に思う試合が、アウェイセレッソ大阪戦になります。
何もできなかった試合、「なぜ負けたんだ」と必死に理由を探しました。その結果、「こういうことなのでは?」という推論を立てますが、立証する術がない。
「そうだ!スタッツなどの数値を比較してまとめると裏付けになるのではないか?よし、データを集めよう!」
レビューを始める上でやることに『データは絶対に取り扱わない』と書きましたね。はい、この試合で禁忌に手を染めました。
しかもこの沼、恐ろしいことに依存性があるんですよね。「データを使うとこんなにも気持ちよく語れるのか」こんな感じになります(笑)
これを機にデータ取り扱いに対する抵抗がなくなり、自身を納得させるために多用する。それに伴い文字数も増加してました。これは反省点です...
通常レビューとゆるれびゅ~を書く。そしてそれぞれデータを用いる場合もある。人間を辞めてると言われる所以はそういうところなのでしょうね。そうさせたのも固いロティーナセレッソのせいだったのでした。(八つ当たり)
◇書いたことによる輪の広がり
開幕から書き続けてきたある日、akiraさんから「レビューを書いてる方たちで集まりましょう」というお誘いがありました。
それをまとめていただいてるnoteが以下のREVIEWERS HOUSEです。
端的に言うと、ただ飲んで話しただけです(笑)マリノスを好きな、戦術的にサッカーを見る人同士の集まりは、言葉に表すことができないほど楽しかったです。
マリノスという共通項、しかしそれだけではチームへのアプローチは数多くあります。応援を軸としている人、マスコットへの愛を中心に叫んでる人、選手への想いが特別強い人。チームの愛し方は様々です。
それだけある中の1つ、『戦術的な観点からサッカーを見る』という、非常に狭い分野での一致。話が止まるわけがありません。
これをきっかけにマリサポとの交流が始まりました。意見交換が前よりも活発的になる。場合によっては、一緒にスタジアムで試合を見ることも。マリノスの聖地となりつつある、とり9に集まって何時間もしゃべる。
向いてる方向が同じ人たちから、自身たちに興味を持っていただいてる方との交流も増え、リアル、SNS上問わず、多くのマリノスサポーターさんと話すことができました。
昨シーズンは残留争いに苦しむ中、1人で応援していました。試合内容と合わさり、非常に苦しい1年でした。しかし、今季はよかったことも、悪かったことも、喜怒哀楽を分かち合える仲間がいることが何よりも嬉しかったです。
自分の拙稿をお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました!書いてて辛いときも正直ありましたが、記事に対するリアクションにとても助けていただきました。こうして多くの方と交流を持てたことが、書いてきたご褒美なのだと思っています。
マリノスへのちょっと歪んだ愛が続く限り、まだまだ書いていこうと考えています。ACLも増えるので、どう書いたものかなと悩んでおりますが(笑)また来季、笑顔でお会いしましょう!
ここまでお読みくださってありがとうございました。 #わたしとマリノス の物語は来季以降も続いていくでしょう。