長さではなく濃さを大切にして生きる
別に早く死にたいとは思わない。
でも長く生きる事にどれだけの意味があるのか?を考えたい。
「長く生きる」事を絶対正義とする社会への疑問
現在の社会での絶対的な正義は長く生きる事だ。
「長く生きたから良かった」、「100歳まで生きたから良かった、おめでとう」。それが世の中では自然の流れだ。医学においてもどうしたら長く生きられるか、が基本で、下半身を失っても、病室から出られなくなってもまずは「生かす」事を最優先する。
それは当たり前の事だしそれ自体を否定するつもりはない。実際どんな体になっても幸せな人は大勢いるだろう。
でも生きなければいけない訳じゃない。死=良くない、がベースにある必要があるのかを疑ってしまう。
「長寿=老後が増える」という事
ここが個人的に一番重要な事だと思う。
長寿の先にあるのは何があるのか?それは老人の時間が伸びる事にある。ドラゴンボールの悟空達サイヤ人は戦える時間を増やす為に若い時間が長い。
そんな風に若い時間が伸びるならまだしも人間は長く生きれば生きる程、老いた時間が伸びるのだ。
残念ながら私はまだ老いる事に楽しさや甲斐を見つけ出せてはいない。
だからこそ、このなるべく若いうちを濃く、楽しみたいと思う。