システムコーチング(ORSC)基礎コース修了まとめ
私たちは、常に自分たちに影響を与える「関係性」の中にいます。
パーソナルコーチングの提供を約1年前からスタートし、嬉しくも多くの方の人生に伴走することができ、プライベートでも刺激的で素敵な出会いが沢山ありました。
いつもありがとうございます!!
そのような時間を過ごしてきて、今感じることは、人生においてもっとも大切なものは、あらゆるものとの「愛」のある「繋がり」ではないかと。
しかし、冒頭に記載した「関係性」が、皆さんを取り巻く仕事や家族、パートナー、友人といった環境に良きにつけ悪しきにつけ、意図せざる影響を与え、与えられてしまっていることがあると思っています。
個の最大化は、システムの最大化に繋がる。
システムがより良い状態になることは、個のなりたい姿への力強いサポートになる。
そのように感じたので、私はCRR Global Japanで、組織と関係性のためのシステムコーチング(Organization & Relationship Systems Coaching,以下ORSC〈オースク〉)を学ぶことにしました。
今回の記事では、ORSC基礎コースで学んだこと感じたことを書いていきます。
ORSC(システムコーチング)とは?
「理論教育、エクササイズ、対話」を通して「別々の個性や強みを持った個々人」が、「一度にチームとして成長」していく為の支援をする。「当事者全体」の「関係性そのもの」に直接働きかける。
とCRRでは定義づけており、ここでの“システム”とは、2人以上の人間によって成立する関係性すべてを想定しており、具体的には、企業や組織、チーム、上司と部下、といったビジネスにおける関係性から、家族や夫婦、親子などのより身近な関係性、さらには地域コミュニティなどのより広い関係性まで、幅広く想定しています。
図化で表すと上記のようになり、システムコーチとしての役割は、メンバー間の「システムの姿が自ら明らかになるように支援する」ことで、システムが自らの姿、たとえばその強み、障害、潜在力などを知ることが出来るように促し、システムが自ら答えを見つけていくための土台を支えることです。
パーソナルコーチングとは関わり方は違いがあるものの、パーソナルで主に使われる〈傾聴〉〈質問〉〈承認・FB〉といった資質は、システムでもとても大切な土台になると感じました。
またそれにプラスして今回のコースでは、システムコーチとしてのBeing(あり方)、態度、スタンス(立ち位置)、哲学、これらのように表せる「源」メタスキルを使っていく重要性を学びました。
コーチングがうまく進むような雰囲気を、意図的に生み出すことができるように場の感情の創り方を学ぶということです。
このメタスキルの数は無限にあると言われてますが、主に以下の7つのメタスキルが重要視されております。
●好奇心/気付き ●ディープ・デモクラシー(深層民主主義)
●本気(コミットメント) ●尊重 ●思いやり/親密さ
●遊び心 ●協働/パートナーシップ
基礎コースでは、「ディープ・デモクラシー」に焦点を当てていました。
あらゆる声に耳を澄ませる姿勢ですが、システムにとって恐れを感じるような意見や空気感、共感を得られない声でも、そこを言語化していくことの大切さを学びました。
システムに置いて目を背けがちなところにこそ「本質」があり、そこの毒を放っておくと、取り返しのつかないことになってしまうのではないかと。
システムコーチングは治療でもあり、予防にも必要なコミニケーションとして重要であると感じました。
学べたこと、身に付くスキル
基礎コースでは、ORSCモデル、心構え、理論、スキル・ツールを座学的にではなく、自分自身がコーチ・クライアントとなり、体験していきます。
このような状況下ではありますが、オフラインで受講する意味を感じれるコンテンツ内容でした。
CRR Global Japan HPにも記載がありますが、具体的には以下のことについて8時間×2日間で学んでいきます。
ORSCモデル、RSIの5つの原則、第三の存在、チームの意図的な協働関係、アライメント・コーチング、コミュニケーションの四毒素、コンステレーション、関係性の神話の起源
全てをお伝えしようとすると終わりがみえなくなるので、全てのツールを使う上でとても重要になってくる3つのタイプの知性について学びと感じたことを記載できればと思います。
3つの知性とは、
●EQ(Emotional Intelligence Quotient): 感情的知性
●SI(Social Intelligence): 社会的知性
●RSI(Relationship Systems Intelligence️): 関係性システムの知性
色々なツールを使ってシステムコーチングをしていくのですが、自分だけでなく、クライアントにも3つを感じて、表現してもらうように上手く伝えることも大切なポイントです。
EQ→RSIにいくにつれて、難易度は上がっていきます。
・EQは、個人が豊かな形で感情にアクセスし、表現し、活用する力に連動します。感情に関しての自己認識から、感情との付き合い方、衝動を抑え我慢する力なども扱います。
・SIは、EQの上に築かれるもので、正確に他人の感情を認識して、それに感情移入し、他の人の視点から物事をみることができる力です。
・RSIとは、EQとSIを組み込みつつ、より大きな枠組みに焦点を広げたもので、自分自身を関係性システムの一部と見る力です。
一段視座が高い状態へとシフトしていて、グループを沢山の人の集合体とみるか、グループを一つの統合された「全体」としてみるかの違いをイメージして頂ければと思います。
全部の要素が大事になってきますが、システムコーチとしてはRSIのスキル習得とアップを意識していくことがより大切であり、RSIは自分自身の理解に始まり、他人の感情的経験の理解へと広がり、最終的にはグループやチーム、コミュニティ、カップル、ふうふなどのシステムに共感し、協力できる力へと進んでいきます。
この関係性システムの知性の構築が、本質的な対話を生み出し、これを継続することが、組織であれば「信頼関係」「本当の仕事の意味」などが共有され、蓄積されていきますし、プライベートであれば「信頼関係」「本当の愛」の再認識がされ、その結果、個人のやりがいや生きがい、幸せに繋がると思っています。
最後に
冒頭で私がなぜ、ORSCを学びたいと思ったのかお伝えしましたが、これからどのように上記のコミニュケーションやスキルを活用していきたいかをお伝えしたいと思います。
それは、「好き」な人が経営している組織や、「好き」な人が関係している組織、「好き」な人とそのパートナーとの関係性など、まずは自分の身近なシステムに対して光を当てていきたいと思っています。
パーソナルコーチングでは、深い関わりのある人に対して形式的に行うことができないため、システムコーチングを通して強く関わっていきたいです。
7月から4ヶ月間かけて、システムに働きかけるための3つのアプローチ(次元)であるインテリジェンス、ジオグラフィー、パスを学び、インテグレーションによって統合していく、応用コースを受講します。
よりシステムが持つ様々な特徴や背景となる理論を理解し、解像度を高めていきたいと思っています。
嬉しいことに、既に身近な人たちの組織・チームにシステムコーチとして関わらせて頂く機会があります、これからも増やしていきたいと思っているので、まずは「なんか良さそうかも!」ぐらいの想いで大丈夫なので、是非お声かけ頂いたら嬉しいです!!
光が角度を変えるたび、さまざまな表情を見せるように。
心からの願いに光を当てると、人はしぜんに輝きだせる。
LINEもしくは、SNSから連絡お待ちしております!
https://lit.link/hiro0224t
End.
「出典 CRR Global Japan ORSCプログラム」
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