田舎をポジティブに捉える人ネガティブに捉える人
田舎をポジティブに捉えられる人もいれば、ネガティブに捉える人もいる。
そりゃ、実際に住んでみないとわからんことも多いし、人によって捉え方が異なるわけだけど。ポジティブに捉える人は田舎の嫌いポイントよりも好きポイントを持っているし、ネガティブな人は好きポイントよりも嫌いポイントが多い。田舎を好きだと思っている人はポジティブに捉えている人が多いし、嫌いだと思っている人はネガティブに捉えている人が多い。多分。
つまりは人間が田舎をどう捉えるかは、主観の部分が多い。
でもね、田舎を語るうえでよく用いられることは客観的に考えること。
例えば、住みたい田舎ランキングなんてまさにそう。何個かチェック項目があって、それの点数が高いエリアがランキング上位にくる。どのエリアもそうだが、ランキングが上位になるように必死になる。
あとは、よく論じられるのはうちの田舎の方が良いって話。
うちには◯◯があるから良い。例えば、うちには映画館があるから良い。
とか、うちにはコストコがあるから良い。とか。うちにはラウンドワンがあるから良い。とか。Aというエリアには無いけど、Bというエリアにはあることが良いとされる論争。こんなのは評価軸を変えれば結果が反対になるのに、なぜか便利な方が良しとされる傾向にある。
便利が正義で不便が悪という風潮がきっとある。都会を正義にしたい人が多いんだろうなと憶測できるが、、、この風潮の元はどこにあるのかは僕は知らない。こういうのを研究している人もいそうだけど、僕は専門外なので興味もあんまり無い(笑)
話を戻すと、田舎をポジティブに捉える人が増えればいいなと思っているわけだが、、、なぜ田舎をネガティブに捉える人が多いのかをこの前友達と話していた。特に田舎に住んでいる人が田舎をネガティブに捉えている人が多い気がする。なぜだ。。。
原因その① 都会の人が田舎をポジティブに捉えていることを知らない
田舎には都心部を崇める不思議な文化がある。都会に憧れている人も多いし、都会に負けていると思っている人も多い。だから、都会の人が田舎をポジティブに捉えていることを知らない。
田舎に住んでいる人が大企業パソナが本社を淡路島に移していることも、多くの人がリモートで地方に移住して仕事していることもきっと知らないんだろう。
そう、都会の人は「都会よりも田舎の方が良いかもと」と気づいている人が多い。ちなみに僕もその1人である。
僕が移住した理由の1つに、東京だと僕みたいな人間は腐るほどいるから競争に勝利し自分のポジションを確立させていかないといけないけど、田舎だと僕みたいな人間はほとんどいないから、僕でも結構お役に立てるのである。例えば、西条市初のシェアハウスを一緒に作らせてもらったり、再如水初のコワーキングスペースを作らせてもらったり。。。東京では当たり前だったシェアハウスでの生活だったり、コワーキングスペースの利用経験が重宝されたりするのだった。田舎は面白いことができるから好きなんよね。
原因その② テレビで都会のことをやりすぎている。
田舎の人はテレビの情報を鵜呑みにする人が多いらしい。だからめちゃくちゃテレビの力は大きいんです。そのテレビで都会にできたカフェの話だったり、都会にできたスポットの紹介だったりが多い。愛媛のテレビで表参道にできたカフェの情報なんて放送するなら、◯◯おばちゃんがやっている喫茶店の話を放送した方が良いと思うんだけど、、、テレビにはテレビの事情がきっとあるので難しい。やっぱり都会はすごいよねーから、田舎はダメだよねーという発想になる気がする。もったいない。。。
でもね、冒頭にも書いたけど、ポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは主観なわけだ。ということは、周りに流されずに自分の好きを信じられるかが重要になってくる。
良いか悪いかで考えると敵対構造が生まれるが、
好きか嫌いかで考えるとオンリーワンになる。
だから田舎を語るときにも、
俺はAの方が好きだなー
私はBの方が好きだなー
田舎を好きと語る人が増えていくと田舎に住んでいる人もポジティブに捉える人が増えて、なんか良いよねー
都会は都会の良さがあり、田舎は田舎の良さがある。
成長するためには、他者比較が大事だから比べる必要はある。
だけど、比べて悲観することなんて必要はない。