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ぼくらがカレーを食べる理由 〜第三話〜 最終回

ぼくらがカレーを食べる理由 目次
第一話 プロローグ
第二話 バンド会議
第三話(最終回) ひとりじゃない

ひとりじゃない

次の日の朝、目が覚めたぼくは、自分の心に問うてみる

(昨日カレーを提供することが自分の天職だって、熱く語っちゃったぁ..何言っちゃったんだろ、今はカレーとか全然見たくないよ)

そんなぼくを何かが突き動かす、フジイくんとタイショウの顔が脳裏に浮かんだ。こういう時に仲間の存在は大きい。一人じゃないのだ。ぼくの頭のなかで、DEENの「ひとりじゃない」が流れていた。

実はバンド会議は毎月行われる事になっている。各々の進捗を発表するという、至極まっとうな儀式が行われる。その時に何かしらのネタを持っていかないと事実上バンドメンバーを追放される..という事はないが、仲間というのはこうでなくちゃ!と思う。競い合い、影響し合い、助け合う。それが漢(おとこ)の友情だ。

ぼくはカレーの世界の扉を開けるという決断をした。

そして、今の自分にできる事を考えてみた。それは「カレーを食べ、カレーを知る。」事だ。そうすれば、自分の中の理想の味というものが見えてくるし、多くのカレー好き達とコミュニケーションを取れるようになると考えた。実際に少しずつだが、自分の中での理想の味というものが見えてきたような気がしている。何よりも世の中にはカレー好きの人達が死ぬほど沢山いる事に気づかせてもらったし、みんながカレーの店を親切に教えてくれる。誕生日にはカレーの贈り物を沢山頂けた。この経験により、自分が行動してアウトプットすると、周りが反応して動いてくれるという、とんでもない摂理を体感することができた。

頂いたカレーの数々(一部抜粋)

という事もあり、ぼくは「一日も休まずカレーを食べ続ける」というルールを自らに課した。その様子は、カレーンダーのInstagramにてチェックして頂きたい。

ぼくらがカレーを食べる理由

カレーンダーのビジョンである「カレーを食べてもらい、人を笑顔にする」という目的を叶えるためには、カレーアウトプットが重要だと考えた。まずは身内であるバンドメンバー達にカレーを振る舞おうと思っている。そして、やはり自分の味を確立させたい。ぼくはイタリアン出身だから、その辺のエッセンスを混ぜていく方向性で考えている。

写真は試作として作った、基本のチキンカレー。イタリアン時代からの癖で、味を凝縮させるために煮詰め過ぎたのが失敗でもあるし、自分らしさでもあったのかなぁとポジティブに捉えている。(味は正直すげぇ美味かった)
正直、うんこみたいですね。
※追記:インスタに載せてる動画を追加しました↓

あとはライブハウスとかで、スポットでカレーを販売させてもらいたい(これを見たライブハウス関係者の方、是非ご連絡ください。自信あります。)。

そして、最終的にはカレーンダー監修のレトルトカレーを販売したい。その流れで、金儲けのためにフライパンも売りたい。ミレニアム世代のカレー伝道師としてYoutubeチャンネルも開設予定だ。そして川◯シェフみたいなB級タレントになり、カワカミスマイルの画像をネット上でイタズラされて、堕ちていき、この世から消えて、作品は完成する。その頃には日本という国から抜け出しているだろう。

最後の最後でフザケてしまったが、(レトルトカレーとYoutubeチャンネルはわりと真剣に考えている)これにてカレーに凝り始めた理由のお話は完結とします。

読んでくれた方々、ありがとうございます。どこかで会いましょう!
日々の様子はカレーンダーのInstagramにてチェックして頂けると超嬉しい!

P.S 「ぼくらがカレーを食べる理由」というタイトルは、小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」と、くるりの「ハイウェイ」の歌詞から影響を受けています。というのは余談でしたが..ぼくらがカレーを食べる理由は、人それぞれだけど、みんな笑顔になりたいだけだよね。それは間違いない。

P.S あくまでもこれはバンド活動の一環であり単なる趣味です。真の目的はバンドを成功させる事です。そこんとこよろしく。

ぼくらがカレーを食べる理由 目次
第一話 プロローグ
第二話 バンド会議
第三話(最終回) ひとりじゃない

ここまで読んでくれて本当にありがとうございます!