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歴史上、異民族から侵攻を受けた例とそれが与えた影響

隣の人生の先輩とお話ししていて、どこに旅行に行きたいかという話からノルマンコンクエストの話になった。

あらためてほかの民族から侵攻を受けるというのは、そこにいる民族にとってどのような影響を与えたのか?また、侵攻した民族がどのように進行先の土地を支配したのかに興味がでる。その歴史的遺産も見てみたいと思った。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1d0F20Z_fBv6MYD8P08hARmR3Fi8jdXsz/edit?gid=2114512552#gid=2114512552

紀元前210年:匈奴の侵攻
紀元前58年:ローマへの侵攻
376年:ゲルマン民族の侵攻
451年:フン族の侵攻
476年:西ローマ帝国の滅亡
386年 - 534年:北魏の侵攻
711年:イスラムの侵攻
1066年:ノルマン・コンクエスト
1127年:靖康の変(北宋の滅亡)
13世紀:モンゴルの侵攻
17世紀:満州族の侵攻

こうみるとヨーロッパもフン族やイスラム、ノルマン、モンゴル、オスマン(トルコ)など常に侵攻の歴史があったし、中国も匈奴、北魏、女真族(北宋)、満州族(清)など常に他民族の脅威にさらされていた。
ノルマンコンクエストやモンゴル侵攻時のヨーロッパについてもっと勉強してみたいと思ったし、歴史遺産を見てみたい。

侵攻は元いる民族にとっては大変な脅威だったと思う。(今日本民族が漢民族に侵攻されるなど思うと)

一方で次のような歴史的な影響を与えたことも見逃せない。

  • 文化・宗教の変容
    多くの侵攻において、侵攻された民族の文化や宗教は衰退や変容を余儀なくされるが、場合によっては新たな文化の融合が生じる。

  • 人口と社会構造の変化
    戦争や疫病による人口減少、奴隷化や社会階級の再編成が進むことが多い。

  • 経済的な影響
    交易ルートの支配や資源の収奪により、現地経済は変質。侵攻者にとって利益をもたらす一方、侵攻された側の伝統産業は衰退することが多い。

  • 支配の方法

    • 直接支配:侵攻者が官僚や軍を派遣して統治する。

    • 間接支配:現地の支配者を利用し、支配を効率化する。

    • 同化政策:侵攻者の文化や宗教を強制的に浸透させる。

特に侵攻した民族の支配の方式によってその後の統治の歴史、継続性が変わったことはガバナンスを考えるうえで非常に興味深い。

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