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副業ビジネスの時代変遷

AIスクールが盛り上がっている。自身も入会してその新たにお金を稼げるというマーケティング手法が秀逸だと思ったので、過去の副業ビジネスを整理してみる。まさにゴールドラッシュ時に金を掘りに行くより、つるはしやジーンズを売る方が儲かったという話の現代版だ。

時系列で振り返るとこのような変化があった。

2000年代前半:eコマースとオークション
eBayやヤフオクなどのオンラインオークションやAmazonでの販売が台頭し、個人が副業として商品を売買することが一般化した。

2000年代中盤:ブログとアフィリエイト
ブログやウェブサイトを通じた広告収入を得るアフィリエイトマーケティングが普及し、AdSenseなどの広告プログラムが主流となった。

2010年代前半:クラウドソーシングとフリーランス
クラウドワークスやランサーズなどのプラットフォームが登場し、ライティング、デザイン、プログラミングといったスキルを活かしたフリーランスの副業が増加した。

2010年代中盤:シェアリングエコノミー
UberやAirbnbなどのシェアリングプラットフォームを活用した車や部屋の貸し出しが収入源として注目を集めた。

2010年代後半:YouTubeとSNS
YouTubeチャンネルを開設して広告収入を得るYouTuberや、Instagramを活用したインフルエンサーマーケティングが活発化し、動画や写真コンテンツを活用した収益化が主流となった。

2020年代:オンライン教育とデジタルコンテンツ
UdemyやTeachableなどのプラットフォームでのオンラインコース販売や、電子書籍やデジタルアートの販売といった新しいコンテンツビジネスが増加した。

2020年代初頭:リモートワークとオンライン副業
コロナ禍によるリモートワークの普及に伴い、ウェブ開発やデータ分析、デジタルマーケティングなど、リモートで可能な副業が注目された。

2020年代中盤:生成AIとノーコードツール
ChatGPTなどの生成AIを活用したコンテンツ作成や、ノーコードツールによるアプリ開発が副業として台頭し、AI技術を利用した効率的な収益化が進んでいる。


こう見ると2000年代にインターネットの普及によりせどり系ビジネスが生まれ、アフィリエイトに進化。
2010年代にはクラウドソーシングのプラットフォームができることで個人が自身のスキルを売買、またシェアリングのプラットフォームによりスキルだけでなく車や部屋などの物理的資産のシェアで個人が収入を得る方法が生まれる。
2010年代後半は、Youtubeに代表される個人がコンテンツを生み出しそれで収益を生むモデルができるととともに、それを体系化してオンライン教育コンテンツとしてUdemy等で販売するモデルもできる。
2020年代にコロナの影響で上記が加速するとともに、2023年生成AIの登場によりこれを活用した文書・動画作成などでクラウドソーシングがアップデートされるという流れか。

いつの時代も関心のある人に「やり方」を提供して収益を生むプレイヤーは出てくるもので自分のビジネスにも生かしたい。

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