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Ironman World Championship,Kona 2024

はじめに

大好きな大畑さんと!


コロナ禍本当に一緒にたくさん練習した豪一さん、秦さん!愛してる!


今回は念願のハワイIronman World Championship,Kona 2024のレポート!
ただ本当に潰れたレースなため感情ばかりのレポートになってしまった。。。
まあ自分の手記として残すのもいいと思い開き直りで書いている。
その他様子は改めてアップしようと思う。


SWIM 59:24

左腕いてースイムアップ

AGE40-44の整列を経て時間とともに入水し、スタート地点まで泳ぐ。
平木さん、大畑さん、平松さんと固まり、左側の大外よりスタート位置にする。作戦は2列目とかで後でドラフティング戦法だったが、時間が近づくにつれ前にやられてしまい、1人だけ先頭でスタート!!
いつものことだ!と割り切り、400〜500mをスイーっと先頭を泳ぎ、平木さんや大畑さん含めた先頭パックにスルーされる。そこから我慢して、折り返しの船2艇を回り復路だ。復路の方がアゲインストなのか少し早く泳げている感じであっという間に岸が近づく。ROKAのバナーが貼ってある岸よりから最短で攻めようとしたら、バチバチっと左手に!クラゲだ!一瞬パニックになりつつも、回り見たら水色のクラゲ『カツオの烏帽子』くんの大量。。。。。慌てて逃げるように泳ぎ、フィニッシュ。いてててて。。。。

T1 5:14

とりあえずクラゲに刺されたら。。。。。と慌てながら真水のシャワーで洗い、スタッフがスプレーを持っていたのでクラゲ刺されの何かと思ったら普通に酢。とりあえずかけてもらっても痺れがひどいけど、とりあえずトライスーツで蓋をするようにおおう。カーフガードを履いたりで少し時間かかってBIKEへ

BIKE 5:04:44

バイクスタートだ!

乗り出してすぐさま左折して、街中を走る。
出力は230~240wで行こうと思っていたので、設定を意識するものの
脈が上がりにくく、かつ疲労感が強い。このパターンは最悪の時だと感じるもののすぐさまその状況でのコンディションを考え、本日は200wくらいでなんとか乗り越えよう!と意思を固める。
Queen Kに入ったら遠くの遠くまで永遠に選手が続く。今のテンシャンからしたら藁をも掴む思いなため、選手としてはどうかしてるが心は救われる。
一定の感じでペースを刻み、アップダウンをクリアしHAWIの折返しまで
淡々と上る。体調不良に引き続き、ジェルも全く受け入れず、今回もペットボトルの水をひたすらもらいながら、水かけたり、飲んでキラキラしたり。
HAWIを折返し下に入ると気持ちが入り、ぶっ飛ばしてみる。そしたら横風が強いものの意外と安定して下れる。途中豪一さんが折り返してすぐのところにいて、10分後なのに早!と思って下る。下りばかりと思っていたら意外と上りも多く、うまくペースが作れず、Queen Kへ!
強い選手は風を感じなかったみたいだが、今回楽なポジションを作りすぎたせいかKona windを感じる。いや感じた。周りは溶岩でもう地獄か!
憧れのコースで走れてる嬉しさが途中からまさり徐々にHiになる。
身体から熱が熱っている感じがすごくこれもKONAなんだなとHi!!!
街中に帰ってきて苦笑いしながらT2へ。はははは
NP 220w/ ave35.5km/h /心拍125bpm

T2  6:19
T2のテントに入り、野戦病院!椅子に座ると先にいた平木さんも顔を真っ赤にしていたのでやはり暑かったのだろうと勝手に共感する。ボランティアが優しくて、冷たいガーゼを頭から首からかけて手で押さえてくれる。その間にお着替えをするものの、クラクラがすごい。完走できるのか?と思うくらいだ。スタッフの1人が気付き、お前大丈夫か?と氷の袋を取り出し座れと椅子に座らされ、脇を冷やしてくれる。このままここで終わりでもと思ったけどコースで待っている家族や仲間を考え、またこの日のために暑い中でも練習を続けてきたんだと思いサンキュー!と言って走り始める。ここまで書くと悲劇のヒロイン状態だから今回レポートを書きづらかったけど本当にダメだった。

RUN 4:14:43


不安過ぎるランパート

ここまできたらやってやる!と走り始めはまさかの7:00近く。。。と思いきや5:20~30で動き始める。これはいける!とコースに出てすぐに大畑家の皆様と高嶺家がいてくれた。

みんなありがとう!


ここまで1km無いくらいだがそこからもう半べそ。もう寝たいし、帰りたい。本当に思った。メンタル落ち切ってたんだろうな。ただ人間切り替えも早く直美と朱寿とハイタッチしたら力がみなぎってくる。そこからは切り替え今日は意地でも走ってやる。6:00/km 4:10コースでいいから完走だ。と。せっかく憧れの舞台で走ってるんだからとも自分に言い聞かすし、この状況が特別さえ感じ始めるとなんか楽しくもなってくる。簡単に言えば、アイアンマンは今の体力をどのように楽にゴールへ行ければ良いのかででその時その時の状況判断能力も大切だ。
 アリドライブを折り返し、大畑さんや豪一さん、仲村さんに声がけもらって、順調に進める。梅が途中まで走って応援しにきてくれてて、その前ではいける!いける!と自分で自分に声がけし鼓舞し我慢。
 直美と朱寿の前まで戻るとすみません、大泣き!立ち止まってすまない!辛いし、やばい!とかっこ悪さ全開だったが多分そう言えるのが身内なんだろうと思う『大丈夫!しっかり楽しんで完走しておいで!朱寿とゴールで待ってる』と返してくれた。やはり言葉という言霊はすごい。そこからはおえ〜つらいと重ながらも、笑顔も戻ってきた。弟のヤオが坂で激励してくれ、大好きなクライアントのMAKES様の宮澤さん、柴田さん達も一生懸命応援してくれ、その他日本のたくさんの方が応援してくれ、その人達の前ではせめても笑顔になろう!と考えながらひたすらQueen Kを走り、抜かれた大畑さん、豪一さん、竹谷さんみんなが声をかけてくれた。エナジーラボに入りこれがエナジーラボ!と興奮しながら少しテンシャン上がり、星さんに抜かれる!『高嶺さん!こっからラスト1h!!行きましょう!』

特別な空間、コースでやっていて思う。出ている皆が仲間でみんながみんなで讃えあい、そして応援してくれる大切な家族、仲間、友達!本当にみんながみんな力になる。折り返しのQueen Kを走りながら本当に実感し、永遠にここから号泣。
 あーこれがやってきたトライアスロンだったんだな〜ってしみじみ思った。アリドライブに戻ってきて観客の多さに興奮!本当にこれはすごい!なんかすごい興奮ともにいよいよ帰ってきたと震える。花道がみえどこかにいるであろう家族を探す。いたいた!と思い直美とHUG!!なんとか帰ってきたよ!と。梅にもHUG!!!大学から一緒にやってきた大切な右腕!SNSでは書いたけど本来はかっこ良い姿を見せれなかったのが残念だけど。そして娘の朱寿は、、、、ベビーカーで爆睡!さすが私の子供!!!親父がもう少し早く帰ってくればと懺悔! 
 さていよいよフィニッシュ!実は10.5はいけると思って最後調整していたけどHUGの感動時間を忘れ、トータル10:30:22でフィニッシュ!
これはたまらないスポーツだ!アイアンマン!!最高!!最高!最高!!!

興奮しすぎたフィニッシュ!
キンカメプール


今回、家族できて本当に良かったと思う。フィニッシュしたら近くに家族がいることのありがたさや安心感は本当に嬉しい。数日間一緒に生活しながらスタートするレースは初めてだったがなんか違った景色や感情が生まれた。
今までタイムや順位(今回も最後は気にしてたけど)を意識ばかりしてたけど、今回はそれどころでなく逆にその状況をアイアンマンが与えてくれ、思い出させてくれたのかもしれない。1人1人が勝者だし、想いがある。
「You are an IRONMAN!!!」次はそこのあなたの番ですよ!バトンタッチ!

最後にIronman World Championship,Kona 2024に携わるスタッフそしてボランティアの皆様!日本語で恐縮ですがありがとうございました!すごいすごい熱量、暖かさ、優しさ!感じた!全てに感謝できます!!!!!!!!

サポートの皆様には感謝


2024KONA完

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