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リニューアルしたので【再】自己紹介

こんにちは。久しぶりのnoteの更新です。
noteをリニューアルしたので、再自己紹介しようと思います。

私は複数の名義を使い分けながら、小説家・漫画原作者・ライターとして働いています。

元々ライトノベルを書いていて、昨年までの4年間はずっと2ヶ月に1作ペースで書いては新人賞に応募していました。

新人賞を受賞して商業作品デビューしたわけではありませんが、夢だったライトノベルのお仕事をいただけるようになり、同時期にライティングを担当した一般書籍がKADOKAWAさんと宝島社さんから発売しました。

4年間も本気で何かに取り組めば価値観は多少変化するし成長もするので、『変わったな』と感じるときがあります。

文章の仕事を本格的に始めたことをきっかけに、人生について考えました。

私はヨーロッパを舞台にしたヨーロッパ人が主人公の小説を書くことが多々ありましたが、本物のヨーロッパは知りませんでした。
ネットや海外ドラマや映画のおかげで知識がないわけではないけれど、リアルさとは異なるものでした。

このままではリアルなヨーロッパを書ける作家になる日はこないだろうと焦りました。

ついでに私は、キリスト教などヨーロッパの文化面についても現実的で掘り下げた描写をできるようになりたいという気持ちを抱えていました。

日本で『リアルな描写ですね!』って褒められるレベルではなく、『ヨーロッパ人に、ヨーロッパ人が書いた小説だと当然のように誤解される』レベルを目指したかったのです。

日本での商業作品では絶対にできないところまで、小説でヨーロッパを書きたかった。

日本の商業作品ではできないところまで、商業作品でヨーロッパについて突き詰めた表現をできるところってどこだろう?(;´・ω・)

といえば、ヨーロッパしかありません

そ り ゃ そ う だ (;´・ω・)

空は青い、雪は白いと同じくらい当然です(;´・ω・)

だからいつかヨーロッパの出版社から、翻訳ではなく現地語で書いて現地の編集者とやり取りをして小説を出版したいと思いました。

日本人にこの件を話すと、『え!?そんなの無理じゃない?』と、反応されるか『すごーい』と言われるかどちらかでした。

でもオランダ人に言うと『できるよ!頑張って』と言われました。

そ り ゃ そ う だ (;´・ω・)

難易度が高いってだけで、不可能なわけはないのです(;´・ω・)

だってヨーロッパにも出版社はあるし、出版する方法なんて色々あるわけで。
普通に、できるんです。時間をかける覚悟と現地語で文学的な文章を書く技術と表現力さえあれば。

そしてその『文学的な文章を書く技術』というのが、外国人には一番難しい。

そんなことはわかっているけど、10年くらいかけて取り組んでみようと思いました。

仮に10年後に達成できなかったとしても、そのときはプロセスの中で出会った別の何かに満たされてそれなりに楽しんでいると思うので、恐れる必要はありません。

達成したいことを達成することが成功だと、私は4年間の新人賞応募期間では思っていました。

しかしその期間がすっかり過去になった今の視点で感じるのは、『そんなことないよ』ということ(;´・ω・)

だって別に受賞していないけど作家としての仕事はできているし、この形は現時点では一番いい状態ですからね。自分のペースも崩れないし、プレッシャーもそんなにない感じで(;´・ω・)

さて、ヨーロッパの出版社から、翻訳ではなく現地語で自分が書いた小説を出版したいなら、生まれも育ちもヨーロッパのヨーロッパ人なら特に努力しなくても表現できる水準まで、ヨーロッパの街や人や文化について正確な描写をできるようにならなければいけません。

だったら『本物』を知らなければいけない。街を見て人を知りインプットしなければいけないと判断しました。

だからヨーロッパに移住することにしました!

ワーパチパチ()

観光や留学や日本企業から派遣される形なら、結局その国にとっては『お客様』でしかないので本当の意味で現地人を知ることはできない気がしたから、現地企業に採用されて就労移民になることにこだわりました。

最初はドイツに移住して、日本人しかいない職場でした。
ドイツ県ドイツ市の日本村な環境にいて全然ドイツ人の友達はできなかったうえに、初めての海外移住の不安に負けて見事に失敗しちゃいました。

それでヨーロッパの出版社から小説を出版する夢は諦め――るほど、謙虚な人間ではなかったので(;´・ω・)

『ドイツ以外の国なら続くかもw』と、考えて

オ ラ ン ダ に 行 き ま し た (;´・ω・)

理由はビザが取りやすかったのと、ドイツの隣の国だから引っ越す前にバスで現地を見に行けたことが大きかったです。

そんな感じで挫折のフォローみたいなノリで始まったオランダ生活でしたが、ドイツのときとは違って移住早々から現地人の友達ができて、現地人の考え方を知り生活を体験することができました。

私は元々、海外には詳しくなくて英語も全然喋れませんでした。
今はDuolingoで勉強してちょっとならわかるようになりました。

というと、海外経験豊富な日本人の方には『英語も喋れないくせに海外行っても何も身にならない』とか『海外に住むなら英語くらい喋れないと』と説教されちゃうこともあって。

それも実に正しいご意見だと思います。

マジで英語喋れないと、簡単に済むことも簡単じゃなくなり時間がかかりますからね!(まあ今はスマホがあるから何とかなる)

でも、私は思ったのです。

この『マイナス』でしかない要素は、その常識の中では『マイナス』なだけであって、環境が変われば『プラス』になることもあるはずだと。

ちなみにドイツ→オランダときて、今はヨーロッパ各国をある目的で転々としています。
その件については近いうちにnoteでエッセイとして綴っていく準備をしています。

よろしくお願いいたします。

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