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【体験記】2週間アルバニアのホテルで働いているYO(;´・ω・)【前編】
お久しぶりです。私は今、ヨーロッパのバルカン半島にあるアルバニアという国のドゥラスという港街に滞在しています。
ドゥラスにあるホテルで、2週間の予定で住み込み働いているのです。
アルバニアに入国する前は同じくバルカン半島にある北マケドニアという国のオフリドという街のホテルで、約2ヶ月半働きました。
私のヨーロッパ生活はドイツ(日本食レストランで働いていたけどすぐに辞めた)→オランダ(日本食ry以下省略
→北マケドニアという流れで、間に仕事のための日本滞在を挟んで今ヨーロッパ滞在は7ヶ月目くらいです。
これまでの場所では全て1人以上というか、ぶっちゃけたくさん日本人がいる環境だけにいたのですが、
このアルバニアから遂に。。。遂に。。。(;´・ω・)
日本人ゼロの環境での放浪記が始まりました(;´・ω・)
10月から住むオーストリア、来年1月から住むイギリスと、今後は全て日本人ゼロの環境が続きます。
私は来年からヨーロッパで拠点を決めて長期滞在するためにドイツかオランダでワークビザか、漫画原作者としての経歴を使ってアーティストビザ(orフリーランスビザ)を検討しているのですが
就職することでヨーロッパの先進国の長期滞在の権利を獲得する場合、もう日本人経営の企業には入社しないと思います。
これ、英語が喋れる人には『ふーん』程度の話なのですが、
あのね、
私 は 英 語
ほ と ん ど 喋 れ な い の (;´・ω・)
ネイティブの3歳レベルの英語力があるかないかくらい。
だから日本人ゼロの環境で働くって、すごーーーく大変で難しいことなんですよ笑
でもこのアルバニアから、ガチで日本人ゼロの環境で働いているわけです。
ヨーロッパ生活の第二章が開始したといっても過言ではないでしょう。
さて!今回はそんな第二章のプロローグ、アルバニア生活体験記の『前編』を文章と写真で綴っていきます(;´・ω・)
私のヨーロッパ生活はインスタグラムでも色々投稿しているので、もしよかったらフォローよろしくお願い致します!
アルバニアってどんな国?(;´・ω・)
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アルバニアはヨーロッパのバルカン半島にある国です。ヨーロッパで最後の元鎖国国家であり、元共産主義国家です。
ヨーロッパの最貧国という表現をされることもあります。
北マケドニアと同様にEUには加盟できていない発展途上国で、通貨はレクといいますが、都市部(観光地)であれば大抵ユーロで支払い可能です。
クレジットカードは使えない店が多いですが、そこらへんにATMがあるから何とかなります(;´・ω・)
アルバニアはアドリア海を挟んでイタリアと向き合っていて、ギリシャの近くの立地というとイメージしやすいかも?
ヨーロッパにありますが、オスマン帝国の支配下が長かったので国民のほとんどがイスラム教徒という珍しい環境です。
バルカン半島の周辺国はキリスト教の正教会であることが多いので、異色中の異色。毎日モスクからアザーンの放送が聞こえてきます。
ただ、共産主義で無宗教政策があった時代も長いので、全体的に緩いです。
女性で髪を隠している人は滅多にいなくて、大人は派手なファッションやメイクをしていることが多いです(これはバルカン半島の他国でもそうなんですが、ここら辺の国の女性陣は美容意識が凄く高いと思う)
公用語はアルバニア語。英語を喋れない人はたくさんいます。
しかし私が働いているホテルは、オーストラリアやドイツやブラジルなどスタッフのほとんどが外国人なので英語でコミュニケーションを取っています。
北マケドニアからの入国は安定のFlixBusバスだったはずだが。。。(;´・ω・)わっつはぷん?
北マケドニアとアルバニアは隣国同士です。
そのため国際バスで行き来が可能です。
早朝5時すぎに荷物を抱えてオフリド(北マケドニア)で働いていたホテルの外に出たら、靴をね。。。履き替え忘れてね(;´・ω・)
室内履きのサンダルで出てしまったんですよ(;´・ω・)
そのホテルのエントランスはオートロック。鍵は返してしまった(;´・ω・)
私は思いました。
あ、詰んだ(;´・ω・)
でも仕方ないので荷物を抱えてサンダルで約50分歩いてオフリドバスセンターというところへ。そこから国際バスが出ています。
今回私はオフリド→ドゥラスのダイレクトバスのチケットを買っていました。確か20€くらい。
時間が来てそれに乗り込み(;´・ω・)
FlixBusのアプリでチケットを購入しましたが、運航はEUROバスという会社。車内にトイレはありませんが、所要時間3時間50分予定の運行です。
夏の繁忙期はバスチケットを事前に買っておかないと、当日だと売り切れになっていることもあるくらい、主にドイツや北欧など先進国のヨーロッパ人たちの間で人気の観光地であるバルカン半島。
しかしもう9月半ばということでガラガラ。乗客は私を含めて5人だけでした。
このバスでわっつはぷん?(;´・ω・)な出来事が起きるのですが、それについては後ほど。
道路にあるパスポートコントロールは初体験(;´・ω・)
北マケドニアとアルバニアの国境には、パスポートコントロールがあります。
EUの加盟国間の移動だと入国審査は最初に入国する国のみでやるので、道路に看板だけあって『あ、オランダに入ったんか』って感じですので、陸路の入国審査は初体験でした(;´・ω・)
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飛行機のときのように入国審査官と向き合うわけではなく、バス専用のところ(?)にバスを停めると、運転手さんが乗客全員のパスポートを回収して窓口に持って行きます。
ちょっと待っていたら運転手さんが戻ってきてパスポートを返してくれて、それだけで入国審査は完了。
アルバニアに入国直後の景色はこんな感じ。バスの窓越しにのどかな村が見えます。人生で初めて虹の付け根(?)を見ました。
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というかこんな発色が綺麗な虹を見たのも、私は初めてかもしれません。
膀胱との戦い!TEGでバスに閉じ込められる(;´・ω・)
早朝からの行動で疲れていた私、バスの真ん中あたりの席に座ってウトウトしていたのです。
アルバニアの首都はティラナというのですが、オフリドからバスで行くときアルバニアで最初の停車地はティラナの中心地にある便利なバスターミナルではありません。
『TEG』という、そこからは離れたバスターミナルに停まります(※これ要注意)
TEGの『T』はティラナのTなのでややこしいのですが、行き場所によってはここからは行けません。
私の場合はティラナで降りてどこかに行くわけではなく、ドゥラスまでのダイレクトバスだから安心しきっていました。
TEGを過ぎたところで、乗客は私とヨーロッパ人の男性2人だけになっていて。
その彼が降りた後、何故かバスがTEG方面に戻っている感じがしたのですが、『正確』が当然である日本育ちの私、時間調整でもしているのかな?と思い気にしていなかったのです。
そしてバスはTEGに戻り、ここで他の乗客が乗ってくるのかな?と思っていたらバスのエンジンが止まり、バスの運転手が何も言わずにバスを降り。
その後、永遠に戻ってきません(;´・ω・)
オフリドからドゥラスまでは所要目安時間が3時間50分。この時点で2時間半くらい経っていたはずなので、トイレに行きたいわけですよ。
『もう少し待つか、膀胱に従って降りるか(;´・ω・)』
究極の葛藤が巻き起こりました。
バスのトランクルームにスーツケースを入れているので、もしもトイレに行っている間にバスが動いたら荷物を失うわけです(;´・ω・)
どうする。。。?どうする。。。!?(;´・ω・)
っていうかドアの乗り降り口の開け方がわからん(;´・ω・)
え、やばくない?(;´・ω・)
まさか明日まで閉じ込められる?(;´・ω・)
ここでトイレする?(;´・ω・)
いやあああああんんん!!!(;´・ω・)
って混乱した私。SIMも入っていないしフリーWi-Fiなんてものもありません。
必死で落ち着いて、運転席のドアを探りました。ドアが開きました。運転席とハンドルの間をびっくりした猫のように細くなって通り抜けて、
脱 出 で き ま し た (;´・ω・)
とはいえそこからも問題が山積み。
まず私は英語をあまり喋れないのですが、荷物はバスの中だしダイレクトチケットを買っているのにこんなところで降ろされても困るし(;´・ω・)
近くにいたバスターミナルの職員っぽい男性グループに話しかけてみました。
すると皆あまり英語がわからないようで、『イタリア語は話せる?』と聞かれました。
話 せ ん わ (;´・ω・) w
※アルバニアはフェリーでイタリアに行けるし、アルバニア人はイタリアに出稼ぎに行く人もいるようなので、外国語は英語よりイタリア語のほうが通じます。
必死で伝えたらとりあえずバスの中の荷物は出してくれました。
何故バスの運転手がディサピアーしたのか誰もわからず。やはりバスの運転手は永遠に戻ってこない。
(今になって思うのは、私が小さすぎて見えなくてもう乗客がいないと判断してしまったのかと)
ぴえーん(;´・ω・)って感じの私のために、このスタッフさんがそこらへんを歩いていたアルバニア人のお兄ちゃんに話しかけてくれて、このお兄ちゃんがどうやってドゥラスまで行けばいいか英語で教えてくれました。
し か し 全 然 わ か ら ず (;´・ω・)
英語難しいry(;´・ω・)
カフェに入ってフリーWi-Fiを繋ぎ、Googleでルートを調べました。
そしたら乗り換え2回で、乗り換えポイントで徒歩も入るというハードルが高すぎるルートしかなく(;´・ω・)
ちょちょちょっと落ち着こう(;´・ω・)
ということで、ショッピングモールでスニーカーを買いました。
1,660レク。16€くらいです。
バルカン半島にはLC Waikikiという、H&MやGU的な人気のアパレルチェーン店があります(;´・ω・)
TEGの傍にもあったので、まずオフリドで履き替え忘れたサンダルと歩きやすいスニーカーにちぇいんじ(;´・ω・)
これでメンタルが回復(;´・ω・)
乗り換えポイントで正しく乗り換える自信がなかったので、ドゥラスまでの国内ダイレクトバスが出ているティラナのバスターミナルまで、タクシーで行く選択をしました(;´・ω・)
はまーち?(;´・ω・)
って聞いたら、『8€』の前払いとのこと。ぼったくられている可能性はありますが、でも安いのでおーけーおーけーと乗り込み(;´・ω・)
タクシーの運転手さんが親切でした(;´・ω・)
ティラナのバスターミナルについたら、係の人っぽい男性が『どこ行くん?』って声をかけてくれたので、『ドゥラス!』と伝えたらドゥラス行きのバスまで連れて行ってくれました。
アルバニアの国内バスは、オンラインで事前決済する人を除いて乗り込む前に切符を買う必要はありません。
バスに乗って座ると、動き出してから係の人が乗車賃の回収に来ます。
ティラナ→ドゥラスは200レク(2€くらい)でした。
こうして。。。当初の予定では午前11時前には到着予定だったドゥラスに、私は15時前くらいに到着したのです。
大トラブルから始まったドゥラス労働生活(;´・ω・)
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色々あったけど何とか到着!さあ『前編』はここで終了。『中編』『後編』と3部作でお届けしようと思います(;´・ω・)
ではでは(;´・ω・)