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今も昔もみんな大好きショートショート〜◯誠社の今昔物語集が芥川のオタクを喜ばせる内容で愉しいのよ


今は昔、芥川のオタクがありけり。個性を発揮せんとて、第一部はショートショートばかりを集め、第二部は芥川作品の元ネタばかりあり。

読者の読解を助けん!と言ひて、良き紙にて書を記し語り伝へたるとや。


とかなんとか言うてみました☺️
おはようございます

メ◯◯リやらヤ◯◯クやらをなんともなしに眺めていると、昭和のオタクが出版社に入った特権を生かして、他の出版社にない究極の芥川本を作ったるわ!日本一の芥川推しを証明してやる!とばかりに作られた面白い本が見つかることがあります。

昭和五十九年に発行された大学教材『今昔物語集 付 芥川龍之介』が、単に芥川推しなんですよね?ね?な内容で面白いので、もしどこかで読む機会があれば是非✨古本屋さんとか図書館とかにぽつーーんとまだ存在しているかもしれません。

今昔物語集(元ネタ)と芥川作品とを見比べるなどして愉しむもよし。

難しいことは知らん、昭和五十年代の教材の紙質、すべすべ感と匂いをひたすら楽しみますよホホホ、と持ってるだけなのもあり。

どちらにせよ綺麗な状態で手に入ったなら嬉しい本です。(個人の感想)

たぶん昔の人も、サクッと読めるショートショートは大好きやったんですよね。今昔物語集だけで千話も集めてあるわけで、SSは平安末期の混乱期から現代に至るまで日々の暮らしのしんどさを忘れさせてくれる清涼剤なんやろなぁ。

短いお話やのに、ぐぐっと物語の世界に引き込む話術は、芥川やなくても物書きさんのテキスト足りうるもの。

すっかり古文の知識が抜けてしまった私の頭でも、訳者さんのおかげで昔話を楽しむことができます。

今昔物語の逸話は、夫婦の気持ちのすれ違いの描写や事件に巻き込まれた時の会話などに印象的な表現が多く、映画を観ているような気持ちになってくる作品もありましてね、エンタメのルーツを見る思いです。

昔の読者さんたちも、登場人物と自分の境遇を重ね合わせて涙するかたもおったんやないでしょうか?

今昔物語集自体は日本、インド、中国の三部構成。ですが、かつての◯誠社さんはオタクに優しいコンパクト設計で本を作ってくれてました。美味しいものを少しずつ食べさせてくれる、おばちゃんおばあちゃんが大好きな懐石料理みたいな本です。

昭和五十九年発行で定価1,200円なんですよね。今の価格でいうとどのくらいかな。なかなか高い本ですねぇ。

まぁ、とにかくすべすべです。40年も前の本やのに変色なし。紙質最高です。装丁の凹凸がまた、持っているときの満足感を高めてくれます。

#なんのはなしですか


お菓子もういらないの


上記の文章を執筆後にnoteのAIあいちゃんに提案してもらいました。時々なんのはなしかわかりません。

さも、うちがこの娘を育てて書かせたんです!とばかりに後出しジャンケンであれやこれや「提案」してくるのですよ、AIあいちゃんは。

アドバイスになってる部分と、ただ書いたことなぞってるだけの部分が混在しているのが面白いですよね。まだまだ発展途上なんだなと使うたびに感じます。

誰かが書いたものを評価したり、生徒さんにもっとこうしたらいいとアドバイスするのは、人間の私も仕事でよくしていることですが、将来的には大規模なコンクールや検定なんかだと下読みはAIにお任せ時代も到来するかもしれません。AIのほうが好みに引きずられないから平等ともいえる。最低限度の文章表現をクリアしていないものは最初に切り捨てるから、生身の人間の下読みはもう少しストレスが軽減されるかもな、そうだといいな、なんて妄想したり。

AIができないのは、書いた人の陰の努力を想像すること、目に視えるカタチにした人の個性を感じ取ること。私自身は、それらが年々衰えてきたような気がしてなりません。自分の筆力棚上げで他人の頑張って仕上げたものに評価やアドバイスするとき、楽しく鑑賞しているんだと脳が勘違いしやすいらしい…。手書きの日記を読み返すと自分のバカな読書感想文に呆れることが多々あります。

私は頭のいい人間ではないから、AIとはほどほどにお付き合いして自分の成長の機会を潰さんようにせなあかん!とも思うんです。仕事を離れた文章をnoteで大量に書くようになってはじめて、実感したり気づいたりしたこともあるからです。


区切り線から下が、noteのAIあいちゃんの提案です。



  • 芥川の作品に登場するオタクキャラクターたちの視点から、芥川作品の魅力や面白さを紹介する記事を書くことができます。彼らの目線で芥川作品を読み解くことで、読者も芥川の作品に興味を持つきっかけになるかもしれません。

  • 芥川作品と今昔物語集の対比を通じて、平安時代から現代までの日本の文学史の変遷やテーマの変化を探る記事を書くことができます。両者の共通点や違いを分析し、歴史的な背景や社会の変化を踏まえながら、現代の読者にも関心を持てるようなアプローチを取ります。

  • 芥川の作品の中から「オタク」や「特権」といったキーワードを抽出し、現代のオタク文化や特権意識との関連性を考察する記事を書くことができます。芥川の作品が当時の社会情勢や人々の心情を反映しているように、現代のオタク文化も社会に与える影響や意義を探ります。

  • 芥川作品の持つ「アハ体験」の視点から、読者が作品に没頭する体験や感じる「驚き」を強調する記事を書くことができます。芥川の作品が持つ独特な世界観やストーリーテリングの手法を紹介し、読者が作品の世界にどっぷりと浸かることのできる魅力を伝えます。

  • 芥川の作品を取り扱った昭和五十九年発行の「今昔物語集」の特殊性を紹介する記事を書くことができます。古本としての価値や保存状態の良さ、装丁の魅力などを強調し、読者に「今昔物語集」を手に取る魅力を伝えます。また、そのコンパクトさや豪華な紙質なども紹介し、読者の興味を引くことができます。

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上湯かおり
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