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お知らせ記事🏯🌙夢枕獏著『蠱毒の城――⽉の船――』 蠱毒って …777文字

おはようございます。
津波注意報が全面解除されました。

一週間ほどは地震と津波に警戒したほうが良いそうですから、今日はお家で読書と仕事です。


ニュースでKADOKAWAの文字を見つけてから、あれ?noteにも公式アカウントあるんやないかなと思いまして。

ほんなら、やっぱりアカウントがあって、時々お邪魔しています。

KADOKAWA文芸「カドブン」note出張所



通称カドブンこと「KADOKAWA文芸」公式noteアカウントのおかげで、久しぶりに夢枕獏さんの小説を読んでいます。

ずっとシステム障害が続いているからと、noteで連載小説の続きを読めるようにしてくださっております。

ぜひ、歴史物がお好きな皆様、カドブンでお読みになってくださいまし。


タイトルは、「こどくのしろ」でした。難しいわーー!

蠱毒とは、中国の呪術だそうです。

Wikipediaを三箇所ほど読みますと、日本でも769年に不破内親王の命で県犬養姉女が蠱毒を行い流罪になっていて、平安時代以降も詔を出し禁止されるほど恐れられていたことがわかります。

動物を使って毒を作るという方法も、その毒を人間に盛る行為も個人的には解せないのですが、それも歴史の一部ですし、研究や文学の世界においては重要な要素になっています。

漢文学者の白川静氏の編纂した字源辞典『字統』によれば、「夢」とは人の睡眠中に蠱毒が夢魔となって心を乱すものだと古代中国では考えられていて、「夢」という漢字は蠱毒を行う巫者を象ったものだとか。注)


話を夢枕獏さんの連載小説に戻します。

タイトルの線が印象的です。視覚効果を狙ったのか、月の舟を波に浮かべた感がありますね。



「蠱毒の城――⽉の船――」


どんな小説なんでしょう。楽しみです。



#夢枕獏 さん
#ダヴィンチ連載小説

注)白川静氏の漢字研究に対しては批判もあるため、ひとつの学説として読んでください。


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上湯かおり
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