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仕事そして自分との向き合い方

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note代表の加藤貞顕氏の記事を含めた、仕事と労働環境へ実践的アプローチをされている方々の記事を集めさせていただきました。 人の内面をどう見つめていくのか、深掘りしている方々も…
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#コミュニケーション

【新刊先読み】句点「。」で言い切る言葉の是非を問う本『句点。に気をつけろ』

誰もがテキストのような   言葉を話し出している     僕は長らくインタビュアーとして活動してきたので、近頃はそうした経験を踏まえて、「聞くこと、話すこと」と題した講座を開催している。あるとき参加者の数人に受講の動機を尋ねてみたら、こういう答えが返ってきた。    「普段からうまく話せなくてですね…。いまもそんな感じですけど…なんかすいません。…だから仕事でも迷惑かけてると思ったりしてます。でも、できないって意識すると余計に話せなくなります」 「順序立てて話すことができな

編集者はなんのために存在しているのか?

前回、書き続けることの大変さを書いた。 改めて考えてみると、ぼくは他者が抱いている「書くことのつらさや苦しさ」について、理解が浅かったというか、まったくもって想像力が及んでいなかったんだなと実感した。「マイノリティの気持ちは、マイノリティになったことがある人にしかわからない」というのに近い気がする。自分が書く立場になってようやく、リングに上がり続けることの大変さに気けたわけだ。 書き続けることの難しさにこれだけ鈍感だったのは、10年以上編集の仕事をしてきたことによる過信に

1億総“投げ銭”社会へ

vol.101 今朝、noteにアクセスすると嬉しいお知らせが😊 note仲間であり、リアル仲間でもあるちびこさんが【5月のふりかえり - noteのリレー投稿がたくさんのスキを導いてくれました!】という記事で、私の【そこに “やりたい” はあるのか?】という記事をご紹介してくださっていたのです〜 …でも、あれ待てよ…? …この記事、前もご紹介していただいていなかったっけ…? と思い、ちびこさんの記事を読み進めていくと〜、何と! 前回ご紹介してくださった【心から燃

コーチングの魔法 ~対話を通じてクライアントの可能性を引き出す~

コーチングは、相手の潜在能力を引き出し、その人が自己実現へと進む道をサポートするプロセスです。 今日は、コーチングの核となる要素とその実践方法について、深く探求してみます。 1.傾聴と受容のアート(深い理解への扉) コーチングの中核は「傾聴」と「受容」にあります。これらは単に話を聞くというだけではなく、クライアントの深いニーズや動機を理解し、関係を築くための土台となるものです。 コーチはクライアントの話に耳を傾け、その感情や思考を深く理解し、全面的に受け入れることでコーチ

不要なアドバイス

今回は以下の動画で見つけた「アドバイス不要論」について、私の考えを書いてみます。 1. アドバイスしない私は過去にこちらの記事を書きました。他者への求められていないアドバイスやフィードバックは不要という論です。これは本当に難しい問題です。 善意で「アドバイスをしてあげたい、その人のためになる」と思っても、相手がそれを求めてなければ良くない体験を生む。この動画のお二人も、はっきりと言い切っています。 現在の私はこれが出来ていないと思います。これは簡単なように聞こえますが、

部下とは、あなたの「下」にいる人ではない

上司であるあなたが、本当にしなければならないこと部下を持つとは、その部下の仕事についての責任も持つということ。管理職の仕事に専念できるとは限らず、上司となる人の負担は増えることが多いでしょう。そんな中で、なんとか部下を指導しようとするものの、なかなか部下に響かない、仕事の成果にもつながらない、などということもあるのではないでしょうか。 上司として、部下から慕われたい、仕事も上手にこなしたい……。誰しもこのように願うものです。 では、なぜそうならないのでしょうか。そこには根

もう資料作成に悩まない! センスのいい「見出し」をつけるコツ

こんにちは! PowerPointやWordなどで資料をつくるとき、こんなふうに悩むことはありませんか? 見出し(=キーフレーズ)は、そのスライドや段落の内容を際立たせる大切な要素。ここがぼんやりとしていると、資料全体を通してインパクトが欠けてしまいますし、相手もしっかり目を通してくれません。 とはいえ、見出しは商品やサービスの「キャッチコピー」のようなもので、「つくるのが苦手」という人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、資料作成で見出しをつけるときの3つのコ

1,000人の取材から身につけた「使えるメモ」のとりかた

こんにちは! 会議、商談、セミナー、研修、勉強会、タスク整理……仕事をしていると、メモをとるシーンは幾度となくあります。 ぼくは過去に一人だけ、「いっさいメモを取らない(=必要な情報はすべて記憶できる)」という人に会ったことがあるのですが、そんな人はごくひと握り。大多数の人にとってメモは欠かせない存在だと思います。 とはいえ、「要点を絞ってメモするのが苦手」「せっかくメモをとってもとりっぱなしで、活用できていない」「メモをとるのに時間がかかって、必要なポイントを書ききれ

悪気がなくても嫌われる「相手をイラッとさせる文章」の特徴3選

こんにちは! メール、チャット、日報、プレゼン資料……。みなさん、ふだんの仕事で浴びるようにテキストを読んでいると思います。そのなかで、「おいおい、これはないだろ」「なんだ、こいつ!」という文章に遭遇することってありますよね。 でも、いちいち怒っていたらキリがありません。「失敗」から学んだほうが建設的です。 今回は、「見えないところで嫌われている人」にならないための文章術を解説します。 相手をイラッとさせる文章の「なにが・なぜ悪いのか」がわかれば、反面教師にできますし

伝え方のアート ~ 相手に合わせて情報をカスタマイズする ~

報告やセールス、指示を出す場合の成功の鍵は、相手に合わせた伝え方にあります。 以下のポイントを身につけることで、より効果的なコミュニケーションができるようになります。 1.事実と解釈の明確な区別 上司への報告をするとき、事実と自分の解釈を混同せずに伝えなければいけません。 例えば、「売上が10%減少した」という事実と、「競合の新製品の影響を受けたのだと思います」という解釈は、明確に区別して伝えることが大切です。 混同してしまうと、自分も上司も混乱してしまいますよね。 2

レポートの書き方(まとめ):補足

ここでは過去3回、レポートの書き方について短い文章を書きました。それをまとめたのが以下のものです。 さきほどレポートの採点を終え、一人一人にメールにて返却するにあたり、全体に向けたコメントを送ろうと、ワードにカチャカチャとメッセージを書いていました。先の「書き方」について書いてからしばらく経ったのもあってか、これはこれでnoteに載せておこうという気になったので、早速手直しし、アップしました。おそらく上記の「まとめ」と重複する部分はあるので、まとめへの「補足」とします。