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「隠れ家音楽隊」のこだわり
レッサです。札幌なうです。
今回もまた、タイトルとは別の話題からお贈りします。
ファンファーレに、思いを込める
「これから始まる大レース」
さていきなりですが、歌い出しがこの歌詞になっている歌は次のうちどれでしょう?
・「走れコウタロー」
・「走れマキバオー」
・「走れウマ娘」
答えは…全部です!(オイ
奇しくもこれらは、昭和・平成・令和にそれぞれヒットした曲でもあります。
メロディが同じでも、歌う人によって歌詞が変わる曲ですが、とても珍しい気がします。
私は平成生まれともあって「走れマキバオー」が最も馴染みがありますが、
その前にリリースした「走れコウタロー」を知る人は、私の親ぐらいの世代なのかな。
今日でリリース2周年を迎えたウマ娘のゲームですが、
最初は競走馬を擬人化した、まあいつもの可愛いアイドルの集まりか、と思っていました。
でもそれは、ある時こんなCMをyoutubeで見て、
そのイメージを覆されることになります。
ファンファーレが轟く
誰もが息を呑む
その一瞬の勝負に
ひとは永遠なる夢を見る
こんなかっこいいフレーズに、レース特有の緊迫感を前面に出したBGMが流れるわけであります。
レース前に鳴り響く、ファンファーレ。
まるで一つの儀式のようですが、これから始まる大一番を前に、胸が高鳴るものがあります。
思わず、拍手で騎手や競走馬を応援したくなりますよね。
憧れと希望を添えて
そんなファンファーレですが、今回の作品でもさりげなくその要素を取り入れています。
6番の後半に歌われる、最後の「明日があるさ」のところは、応援歌のように鼓舞するような仕上がりにしました。
合唱隊は一斉にメロディを歌い、最後に2小節分の長音で追い込みをかける。
音楽隊は金管楽器をファンファーレのように、それ以外の楽器もラストスパートをかける。
いずれも狼煙を上げるように、
明日も自分自身との勝負に勝ってほしいという願いを込めて、このような編曲にしています。
あくまで日常を描いたこの作品ですが、
6番の前半はあえて楽器を必要最小限に抑えて、合唱を引きたてるような構成としています。
その部分の歌詞は、この作品をご鑑賞して頂いたみなさんに、私が一番伝えたかった部分でもあります。
明日があるさ明日がある
若い僕には夢がある
いつかきっといつかきっと
分かってくれるだろう
いつも通りの日常は、必ず戻ってくる。
今まで過ごしてきた、いつもの日常を、取り戻す。
そんな未来に向かって、憧れと希望をお届けしたい。
というメッセージをここに込めました。
史実と現実の調和
今回、リリースしてから60年も前の歌を選んでいるわけですが、
時代の移り変わりもあり、電話をかける時にダイヤルを回す…というのは、もう過去のものになっています。
このあたりの設定は、映像作品にする時にどうするか私も悩んだところでもあります。
その結論は、そもそも撮影しているのが2022年なのに、
電話機だけが1960年代のまま時が止まっているのは違和感があるということになりました。
したがって、該当する部分の映像では、イマドキのスマートフォンにしました。
歌詞はそのままにしていますが、これはこれで自然な形に仕上がってると思います。
一方で、今回の発声は坂本九さんの歌った発声通りのものとしています。
1番に出てくるセーラー服は「せいらあふく」と発声してますが、これも坂本九さんの発声。
リモートの合唱で大人数が歌う都合もあり、リズムはやや簡単にした箇所もありますが、
できるだけ史実通りにしようと努めました。
え、動画撮影はどのようにやってたかって?
それは、また次回で…!