我が子との音楽的関わり方♪
福岡県糟屋郡宇美町にありますピアノ教室
ひらやまピアノ教室の平山友里です♪
今年も残すところあと3日となりました。
来年はNOTEも沢山更新して、教室の事だけでなく私自身の考えやキャラクターが伝われば良いなと思っています。
最後の記事は息子との音楽的関わりについての記事です。
よく、ピアノの先生が、親子だとうまくいかないから我が子は別のピアノの先生に師事していると言った話を耳にします。実際、我が子は他のお教室に通わせているといった知り合いの先生を沢山知っています。
私も息子が生まれた時にピアノが弾けるようになってくれたらいいなと思った時に迷ったことがありましたが、私は息子をよそのお教室ではなく、自分自身で教えています。
息子とのピアノ生活で決めていたこと。それは「期待しない」事でした。
新人講師の頃、親は沢山期待してよいし、先生も生徒に期待してあげて下さいと教えられました。
でも私は我が子とのピアノに「期待」という感情を持ち込まなかったのです。
我が子に対してはどうしても生徒と先生としての関係性を築くことは難しく
お互い険悪になったりするものです。
コンクールなどに出ることになればさらに空気は悪くなる。
期待してしまうからです。
...想像するだけで鳥肌が立ちます笑。
私自身、母はそこまでピアノに詳しくなく、小さなころの導入期は楽しいでいっぱいのピアノライフを送っていました。そこが入口だったからこそ、その後の辛いスパルタレッスンも耐えれたのではないかな(笑)と思っていて。
なので息子とは0歳期にはとにかく乳幼児用の音楽DVDやCDで音楽を一緒に聴いて沢山歌い、楽しみました。
ピアノも何となく触らせて4歳くらいまではとにかくリズムを叩いたり体を動かしながら歌ったり。その時に音程だけは正確なものを与えてはいましたが、レッスンではなく遊びの中にピアノや音楽があったんですね。
ピアノの道を志して欲しいとも思っていませんでした。たださらっと数曲弾けるくらいにはなってくれたらな~、将来一緒に連弾なんてできたら幸せだな~と。そのくらいの気持ちでピアノを好きに触れさせていたんです。
すると年中になる頃ぐらいから私が弾く音が何かわかるようになり、場所を教えたらチューリップなどの童謡を弾き始めるようになりました。
そこが息子のピアノライフのスタートでした。
今年、学校で特技を披露する集会があり、体育館でBTSの曲を披露した時に
沢山の友達や校長先生はじめ、先生方から褒めて頂いたようで自身がつきました。
そして秋にはコロナ禍で久しぶりの開催となった学習発表会で学年代表でピアノの伴奏者に選ばれました。
息子はコンクールにもだしていませんので大きなステージ経験はなく、そういう集会や伴奏も私が出なさい、やりなさい、とは言ったことは無かったのですが、
みんなが褒めてくれるし、お母さんも喜んでくれるのかなって思ってと言って出る事を決め、伴奏にも挑戦しました。
一流の、その道のプロになるにはこんな生半可な気持ちではピアニストにはなれませんし、息子自身もそれは全く望んでいません。私ももちろん望んでいません。
ただ、学校の事や他に自分が決めてやりたい事に関しては厳しくしている部分もありますので、息子との関係は険悪になる事もあります。
しかし、ピアノだけは「楽しい」を共有していたかった。
そして、今息子が楽しんでピアノを弾いている原点はピアノを教えなかった
3~4歳までの音楽を通した親子の触れ合いなんだと気づいたんです。
今はジュラシックパークの曲を耳コピーしたり、ピアニストの角野隼人さんの演奏を聴いてかっこいい!と口にしたり、ショパンを弾いてみたいなと言うようになりました。
うちの教室に通ってくださっている生徒のみなさんも習っている理由は様々だと思います。
将来ピアノを志す人は、親子で同じ方向を向いて頑張らなければいけませんし、さらっと弾けるくらいになるにも継続していくこと、基礎練習や保護者のサポートは必要にはなります。
ただ、上手になるにはピアノを沢山弾けばいいということではなく
早いうちから鍵盤レッスンを受けたから上手になるわけではないという事をこの記事で伝えたいのです。
乳幼児期にはピアノを弾くより大切なことが沢山あります。
ママやパパが楽しんでいる姿を見て、子供は楽しいと思えますし、その経験や思い出から感性は育ちます。
来年より、遊びの中で感性が育ち、知育もできる音楽コースを開講予定です。
自分の経験から、早期レッスンという概念ではなく
楽しいから始まって、スムーズに鍵盤レッスンへ移行できるコースでさらにママも楽しく、ママも頑張らなくてよい心地いいレッスンを目指して、只今私もわくわくしながら準備しています♪
息子との楽しい時間を思い出して、そんな楽しさを届けられたらと思っていますので、ご興味のある方は来年是非教室へお問合せくださいね!
最後に息子が今月11歳の誕生日を迎えましたので
ケーキと誕生日プレートを作りました!
大好きなペットショップのロゴデザインをお借りしてプレートを作ってみました♪
来年も新たな出会いを楽しみに、その生徒に寄り添っていけるようなレッスンを。
そしてピアノや音楽を通して感性を育んでいけたらと思っております。
皆様、よいお年をお迎えください。