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平塚トラップ道路~西真土編~

平塚というか、日本各所では標識が分かりづらいなどが理由で、意図せず交通違反を犯してしまい、反則金などを取られるということが起きています。

そのような道路を1つ紹介します。

場所は、平塚市西真土1丁目です。

出典:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を筆者加工

何が運転者にとって怖いかと言うと、この交差点、T字路の横長にあたる部分からの右左折が朝の7~9時だけ禁止なのです。おそらく学校や保育園が多いので、住宅地への車への侵入を防いだり、交差点での事故を減らそうという意図なのでしょう。

出典:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を筆者加工

標識自体は交差点の近くに立っています。

補助標識が分かりづらいですが、以下のように書いてあります。

大貨等
終日
ーーー
大貨等以外の車両
(バス・軽車両除く)
7-9

標識自体は「指定方向以外進行禁止」で直進が指定されているので、要するに大型トラックなどは終日右折禁止、それ以外はバスと軽車両を除いて朝の7時から9時は右折禁止という意味です。対向車線の標識も同じです。

まあ、標識自体は確かにあるし、内容自体はそれはそうなのですが、普段(指定時間以外)は右左折自由なのに加えて、長い補助標識は理解が難しいです。

運転者が補助標識をじっと見ながら運転するわけにはいかないため、長くなると理解困難です。

結果、朝の時間に右左折する車が結構おり、そのような車が取締日に一斉に反則をとられるということになっているようです。

しかも、この曲がった先の道路自体への進入がすべて禁止されているわけではなく、ほかの道路からの進入はOKになっています。

出典:国土地理院ウェブサイト(当該ページ)を筆者加工

これも勘違いを生んでいる要因です。

ところで、問題になっている交差点の西も朝の時間帯は左折禁止になっています。そこには、丁重に左折禁止看板があります。

標識は変わらず直進指定なのですが、こちらはおそらくバスがないためですが、補助標識がシンプルで軽車両以外は7-9時左折禁止になっていて、分かりやすいです。それに加えてこのような看板が出されています。

これなら左折を意図せずしてしまう車はまずいないでしょう。

ところがどっこい、問題の交差点は勘違いや標識見落としが多数予見されるのにも関わらず、先ほどの標識以外は何もないのです。

よもや 警察の反則取り締まりノルマ(公的には無い)のためにこの状態が放置されているわけではないでしょうから、曲がった先にも「車両進入禁止」(補助標識付き)を付けるべきでしょう。

FreeSozaiよりダウンロード

ただし、時間指定などの補助標識は県の公安委員会(=警察)しか設置できないため、警察の許可が必要で、道路管理者である市の独断では設置できません。朝以外は普通車も右左折できるため、補助標識は必要です。また、規制標識も法的には市も設置可能ですが、通常は警察が設置していると思われます。そうすると調整に時間がかかりそうです。

ですので、市が独自にできる対策として、上記で紹介した看板のように標識ではない、注意を促す看板を設置するべきではないでしょうか。

大してコストがかかるものでもないでしょうから、ぜひつけてほしいところです。

平塚は「安全都市宣言」をしていますから、運転者が交通ルールを守る意識を持つことはもちろんですが、意図しない交通違反が起こらないようにすることも市の責務と言えるでしょう。交通違反は危険を回避し、安全性を担保するために設定されているものですからね。

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