"好き"に理由は必要?
どうも、辟音歩(ひらとあゆむ)です。
本日も性的マイノリティのお話。
以前にトークのお仕事で
「同性の、女の子の、どこを好きになるの?」
と聞かれたことがあります。
…………何だって?
声には出さなかったものの、一番最初に思ったことは、そんなことでした。
え?理由なんているの?同性愛だから??
は?え??
考えてください。
友人・知人、同性・異性限らず、あなたは嫌いな人とお付き合い(人付き合い)しますか?
答えは「ノー」のはず。
利害やビジネスシーンは別として、
プライベートで付き合いのある人は、少なからず
"好きなところ"
"好ましいところ"
があるから
友人・知人でいるのではないですか?
話してると面白い
趣味が合う
テンポが似てる
一緒にいると落ち着く
お互いにアドバイスや切磋琢磨できる
長く友人・知人でいればいるほど、そういうところってあると思います。
中には
「理由はないけどなんとなく」続いている関係
もあるかも知れません。
でも
話が合わなかったり、
自分を貶したり、おとしめたりする
ネガティブな印象がある人
とは、
頻繁に会わないし、遊びに行ったり、長くおしゃべりしないですよね……。
自分は、体は女のバイセクシャルですが、
自分の恋愛は、さほど、その友人・知人選びと変わらないんです。
(だからって友人に恋しないのですが)
つまり、性別は二の次。
たまたま、好きになった子に、
ちんちんが付いてるか膣が付いてるか、の違いです。
※今回はややこしいので、性欲の話は置いておきます。
もちろん、セックスアピール(性別の象徴)として
「男性のどこが好きなの?」
「女性のどこが好きなの?」
はありますが、
それは筋肉や骨や脂肪の話で、
直接的に相手を選ぶ基準にはなりません。
例えば、
目は少しタレ目で
細身よりは少し肉厚のほうで
長身で
笑顔が素敵で
清潔感があって
しいて言えば、柄物に柄物を合わせない程度の服のセンスはほしいかも
……これって、男性・女性のどっちのこと言ってると思います?
こうなってくると、
「あれ?何で彼氏(彼女)を選んだんだ??」
と逆に、性別込みで相手を選んでることに、混乱するかも知れませんねww
結論を言うと、
バイセクシャルの自分は、セックスアピールを抜きに相手を選んでるので、
好きになる理由は、相手による。
です。
(もちろん、バイセクシャルでも、セックスアピール込みで相手を選んでる方もいますよ……)
なので、
無理に好きになる理由も、
逆に好きにならない理由も
いらないと思います。
なので、
アセクシャルだからって馬鹿にしないし
同性愛者だからって祝福しないし
無性愛者だからって憐れんだりしません。
好きになることも、好きにならないことも、否定しなくていい
と自分は思っています。