今週の注目データ #2015
どうもHIRATAWAです!現在なでしこジャパンの合宿が行われています。
浦和レッズレディースからは塩越柚歩選手が初めて選ばれました!中盤でのボールキープに、サイドを駆け上がってのクロスと様々な場面に顔を出し、積極的なプレーでチームを助ける塩越選手が代表に選ばれたのは嬉しいことですね!
さて、そんな今回の #今週の注目データ 。今回注目するのは「フリーキック」です。
・まずはデータを見ていこう!
浦和レッズレディース⇔仙台レディース
後半 前半 合計 合計 前半 後半
レッズレディースと仙台レディース、直接、間接ともに大差がついています。
直接FKは普通のファールで反則となった場合、間接FKは主にオフサイドの場合に与えられることが多いです。他にも間接フリーキックになる場合もありますが、少ないので今回はオフサイドの反則として話を進めます。
さて、まずは直接フリーキックのデータですが、レッズレディースは11本、ベガルタ仙台レディースは後半の1本だけでした。
速い話が、レッズレディースは「ファールの数が極端に少ない」ということになります。
つまり、レッズレディースの強みの一つである前線から最終ラインまであらゆる場所でボールを奪うというポイントで、ノーファールでボールを奪い、マイボールにできているのです。
また、自陣でフリーキックを与えてしまうと相手にとって大きなチャンス、レッズレディース目線で言えばピンチになります。
フリーキックはその名の通り、ボールをセットしフリーでボールを蹴れますから必然的に良いボールが入ってきやすい。言い換えれば点につながりやすいわけです。
昔はコーナーキック3本で1点とか言われてたらしいですが、それも同じような理由です。
レッズレディースは現在リーグで最も失点が少ないチームです。ファールの少なさはその重要な要素の一つとなっていそうです。
さて、レッズレディースはベガルタ仙台レディースに1本しか直接フリーキックを蹴らせませんでした。つまり一回しかファールをしていないわけですが、逆にレッズレディースは直接フリーキックを11回蹴っています。これはベガルタ仙台レディースが多く反則を犯していることを示しています。
レッズレディースの試合のデータを遡って調べてみると、面白い傾向に気がつきました。
前々節の日テレベレーザ戦、敗れた試合ではレッズレディースの直接フリーキックは大きく減って、4回。その前の3-0で勝利したジェフ千葉レディース戦はフリーキックは12回とまた増えています。ちょっと面白いデータですのでシーズン終了後に全試合分まとめてみようと思います。
続いて間接フリーキックのデータですが、レッズレディースは6回、ベガルタ仙台レディースは2回となっています。
間接フリーキックを全てオフサイドとすると、レッズレディースは多くのオフサイドをとっていることになります。
オフサイドを多くとっていることから分かることですが、まず最終ラインが揃っていると言えます。
オフサイドは「ゴールラインから数えて2人目の選手」が基本的には対象になります。
つまり最終ラインが揃っているとオフサイドになりやすいのですが、逆に揃っていない場合は、前に出ている選手の裏を取られてしまい失点する場合があります。もちろん揃っていても裏を取られることはありますが、その可能性は低くなります。
つまりラインコントロールがうまくいっていると点が取られづらくなる。とも言えるんですね。
さらに言うと、レッズレディースはかなり高い位置に最終ラインを取ることが多いので、このラインコントロールがより重要になってきます。
高い位置に最終ラインを設定すると、その分背後に大きなスペースができるので、抜け出された時にピンチになりやすくなります。
実際、前々節の日テレベレーザ戦では裏を取られて失点するシーンがありました。前から守備をするレッズレディースが抱える大きなリスクになっているのですが、そこを正確なラインコントロールと、広い守備範囲を誇るGKの池田選手がカバーすることで失点を減らしています。
かなり脇道にそれましたが、要するにレッズレディースは最終ラインのラインコントロールがうまく行っている。と言うデータでした。
あとがき
夏に始まったリーグ戦もあっという間に残り4試合になりました。浦和レッズレディースは最低でもあと2勝すれば優勝が決まります。
2014年以来の優勝へ、最後までサポーター全員で応援していきましょう!
we are REDS!