臨場感ってなんだろう
朝ドラ「おちょやん」が佳境です。毎回脱落しそうになりながらも、15分しかもたない集中力で継続して見られるのはこれだけだから、と食い下がってるうちにまた面白くなってきて…。
このところラジオドラマ「お父さんはお人好し」でもうひと花咲かせてる千代ちゃん。ラジオの前でみんなが夢中になっています。生放送なので、その場でナレーションが語られ、オープニングを木琴などで演奏して、そして本編スタート。2、3人で一本のスタンドマイクを囲み、順にセリフを重ねていくも、時には間違えて誰かの機転で事なきを得る、なんて場面もありました。
ラジオという機械越しだけど、生放送で、当然アーカイブなんて残らないから「始まるよ〜早くおいで〜」って空気感だし、「今この時間」を作り手と受け手で共有してるのが、ものすごく伝わってきます。ラジオだからそもそも、目の前で音声を入れてる場面を見ないと楽しみが減るなんて事もないし。いや、そんなこと考えてすらない、ただただ楽しんでる‼︎
ちょっと羨ましくなったんです。連休中に配信ライブを視聴したんですけど、どうしても、「コンサートホールで聴きたいなあ」の気持ちのほうが勝ってしまって…。おちょやんの「お父さんはお人好し」を楽しんでる人たちみたいに、私は配信ライブに夢中になれないのって、しょうがないことなのかなあ、などと思いを巡らせてました。
臨場感って何なんでしょうね…?目の前にあるとか触れられるとか、それだけじゃないとは思います。かと言ってバーチャルで作り込めばいいのかというとそれだけでもない気がして…。今、ここでしか味わえないときめき?揚げたてのトンカツのような?でも作り置きならカツ丼にしたら違う美味しさあるよね!なんて頭でグルグルしております(*_*)