水耕栽培って適当でも育つことがわかった。
ノブ@水耕栽培農家です。
いつも書いてる心理学ではないのでゆるく書きたいこと書きます。
水耕栽培記事です。
前回ではタネを植えて、
実験のパターンを分けて栽培するよ。
ってところでした。
発芽したので、成長の効率と、手間の大きさをメインにして書いていきます。
結論から言うと発芽から、水耕栽培はめちゃ楽でした。
それで、一つ大きな発見をしたのは「なんか、癒される。」です
パターン分け実験
左から
・スポンジ(十字切れ込みは左側、目は右側)
・何もない場所、
・ハイドロボール
・ティッシュ(上側)
・キッチンペーパー(下側)
小松菜、ほうれん草、空豆です。
小松菜とほうれん草の見分けがつかなくなりました。
ー14日後ー
「モサモサだ。」
この過程は毎日見てると楽しいです。
成長率から見ると、
ハイドロボール(土みたいなやつ)よりスポンジが良さそう。
とはいえ、右側が植物の向きからみて(植物は光の強い方向に伸びる)
日当たりが悪いと言う条件だったので、判断が微妙なところです。
ティッシュのゾーンが条件悪いけど大健闘していました。
何もしていない液体肥料ゾーンもスポンジの4/3くらいの速度で成長しています。
・・・
それで今回の実験の結論としては、
ハイドロボール → おしゃれ◯
スポンジ → 効率◯
液体肥料だけ → 手間◯
ティッシュ、キッチンペーパー → メリットなし。
家でやるなら、おしゃれな方が気分的にいいのでハイドロボールですね。
手間はかかるけど、土があるように見えるだけでメンタル◯です。
改善点として、光量が一緒なところでやるべきでした。
空豆の数量が少ないので数が少ないのでたまたまうまくいった可能性があります。このパターン分けでは断言できそうな結果ではなさそうです。
結果
何やっても育つ 効率がいいのはスポンジかも 手間◯はそのままドボン
ねぎ君
私はメインがねぎ農家なので、ねぎ切って埋めました。
ハイドロボール + 液体肥料です。
ー14日後ー
ピースサインしてくれるようになりました。
グー出して勝ちです。
ペットボトルハイドロボール小松菜
ー14日後ー
すっごい育ってる。
一つわかったんですが、ハイドロボールで育てると水やりをあまりしなくて済むので楽っちゃ楽です。手間◯ですね。更におしゃれ◯です。(100円ショップとかのおしゃれなカップでも簡単にできそうですね。)おしゃれ◎になりそうです。
ただ、水耕栽培の面白さは根っこがわさわさ生えてくるのを見るという楽しさもあります。
これは、根っこが見えないので、おしゃれ根っこ×です。
花(アルストロメリア )
産直ごんべっていう名前で農家です。ネギと花やってます。
収穫始まったら来年にメルカリに出品して顧客直接販売(CtoD)を更に試験してみます。その時は気が向いたらよろしくお願いします。うまいネギ作りますんで。
左から、
ハイドロボール+液体肥料
液体肥料
水のみ
ー14日後ー
意外な結果ですが、一番早く色が落ちたのは
ハイドロボール+液体肥料です。
水だけが一番良い結果となりました。
調べてみたところ、切り花は切られたところから糖分を吸収するようです。
市販の花が枯れないようにする水は糖分が含まれています。
液体肥料には糖分は含まれていないです。
それにしても、早く枯れる原因は一体なんだろう?
液体肥料に含まれる栄養素が根っこではない切られた部分では吸収できなかったから成長の妨げになった?とかですかね。予想です。
全体
ー14日後ー
上にペットボトルで増設しました。
半年後には窓に農園ができそうですね。
農薬0、雑草0、むし0はやっぱり魅力的です。
トマト、レモン
新しい作物を育てます。
上から
中玉トマト
レモン
大玉トマト
のタネを植えました。
トマトは芽が出たので
こうです。
それでこうです。
液体肥料入れて、
左側にこうしました。
食虫植物系も買ったのでタネが届いたら増設する予定です。
場所はないなら作ります。
レモンのたね3パターン分け
ティッシュとかにやると、根っこが絡まって取りにくくて、手間×なことがわかりました。
なので、パターンを分けて観察してみます。
上から
ティッシュに置いただけ、
ティッシュを上からと下から、
置いただけ。
少し湿らせて完成です。
発芽条件としては、
水、酸素、光(あり、なし)
なので、
もしかすると置いただけでは、水が乾いて足りなくなる。ということが起きるかもしれません。
やってみなければわからないので、やってみてから考えます。
水耕栽培装置
うちの花の農園です。
冬は暖房して育ててます。
右側のところに隙間がありますね。
冬場でも温度が管理されているので、植物が育てられます。
なので、決めました。
『ここを水耕栽培試験場とする。』
思い立ったら即行動です。
心理学を1万時間以上学習してわかったことは人は考えたら「やらない」です。
できた。
あとは水を入れて、水を循環させます。
バケツから水を組み上げるんですが、買った水中ポンプが力がなさすぎたので、来るまで待っている状態で止まってます。
奥の方まで増設して3つあるハウスの全てに設置できるものを考えています。
全てのハウスに水耕栽培を設置して、ランニングコスト、(水、液体肥料、電気代)を考えると、100万は必要そうです。
うーん。もう少し楽な方法を探ってみます。
こう言った空きスペースがあるハウス農家の助けになれればいいですね。
みてわかるように、高さを腰の位置まで持って来れます。
腰を曲げてする作業の負担が減ることになります。
高齢化の農業ではなく、これからは若者のIT農業に10年いないに大きな変化が訪れます。
ですが、シニア層の仕事がなくなってしまう事は結構まずい状態だと私は思っています。(事実、日本の平均年齢は2020年で48歳)
脳の性質的に、新しい農業のやり方にシニア層は適応するのを拒否すると思われます。
腰を曲げずにできる作業を提供できたら、いいですね。一番いいのは、Iot農業に適応していただくことですが。
冬場でも楽に野菜が作れるようになるので、期間的な価値が高い野菜が作れそうです。
(海外野菜が安定して入ってきたら、メリットあまりないかもです。)
ですが、デットスペースを活用できるのはメリット◯です。
それで水耕栽培は手間が少なくできると私は見込んでいるので、こう言ったスペースには最適なんじゃないかと思います。
とはいえ、水耕栽培は初期費用がネックになりますね。
次回は、水耕栽培装置について記事にしていきます。
お楽しみに、