キャズム
キャズム‥新商品が世の中に普及する際に現れる、
乗り越えるのが難しい「深くて大きな溝」
(ジェフリー・A・ムーア)
多くの企業がそれまでにやり方が通用しなくなるという困難に直面する。キャズムについて考えることで、自社製品が今どのフェーズにいるか、次にとるべき戦略を考えるヒントとなる。あらためて考えてみる。
(キャズムが生じる要因は、イノベーター及アーリーアダプターのニーズと、
その他の層が求めるニーズとの”違い”)
★”タイプ別新規ユーザー”と”キャズム”①イノベーター:新し物好き、新商品が出るとすぐに買う 3%
②アーリーアダプター:新商品の評価形成に大きな影響を与える 13%
(↑ここまではリスクをとっても変革を求める層)
<<キャズム>>
(↓ここからはニーズが異なってくる)③アーリーマジョリティ:変革よりも実利や合理性を求める慎重な大衆層 34%
④レイトマジョリティ:新規ユーザーが50%程度になると使い始める層 34%
⑤ラガード:新しいものを好まない層 16%
(イノベーター理論 エベレット・M・ロジャーズ)
★乗り越えるためには
→商材や業界によってやり方は異なる多様性に留意、
成功パターンを捨て去るアンラーニング、
(人材管理や会計など)マーケティング以外の要素も重要となる。
「目新しい」モノから「安心」して使用できるモノに昇華させること。
大きな影響のある企業や専門家からのお墨付きを得ることが有効になることも。
新しい企画や商品開発をする際に、この”キャズム”をどう乗り越えるのか。生み出して終わりでなく、その先を考え、柔軟に戦略を変えていくことも重要となる。手に取る商品は同じでも、消費者のニーズが全く異なってくる。それに”対応”すること。
”今どのフェーズにいて次とるべき戦略は何なのか”それは常に変わる。