やりくりする
マネジャーとして挑戦すべき課題の1つに「プレマネバランス」がある。
マネジャーは、プレイヤーとしての自分とマネジャーとしての自分の心理的・時間的バランスをとっていくことが求められる。
(中原淳「駆け出しマネジャーの成長論」より)
中原先生によると、マネジャーとしての課題として他に「目標咀嚼」「部下育成」と「プレマネバランス」があるがこれらは相互に深く関連している。スパイラルのように相乗効果で回していく(目標咀嚼ができないと部下が育たない、そして自分でするしかない)ことが求められる
マネジャーのmanageとは元々「やりくりする」という意味。そして、やりくりするとは「物事を成し遂げるためのまとまった時間を確保すること」「あれこれ工夫して都合をつけること」。自分の時間を見直すことで「他人に任せられること」「自分がやらないこと」を決めていく。
①自分がやりたいこと②自分がやらなければならないこと③自分がサポートするなら、他人に任せることができるもの④自分のサポートなしでも、他人に任せることができるものの4つに分けて定期的に振り返るとよいそう。
仕事を引き継ぐ、チームでの成果を上げるために、タスクを洗い出す。こんな風に自分の仕事を見える化するときにもこの視点が役に立ちそう。会社の目標に合わせて自分がやるべき仕事を客観視する。「やりたいこと」「やるべきこと」「他に任せられること」を考える。仕事においても家庭においても、優先順位を考える時に役立ちそう。
http://www.chuko.co.jp/laclef/2014/05/150493.html