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道法スタイルの剪定から結実結果まで

こんにちは。梅の時期も終わりましたので道法スタイルで剪定してから今回の収穫がどうだったかなどを書き留めておこうと思います。

一昨年からこのスタイルで剪定していますが、結実自体は去年の方が良かったですね。今年は受粉時期の気象条件が合わなかったようで結実数は少なめでした。

道法スタイルの剪定は自然の理に沿っていて今後も取り組んでいこうと思っていますが、それ以上に梅の結実には花の受粉時期の気象条件がとても影響を与えるということです。

もうひとつ言うと、梅園の環境、どういう場所にあるのかもとても影響を受けるので、受粉時期の気象条件と梅園の環境という自分ではなかなかコントロール出来ない自然現象が一番影響を与えると感じています。

農業とはそういうものなのだとは思いますが、改めてそう感じました。

そういう自然現象の影響はコントロール出来ませんが、農家としてできる事は最大限したいと思います。

道法スタイルの剪定は植物ホルモンの作用を最大限活用できるように剪定していくものだと理解していますが、それが即わたしたちの梅園で効果を発揮するかどうかはわかりません。

植物の捉え方やそれに対する手入れの仕方の説明は理にかなっているし、効果を体感している人もいるとは思いますが、個人的にはまだ効果があったのかどうかは分かりません。

道法さんもおっしゃっているように「農業とは観察業」というようにコツコツと何年もかけて仮説をたてて実証しての繰り返しの先に捉えられることもあるかと思いますし、そこが醍醐味だとも感じています。

少し細かいところですが、例えば、梅には黒星病という黒い斑点が出る症状がありますが、道法スタイルで剪定していても出ますし、過去に道法スタイルで剪定していなかったときに症状がほぼ出ない梅園もありました。(白加賀はほぼ出ない、南高は出やすい、十郎も出にくいと感じていたが今年は出た)

それは多分その梅園のある土地の環境条件が作用していると感じています。現在どの梅園も同じ剪定をしていますが黒星が出やすい梅園でにくい梅園とありますね。








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