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“できません”の一言で評価は下がらない|先輩社員の失敗談から教訓を学ぶ【vol.1】

サイバーアウルの社員が、業務のなかでの失敗を経て学んだ教訓を紹介する企画。第1回は、オウンド事業本部でマネージャーを務める中村澪です。

未経験でテレビ業界から転身し​​、わずか2年でマネージャーに抜擢。「期待に応えたい!」そんな気持ちをもつ一方で、負けず嫌いな性格が災いし、自分で自分を追い込んでしまった時期があったそう。中村がそこから学んだこととは…?

中村澪:オウンドメディア事業部・マネージャー|2018年 テレビ番組制作会社へ入社。ディレクターとして経済番組を担当する。2020年 株式会社CyberOwlへ中途入社し、オウンド事業本部のプランナー業務に従事する。2022年 オウンド事業本部のマネージャーに就任。

前職ではテレビ番組の制作会社でディレクターとして経済番組を担当していました。働いている中で、「他の業界でも頑張ってみたい」「自分の可能性を試したい」という思いが芽生えて、転職を決意しました。

転職活動では、大好きなインテリア業界から内定もいただいたのですが、「もっと世の中の変化に対してスピード感をもって楽しめる仕事がしたい!」と、WEB業界へチャレンジすることに。

いくつかの会社の選考を受けていて、当初サイバーアウルへの志望度はそれほど高くなかったんです。でも選考が進むにつれ、裁量権が大きいこと、若い人が多いことにだんだん魅力を感じるようになって。

あとは、当時の人事がオシャレな服装で楽しそうに働いてるのを見て「自由に働けるの楽しそう」なんて思っていました(笑)


入社後に配属されたのは当時新設されたばかりの「オウンドメディア事業部」(現:オウンド事業本部)。記事チェックとディレクションを繰り返しながら仕事を学んでいきました。初めての業務でしたが、前職で台本に関わっていたこともあり、感覚は掴みやすかったですね。

ただ、当時の私は人に聞くのが得意でなかったので、分からないまま仕事を進めてしまい、ミスをしてお取引先さまに謝罪をしたことも。 振り返ると、振り返ると、失敗から学ぶことが多かったかもしれません。

入社2年目頃になると、工数が減るような効率の良い方法を考えて取り入れてみたり、自分のやり方をルール化してメンバーに展開してみたり、工夫できることが面白くなってきました。


入社3年目にマネージャーへ。マネージャーになるとは思っていなかったのですが、指名を受けた時は、シンプルに「期待に応えたい」という気持ちになりました。不安はあまりなく、「成長できそうでちょっと嬉しいかも」みたいな、そんな感覚でしたね。

後輩を指導する立場になり、「中村さん!」って一生懸命質問をしてきてくれたり成長した姿を見たりできるのがすごく嬉しかったです。昇格してすぐの頃は、後輩に対して「なんでできないんだろう」なんて思ってしまったこともありましたが、それも自分の伝え方が悪かったんですよね。指導しながら私も成長してきました。


その一方で、仕事を抱え込みすぎてしまった時期があったんです。元々、負けず嫌いな性格だったことやマネージャーに昇格してから「期待に応えたい」という気持ちがさらに大きくなり、振られた仕事だけでなく、振られた仕事だけでなく、担当者を探していると聞けば自ら積極的に「できます」と手を挙げ続けていました。「まだ頑張れる」とか「負けていられない」という追い込みもあったんです。

そうしているうちに、気付けば1日のスケジュールがすべてミーティングで埋まってしまったことも。もちろん、以前と変わらず自分のタスクや後輩の管理やフォローもあるのに、時間が十分に取れない日々が続いてしまいました。


「このままじゃいけないけれど、どうしたらいいか分からない」という状況に。でも、会社やメンバーのことが大好きだったので「投げ出すのは嫌だ!」と思い、人事に相談。すると、その日のうちに人事がミーティングを設定し、上司も一緒に私がするべき仕事、後輩や他の人に任せるべき仕事と、分析を手伝ってくれました。

実際に分析をしてみると、後輩に任せるべき仕事まで「私やっておくよ」と担当していたことも分かったんです。良かれと思って判断をしていたけれど、後輩の成長を止めていた部分もあったかも知れません。

言葉に出して伝えれば、環境を変えてもらったり、誰かが業務を引き継いでくれたりするのだと知り、自分で自分を追い込んで立ち止まってたんだなと思いました。


相談したことで、人事や上司にすぐに動いてもらえて、具体的な解決策を一緒に考えてもらえたことで「これなら頑張れそう」と、いう前向きなイメージを持つことができました。

もちろん大変な業務もありますが、それも心地のいい負荷に感じられ、自分の成長できる機会であると、前向きに感じながら仕事ができています。

でも、このような経験をしたことで1番良かったのは、同じように後輩が壁に当たってるなと感じた時、自分の指導の方法を改めたり、解決方法を一緒に考えたりできるようになれたことだと思います。

また、困ってることとかも気軽に話してもらえるように、後輩とは他愛もない話も積極的にしています。最近は韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』の話とか(笑)趣味の話と同じくらい軽い感じで、悩みも言える環境にしたいですね。


負けず嫌いな性格だったこと、仕事を断ったら周囲にどう思われるのか、評価が下がるのでは、と気にしてしまったことで、「できません」の一言がなかなか言えませんでした。

でも、思い切って相談して分かったのは、普段の頑張りを見てくれている上司は「できません」の一言で評価を下げたりなんてしません。何が課題なのか、どうしたら解決できるのか、理解し協力してもらえるのだと感じました。

ただ、入社したての時はなかなか言えないこともありますよね。
その気持ちはすごく分かります。でも、寄り添って話を聞いたり、タスクの分析をしたり解決方法はいくらでもあるので、困っている時は勇気を出して人事や上司に伝えてほしいなと思います。


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