造形教室ギャラリー:::紙粘土ブローチ(こども)
こんにちは、T-BOX造形教室のひらしまゆかです。
1~3月は埼玉県も緊急事態宣言が出ていたので教室もお休みにしていました。4月から再開。お子たちも再開を楽しみにしてくれていたようで、元気ないつもの顔が揃って制作しています。
再開一発目の課題はみんな大好き紙粘土!ブローチと鉛筆立てを並行して作っています。鉛筆立ては自由制作、ブローチにはテーマを「ギフト」と設けました。母の日が近かったため、ブローチ優先で進めました。「ギフト」というテーマ、贈りたい相手を決めて、制作開始です!いつもは自分が作りたいモノを課題に沿って作っていますが、誰かにあげるモノを作ることでいつもとは違う作品が観られるのではという狙いです。
母の日に向けてお母さんのブローチを作る子、単身赴任のお父さんにあげたいとつくる子、兄弟にあげたい子、それぞれに想いのいっぱいこもった作品になりそうです。・・・サプライズにしたいお子もいるので、もし先にこれをご覧になっていても、素知らぬふりでお願いします(笑)。
ブローチ作品、ご覧ください。(まだ全員の掲載になっていません。追記した場合、この記事の冒頭でお知らせいたします。また、ブローチを作っていないお子たちもいます。あらかじめご了承ください。)
◎ユウリくん 中学生
趣味がギターのお母さんへ。三角のアウトラインはギターのピックのイメージです。紙粘土が乾燥した後、丁寧にヤスリをかけ表面を滑らかにしました。誠実な印象の作品です。後日談ですが、自分できちんとラッピングしてお母さんにお渡しできたとのこと。お母さんも職場に持参して自慢したとのことで嬉しそうでした。良いプレゼントができました。
◎チトセちゃん 2年生
お母さんへ。小さなセロテープカッターとハサミです。元気な色合いのポップな作品に仕上がりました。チトセちゃんはいつも創作意欲満タンでやってきて、教室中の材料をチェックしては、こんなものはどうだろう、あんなものはどうだろうと創作のタネを探してくれるので、ガラクタもとい、宝物たちを常備しているコチラも嬉しくなります。それから、ほかの子の作品も良く見ていて「え!!かわいい!すごい!」と良いところをたくさん見つけることができるチトセちゃん。きいろクラスの良きムードメーカーになりつつあります。
◎ホナツちゃん 2年生
お母さんと自分用にふたつお顔のブローチを作りました。素直なアイディアで気持ちの良い作品です。ニッコリしていて最高。絵の具の水の量も最適で丁寧にきれいに塗ることができました。着実に作業を進めるホナツちゃんは手を休めることなく、過去の制作途中の作品にも手を入れて、いつも充実した時間を過ごしています。お片づけについての意識が高く、作業スペースはいつもこざっぱり、教室終わりのお片づけもいつも一番に終わらせています。素晴らしいですよね。
◎テンリくん 4年生
ニューカマーのテンリくん、T-BOX造形教室で初めての作品です。陽気で明るく、こちらもポップな作品になりました。禿げ上がったおじさんをここまでポップにしてくれるとは・・・色使いが明るくて、今後の作品が楽しみです。もうひとつのブローチは某マンガの某キャラクター。余った粘土は自由に作っていいよというと、くるりとひねったアレができていましたが、最終的にはヘビさんになりました。こちらも発色の良い塗りっぷり。並行して作っている鉛筆立ても同様に、陽気な作品になる予感。これから一緒にたくさん作りましょう!
◎リンちゃん 4年生
リンちゃんもT-BOX造形教室をとても楽しみにしているひとり。教室中は黙々と作ります。おうちが刃物を扱うお仕事なのでこんなデザインになりました。このブローチ、ほかのお子たちに比べてひと回り小さめ。でもハサミのカタチをとてもきれいに立体的に起こしていて感心しました。塗りもものすごく丁寧。刃物たちも輝いて感じられますね。グッジョブです!
◎マユちゃん 4年生
マユちゃんといえば、星。今回は星型のブローチの中に地球、太陽、月、星、虹をあしらいました。とにかく完成が速いマユちゃん。迷いなく作りますが、志も高く完成宣言のあとも、先生のアドバイスを聞いて作品を良くしていきます。そのねばりがいい感じで、これからもたくさん作ってほしいなと思っています。
◎ユウスケくん 5年生
鳥さんをあしらったブローチです。鳥さんのくちばしや細い足も粘土でカタチを起こしています。すごい。優しい色使いの絵の具の上に、しっかり解いた濃い絵の具で繊細な表現を頑張りました。入会した頃の豪快な表現も良い味でしたが、最近は繊細な表現もできるようになりました。このまま表現の幅を広げていきたいですね。
◎ユズキちゃん 4年生
ガーベラのブローチです。花びらの一枚一枚のカタチを粘土で起こすことに挑戦。とても苦労していましたが、やり遂げました!手前の花びらと奥の花びらの色に濃淡をつけて立体的にガーベラの花びらが重なり合う様子を表現しています。花びらのスジに奥の花びらの色を使って統一感が出ています。よくがんばりました☆
◎ハルキくん 2年生
新幹線のはやぶさのブローチを作りました。ボディの色とラインをよく見て描きました。サッカーで忙しいハルキくんですが、合間に通ってくれて(T-BOX造形教室は回費制なので通いやすい!)、しっかり作品も進んでいます。はやぶさの窓の色の明度がボディの色と似ていましたが、窓の青を塗り直して、くっきりした作品に仕上がりました。
◎ユナちゃん 5年生
ピアノと愛犬クッキーのブローチです。
ピアノブローチはくっきりした黒と背景の淡い着彩がナイスな明るい作品になりました。背景の色使いがきれいですね。犬のブローチはシンプルでワンコちゃんのかわいさがストレートに伝わってくる作品です。
◎ニナちゃん 1年生
ニナちゃんはこの春入学したばかりの一年生ながら、しっかりと自分の作りたいイメージを持っているニューカマーです。パパへのモンブランと弟くんへのスライムのブローチを作りました。モンブランはPAPAの文字も粘土でカタチを起こしていますね。トップの栗がおいしそうです。スライムは先生のアドバイスを受けて目をくっきり塗り分けられました。弟くんはまだ赤ちゃんなので「ブローチピンはつけない!」とのことで、裏にフェルトを貼っています。気配りのおねえちゃんですね。
◎ルカちゃん 6年生
素敵なブローチがふたつ出来ました!プレゼントを運んでいる鳥さんと、ネコちゃんとうさぎさんが可愛い四つ葉のクローバーのブローチです。先生から筆の細い線の引き方を習ったルカちゃんはすっかりマスターして、表現の幅を広げました!はじめは背景の色に似てしまったうさぎさんの耳も、背景と明度の差をつけてくっきりと表現できました。かわいいですね!
◎ジョウくん 2年生
ジョウくんは毎回、絵の具の使い方が上手で、鮮やかな発色の水加減と濁らないきれいな塗り分けが得意です。花びらの赤が背景の黄緑に映えていますね。心のこもったブローチができました。同時に制作した鉛筆立ても最高なので、お楽しみに。
余った粘土は自由制作!これはアニメのキャラクターかな?中に針金の芯を入れるアドバイスをしたら、アッという間に完成しました。
◎ハヤトくん 6年生
新入会のハヤトくん、鉛筆立てと同様に、絵の具を上手に溶いてきれいに塗り分けています。配色も、彩度と明度を抑えた背景に主役の蛇が映えていい感じです。蛇の目や模様の塗り分けもくっきり見えてとても良いと思います。配色のセンスに期待してしまうなぁ。
◎マナちゃん 5年生
カメが大好きなマナちゃんは自分用にカメ、スイミングの好きな友人にスイミンググッズのブローチができました。実物は写真より優しいクリーム色でした。カメの甲羅の塗り分けがいい感じ。カメの足はブローチとして強度が心配になるところですが、離さずにくっつけてデザインすることでクリアしています。優しい色合いのブローチができました。
◎ミオリちゃん 2年生
ミオリちゃんのT-BOX造形教室での作品第一号です。教室には月1回だけ来ていますが、とっても楽しみにしてくれていて、教室でもとても楽しそうに制作してくれています。初めての作品はくまさんでしょうか。絵の具の溶き方が上手で、鮮やかに塗れていますね。大きくないブローチで筆の細い表現にも挑戦していて丁寧に描いています。足元に草も表現していてくまさんのいる世界を表現していますね。
◎ショウヤくん 4年生
鳥さんのブローチが出来ました。教室にある図鑑を見ながら作りました。粘土でくちばしや目などのカタチを丁寧に起こしています。鳥さんの羽の模様もきれいに追えています。淡い色で全体を塗って、しっかり乾いてから濃い絵の具で細かい描写をするという順番もばっちり。爽やかな作品になりました。
◎マサトモくん 5年生
ドーナツのお仕事をしているお父さんと、勉強を頑張っているお兄ちゃんへのギフトとして制作しました。今年から金曜クラスから土曜のみどりクラスに変わったマサトモくん。落ち着いた雰囲気のみどりクラスで黙々と作ってみたら、しっかりと丁寧に仕上げてくれました!筆の細い線の表現もがんばりました。教室にはお兄ちゃんと一緒に通っていて、お兄ちゃんと同じ空間でのナイショの制作でしたが、サプライズはうまくいったでしょうか・・・。
◎リョウタくん 中学生
中学生になったリョウタくん。彼は小学校高学年でT-BOXにやってきたときには既に器用にものづくりをする経験値が高く、見ていると、この水芭蕉のブローチもひょいひょいと作りたい花のカタチができてしまします。ブローチにするノウハウを伝えるとすぐに修正、完成。そして残りの時間を武器づくりに費やすのです。いまは連射できるゴム鉄砲を試行錯誤して制作している模様。荒削りですが、作りたいモノを自分のノウハウでなんとかカタチにしちゃうチカラは感心するところです。
◎ナナカちゃん 中学生
お母さんの好きなモンブランをモチーフにブローチを作りました。モンブランらしさの肝はやはり細く絞りだされたペーストのお山ですが、中学生らしくしっかりと表現されています。制作中は細くひねった粘土が完成した時に壊れやすくならないかなぁと心配していましたが、そのあたりもきっちり仕上げてきています。ペーストのひとつひとつにも陰影をつけていて、シンプルながらも見応えのある作品になりました。おいしそうです。
紙粘土のブローチを受け取ったら・・・。
ブローチはベースとなる木の板をひと回り小さく作り、こんなふうに粘土を盛り付けて作っています。表現の幅が広く、お子たちも使い慣れているので今回は紙粘土でギフトを表現してもらいました。一応強度に配慮して作った作品たちですが、なにぶん、紙粘土です。もしお手元にブローチが届きましたら、どうぞ優しく扱ってあげてください。
◎課題サンプル(ゆか先生)
今回も課題に先行してサンプルを私が作りました。紙粘土のブローチなので、壊れないような気配りをしながらカタチをつくりました。粘土でやっておくべき表現、後から絵の具でできる表現を分けて考える必要のある課題でお子たちには少し難しかったと思います。「ギフト」というテーマを設けたことでブローチに贈りたい気持ちがこもって、普段の作品とひと味違うアイディアが観られることもありました。相手を思い浮かべてこそのカタチ、少し垣間見たように思います。私も作っていてとても楽しく、不意に鳥さんがしっぽに降り立ってくれてかわいく仕上がりました。