正義感の押し付けほど迷惑なものはない。という持論です。

私がメインの仕事にしているのは薬事コンサルです。
個人事業として完全に一人でやっています。たまに下請けしたいという方がきてくださいますが…今のところは一人でやれる範囲を受注しています。

美容健康にまつわる商材の広告では、薬機法や景表法といった法律により広告できる内容に規制があります。

その規制や違反事例を正しく理解し、広告作成をするお手伝いをしています。

クライアントは、メーカー・広告代理店・メディアなどなど・・・
企業から個人まで幅広いです。

美容健康と一括りにしても、化粧品やお薬のように薬機法で直接的に規制されるものもあれば

健康食品や雑貨のように一定のラインを超えたときに薬機法に抵触するものもあるし

美容健康という枠組みの中には施術の絡む業界もあり、そちらも薬機法が関連するタイミングがあったり。はたまた、医療法やあはき法といった全く別の法律が絡んできたりするためです。

あれこれ対応しているうちに、球技全般いけまーす！みたいになってしまい、サッカーの日もあれば、バスケ日もあり、てんやわんやな毎日です。

少年漫画なら、とっくに干されていることでしょう

クライアントの価値感も色々です。
薬機法などへの法律対応の価値感をまろやかに表現すると・・・

速度制限をきちんと守って運転したいホワイト派

速度制限きっちりではあまりに遅い。
多少流れに乗った運転がしたいオフホワイト派

アクセルを踏みつブレーキをきかせるところはきかせたいグレー派

アクセルベタ踏みで、目的地に最短距離で到着希望ワイスピ系グレー派

色んな方がいらっしゃいます。企業の成長段階によっても考え方が変化していきます。

それ自体は全然よくて。
私は、この価値感に干渉することはしていません。

自分の役目は、あくまで法令やガイドラインの知識と事例をお伝えして、企業の判断の手助けをすることです。

そこに恣意が混じっては客観性に欠けるし、クライアントごとの希望に合わせた働きができることに価値を感じていただいているので…個人的は主観は排除するのがいいと思っています。

とは言え、私も人間なので、一定のラインを超える仕事は受けないようにしています。暗黒案件に突っ込む気はありません。

扱っているのが「法律」などの規制だと、どうしても「守ってくださいね」というスタンスのように捉えられてしまうこともあるのですが、そこに関与する気はないです。

法定速度きっちりタイプも、ドミニクも、対応します。

薬事と向き合ってること自体がすごいと思っているくらいです。面倒なはずだから。

ＡＩによる簡易チェックもあるし、言葉だけすり替えれば審査は通る。
そういう考えであれば薬事の知識までは不要なはずです。

単純な言葉の言い換えだけではどうにもならん。でもどこからがブラック（違法）でどこまでがグレー（違法ではないが不適切）かがわからない！
わからない！では無責任だからきちんとやりたい！！という方に対して、クリエイティブの工夫を提案したり事例を伝えています。

放置したままの人だってたくさんいるのに。
きちんと考えていて凄いなと思います。

企業の持つ価値感に併せて対応します。
これを言うと安心してくださる方が多く、noteにしておくことにしました。
怒られると思ってたんですかね。そんな資格、私にはありません！

運転するのは企業、私はナビゲーションとしてサポートしていきます。
もし何かお困りのことがあればお気軽に問い合わせください。

（noteからもできる？みたいです）

ひらさこ