社会を気にしなければ新曲は出来るのです
一昨日、「才能が欲しい」
などと書き散らかし、
後半、結局帰ってやらなきゃいけない
課した作業をこなす。
天井に断熱材をはめ込む作業。
そのためには
散らかった部屋を片付けなければならず
また後回しにしようとするが、
寒い、今、やらないで
いつやるんだ?
と、貧乏性根性で掃除をする。
あれやこれや片付けてると、
3年前に、我が家でワークショップをした
作りかけの麦わら帽子が、
相変わらず落ち着き先が見つからないまま
放置されている。
「やらなきゃ!」
と、また思い、
3年ぶりに作業を開始する。
断熱材が遠くなる・・・。
麦わら帽子を編み出すと、
意外と先日記した
韓国語の勉強ができることを知る。
手先を動かすだけの作業なので
覚えようと頑張っている
韓国語に翻訳した歌詞を
何度も諳んじることができるのだ。
韓国語はなんとか進めることができたけど
ドラムセットには近づけないまま
1日が過ぎる。
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年に数回、ツアーのライブ活動を行っている
10年来の付き合いのバンド
「風の音楽家」がある。
ピアノ、馬頭琴&ホーミー、
そして僕がタイコを叩いて歌う。
マイク等の音響を使わない
生音バンドだ。
このバンドで、
セッションやら
ピアノの重松さんから送られてきた
ピアノのインストなどから
詩を紡いで
何曲かのオリジナル曲がある。
「しばらく新曲が出来てないけど
馬頭琴の岡林さんが歌う曲も欲しいよね」
そんな会話を、
ここ数回、会う度に
交わしてた。
今年に入って、
風呂につかりながら
なんとなくハナウタでできた唄を
グループチャットに送ったら
「具体的な情景描写が欲しい」
とかの注文が入り、放置。
そして先日、
ピアノの録音がチャットに送られてきていた。
開いてなかった。
忙しいんだもん!
とは、
今、春のツアーのフライヤーを
一生懸命作ってくれている重松さんには
とてもじゃないけど言えないけど・・。
ライブ会場の交渉も
僕は二人に任せっきりだ。
まぁ、こんな僕だから、
音楽活動やら、社会活動、
「仕事」が無くて
寂しがったりするのだけど、
スケジュール交渉ができないのだから
自業自得だよな。
とも思っている。
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こんな僕が
ついつい、チャットから送られた
音声を開いてしまった。
ピアノの音と
「月が満ちる」と言うキーワードと
岡林さんが酔っ払って
夜道を歩いている姿を想像し、
一気に詩が舞い降りてくる。
奥さんからの
今日の予定、明日の予定、
今後の予定の
コミュニケーションがうざい。
部屋に引きこもって
ウクレレで音を探しながら
作詞、作曲する。
2〜3時間費やしてしまった。
でも、一気にやってしまわないと
その時「単純なメロディだなぁ」
と思っていても、
意外とすぐに
忘れてしまうんだ。
録音して
グループチャットに送る。
心ない(あるか(笑))ダメ出しが
気軽に返ってくる。
もう読まない。
しばらくは読まない。
適当につくったくせに
その瞬間は「これしかない!」
と思って完成させたのだから。
「もうちょっと濃縮した歌詞を」
とのことだった。
まぁ、そうかもね。
ここから削っていくが好いかもね。
また少し、放置しておこう。
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尊敬する、バンド仲間の
馬頭琴奏者の岡林さんが
歌うイメージで創った詩がこれ!
著作権、僕だから、いいよね?
まぁ、こんな詩が出来たんですよ。
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僕は最近、
新曲を創る意欲がない。
新曲なんて、
インスピレーションがあれば
いくらでも創れる。
久しぶりにやった
この作業は
楽しかったよ。
「まだバク転できるんだな・・・」
って確かめた感じ♪。
でも、
今は、
新曲はいいんだ。
たくさん詩があるんだ。
それを歌って、
日々、現していきたい。
そして、
僕が歌う詩なんて
どれも同じこと
唄ってるんだ。
それを「ひと言」では
言い切れないから。
大きな「ひとつの言」。
ひと言では言えないから
詩を唄うんだ。
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「才能が欲しい」
とか言っておいて、
こんなことができるのも
ひとつの「才能」と呼ばれても
構わないことだとは思う。
でも、
発揮させる機会のない才能は
だんだん、抑圧、もしくは
収縮してしまう。
歩かなければ
歩く能力も衰えるし、
歌わなければ
唄う能力も衰える。
歩くために歩くんだったら
歩けばいい。
いつも車で行き交う道を
何日もかけて歩けばいい。
その間に
社会は変容し、
自分も、少年、青年、中年、老年へと
舞台は変わってゆく。
それでも
ノロマが走っている。
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今日もツイキャスライブ
15時から行います。
スケジュールを決めないと、
提出期限を決めないと、
誰にも提出しないまま
存在が
なかったことになってしまうんじゃないかと
不安だ。
存在が
在ることを確かめる。
「僕」で確かめる。
「僕」を映した「君」で確かめる。
必要なんだな。
「僕」だけじゃダメなんだ。
でも、
誰もいなくても
することが
僕の人生なんだ。
僕が「僕」で触れると
必ず誰かがそこにいるんだ。
僕はお気に入りの
「僕」でいる必要があるんだ。
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こんな巻末に
ライブのお知らせするのは
文章力の無さを露呈してしまうけど、
こんな僕でよかったら、
「風の音楽家」で春、
広島から名古屋まで巡ります。
そして、3/20はピアノの重松さんが抜けて、
馬頭琴の岡林さんとデュオで
奈良の「ほっこり村」さんで。
あとは、
僕一人に戻って、
3/30に西千葉の「平凡」さんへ。
九州から帰省します。
韓国行くのは5月のGW明けにしようと考え、
友人数人に連絡とっています。
スケジュール、しっかり立てないと、
あっという間に月日が流れてしまうよね。
人生が過ぎていくよ。
才能が欲しい・・・
というか、
才能を生かしたい。
そんな壁を前に
けっこう長いこと
佇んでます。