本当にやらなきゃいけないことってやるんだ
Z世代だとか、
最近の若い社会に出た人は
就職しても仕事が続かない。
すぐに転職を考える。
みたいな記事を
よく目にする。
就職もしたことのない
50近くの、
ロストジェネレーションのおっさんが、
何の足しになるわけでもなく
ぼんやりと外野から想うだけなのだが・・・
仕事にやりがいが持てずに、
そのやりがいのない仕事の時間で
貴重な人生の大半の時間を使うんだったら
まったくもったいない時間の使い方だと
想う。
それが何かの役に立つ
イメージがあるんだったら
がんばれることでしょう。
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「ねばならぬ」って
とても力を奪うものだよな・・・。
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千葉市の田舎方面にある
僕の実家から、
サイクリング道路を下って、
スーツ着て、自転車漕いで、
のどかな田園風景から一変、
聳え立つ幕張新都心に
足を運んでいた。
職業訓練学校。
ただ月、10万ほどの
給付金が目当てで、
友人の友人が運営する
ビジネススキル訓練学校みたいな
胡散臭い会社に
数ヶ月通った。
wordの使い方を覚え、
自由なレポートが課題となり、
僕はずっと考えていた
「波動」とは・・・
ってことをネットで色々勉強しながら
仮説を検証した。
もしかしたら、
鼓膜が震えるくらいの空気の振動が
「音」と聞こえて、
どんどん周波数が低くなると、
その波動は「物質」に変わるんじゃないだろうか?
だって、重低音になると、
聴覚よりも触覚で感じるし、
もっと低い波動が物質。
その「物質」の命の終わり。
これも一つの「波動」ではないだろうか?
転じて「高周波」。
これはやがて「光」になって、
「視覚」で感じる波動になるんじゃないか?
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などと研究して、
先生にストップをかけられた。
僕も、
まぁいいや。となった。
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「ねばならぬ」って
とても力を奪うものだよな・・・。
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そんなことを思いながら
通っていた学校が終わり、
その学校の会社が、
4月から
「ニートや引きこもりの自立就労支援」の
施設の運営をすることになって、
僕を教師みたいな立場で
バカみたいな薄給で、
やってみないか?
と誘われた。
そんな準備期間の3月に
東日本大震災があった。
原発が爆発した。
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だから2011年は
多分、ずっと引っかかっていた
見て見ぬ振りをしない
勇敢で心優しいボランティアの人に
なってみる年だったんだな。
暇だった3月、
いや、やりたいことを今のうちにやろう。
と、
実家でレコーディングしてた時、
世界が一変した。
「やりたいこと」どころじゃない。
出来ることをやらなくちゃ!
お寺関係で知り合った友人が
石巻へ行くというので
僕も支援物資を積んで同乗した。
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そして、あれやこれやと働いて
思ったんだ。
「本当にやらなきゃいけないことって
やるんだな・・・」
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今まで
なんか、よくわからないまま
「そういうもの」
と言われ、
納得いってないけど
「そういうもの」
と自分に言い聞かせて
「ねばならぬ」ってことを
やってきた。
それは
全然わかってなかった。
政治家の先生は
頭が良いから、
僕には難しくてよくわからないや。
って思ってたのは
彼ら自身が嘘の上塗りで
辻褄が合わなくなってただけだったんだ。
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僕は、
思ったことしか
わからない。
本当に「やるべき」と
思ったことは
必ずやる。
安心していいよ。
そう思った。
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東北の町が復興しだすと
一番先に華やかさを放っていた光は
「パチンコ屋」だった。
被災地でコンサートを企画して、
誰も来なくて、
「今日は何かあったのかい?」
と聞くおじちゃん、おばちゃんは
パチンコ帰りだった。
「やるべき」ことが
迷走し始めたので
僕は「ボランティアの人」を辞めた。
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ニート引きこもりの自立就労支援も、
「問題」を創ることに依存して
仕事を得られる社会構造を感じ、
やるべきことがわからなくなった。
彼ら引きこもりから、
ようやく脱して、施設にやってきて、
また閉鎖された社会へ放り込むなんて、
僕のやるべき「支援」ではなかった。
「知ったこっちゃない」
僕は、僕自身が望むように生きないと
彼らに示しが付かない。
と、想った。
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「やるべきこと」は
やっているから大丈夫。
「やるべき」と
本当に自分自身で想ったことは、
やらなきゃ、気持ち悪いし、
やったら、気持ちいいでしょ?
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今、「在るべき社会」に
生きているとは
到底想えない。
僕自身を「在るべき姿」で
生きると、
「生きづらさ」みたいな
差異で感じることが出来る。
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「仕事」なんだかよくわからないけど、
いろんな頼まれ事に応えていたら、
日々が忙しくよくまわる。
音楽の仕事が嬉しい。
とか言っても、
頼まれることに応えることばかりで
日々が過ぎてゆくと、
なんで生きてるのかわからなくなる。
「やりたいこと」があり、
その時、その時に
「やるべきこと」が芽生える。
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今晩、神楽を終えて帰ってきた。
一応、隣り町の神楽社に所属している。
10年・・・
興味はあった。
そこで僕は仕事をこなす。
出来ること、お手伝いをしている。
情熱と才気のある若者の
邪魔をしないように気をつけている。
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明日は、
博多天神の路上へ行こう。
車で3時間かけて行こう。
楽の練習は断った。
誰にも必要とされていない
街の路上へ行って歌おう。
タイコ叩いて
大きな声で歌おう。
道すがら、
どこかでライブ配信もしよう。
15時予定です。
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結びます。
寝よう。