大切なもの
お金が入ってくれば、
今の時代、
もちろんいろんなことが
出来るようになる。
それは、
やらせてもらいたいいろんなことに
様々なお金を支払う必要性があるから。
というのも、
何か、自分がアクションを起こすためには
利用させてもらう様々なことに対して、
お金を請求してくる人がいるから。
その一つひとつのことに
お金を支払わなくてもいいことになったら
どうだろう?
僕だけがそういう立場になるとか、
世の中みんながそうなるとか。
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とりあえず、
僕が世の中に対して
お金を払わなくても
やりたいことをさせてもらえる立場に
なったとしよう。
どこかのボンボン、王子様みたいに。
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電車に乗るのも、
飛行機に乗るのも、
水を飲むのも、
美味しいご飯を食べるのも無料。
学びたいスキルを学ぶのも無料、
友達も、恋人も無料。
病気になって医者にかかるのも無料、
結婚式も無料、
葬儀も、お墓も無料。
そうそう、
住む家も無料だし、
電気水道ガス、家財道具も無料だ。
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僕自身にお金が入らなくても、
周りの人は
僕にサービスしてくれることになる。
誰か(王様?)が、
肩代わりして、王子のために働く人達に
賃金を支払うのかな?
または
賃金を誰かが払ってくれたら
みんな、大丈夫なのかな?
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王子の僕が、
本当は支払うべき金額は
いくらくらいなんだろう?
電車、飛行機の運賃は?
水はいくら?
美味しいご飯にはいくら払う?
学びたいスキルを学ぶのに
誰にいくら払うべき?
友達、恋人はいくら払えば
なってくれるかな?
病気になって、
医者に治してもらうのに
いくら払う?
本当に治してくれる?
体を治すのは、結局、
僕自身の自己治癒力だとは想うんだけど、
その薬、効くんだったら買おうかな・・・。
結婚式にいくら誰に払おうか?
葬儀も、お墓も・・・
お金の問題か?
大家さんにいくら払うべきで、
払った固定資産税は何に運用される?
電気水道ガス代は、
何のために必要?
インフラ管理の従業員、
配管作る鉄工所に払う?
原材料費の鉄鉱石を所有者から
譲ってもらうために
いくら払う?
家財道具に払ったお金は、
誰の手に届く?
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お金が入ってくれば、
そのお金を、
いろんな人に回すことが出来る。
とりわけ、好意のある人に。
または自分を心地好くしてくれる人に。
望んだ流れを
生み易くなるかもしれない。
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でも、
お金があったら、
今のこの有り難い境地に
辿り着けたかしら?
お金で出逢いは買えないし、
お金で買った出逢いは、
やっぱり、
金の切れ目が縁の切れ目に
なってしまうよね?
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それなのになぜ、
僕ら大人は、
金銭のコミュニケーションを
重要視するのだろう?
「とは言っても、
お金は必要でしょ?」
って。
いやいやいいっすよ、お金なんて。
そうですか?
じゃ、このお金は有効に使わせてもらいます!
って。
そりゃ、
交通費とか、ガソリン代とか、
かかるもんね。
収入は必要だよね?
でも、
交通費とか、ガソリン代って、
なんで払わなければならないの?
そこに携わる人達の
生活費、財産へと流れるんだよね?
アラブの油田関係者も含めてね。
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「とは言っても、
お金は必要でしょ?」って、
渡してくれる人がいたらいいよ。
必要な分だけ渡してくれる人がいたら。
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自分の人生に於いて、
自分が生きるこの世の中に於いて、
「大切と思われること」を
しているんだけど、
お金を渡してくれる人がいなかったら、
それは「間違い」
ってことになるのかな?
その前に
「間違い」って
存在しちゃいけないのかな?
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お金をあまり受け取れない人は
もう少し、お金を渡してくれる人のことを
ちゃんと考えて、
少しでも多く受け取れる手段を
考えましょう。
「大切なもの」は
持っててもいいから、
少しでも多く受け取れる手段を
考えましょう。
そうしなければ
「大切なもの」さえ、
維持できなくなりますよ。
なんせ、
この世の中には
お金が必要なんだから。
・・・なんてね。
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「大切なもの」を
大切に出来たらいいね。
「大切なもの」を
大切に出来ない世の中に
どのくらい価値があるものなのか。
「大切なもの」の維持費は
いくらですか?
「大切なもの」は
いくら払えば買えて、
いくら払えば、
あなたは「大切なもの」を
保つことが出来ますか?
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「大切なもの」を
大切に出来ているのなら、
それを失わせず、
生かし続けることで拓かれてゆく人生に
乗って歩むとよかろう。
そうすればお金もついて来る。とか、
出逢いに恵まれる。とか、
そんなセリフも最近は薄っぺらく感じる。
「大切なもの」の価値の証拠を
他の何かに預けないで。
「大切なもの」に
価値があるのだから、
そこに合わせ、付合する世の中が現れる。
「大切なもの」を
唯々お互いに
大切にしていこう。
もうすぐ、現れるから。