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福岡という街でLIVEするということ

LIVEというものは
聴衆がいてくれて
初めて成り立つものである。

「有り難い」
という言葉を
あらためて、
初めて気付いたように
噛み締める。

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それは高校生の時、
周りのあちこちで
「彼氏」「彼女」という
存在を認知し始めた時、

「自分が好きな人が
自分を好いてくれてたりするなんて
奇跡だな・・・」

と、独り思っていた感覚。

あの感覚こそ「有り難いこと」
なんだと今、回想する。

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そんな「有り難いこと」が
「有る」奇跡。

デフォルトとしては
「有り難いこと」って
「無い」んだろうな。

だって、
なかなか無いって
「有り難い」ってことでしょ?

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そんなことを考えながら、
年に何回か、
この12年、
この大分の田舎に移住した最初の頃は、
月1回とかを目指していたけど、
だんだん回数が減りながらも、
博多天神の街中へ
路上演奏をしに
行っている。

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「有り難いこと」が
無くても、
やり続けることって
「有り難いこと」なのかな・・・
って思う。

******

「ありがとうございました」と、
誰も聴いていない聴衆に向かって
頭を下げる。

それを「下積み」などと呼んでいたら
下積みのまま人生が終わってしまうよ(笑)。

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「いつか必ず夢は叶うよ」
などと、歌えない人になっている。

歌わなかったから
叶わなかったのかもしれないね。

叶わなかった夢を背に、
今日も1日を暮らす。

「有り難いことって
なかなか無いよね」

そんなことを感じながら

「有り難いなぁ・・」と
しみじみ言ってごらん。

そんな現実を生きています。

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こんな、
街へ行っても、
独りで過ごす
路上の空気感しか
馴染みのない僕が、
福岡市内の室見という
町の喫茶店で
「LIVEをする」
なんて決めちゃったもんだから
今更ながら「どうしよう・・・」
って焦ってます。

僕が出来る集客のアプローチは
天神の路上へ行って
路上ライブやって宣伝するくらいしか・・。

いや、それは散々
「有り難いことだ」
と、自覚しているはずなのに
それ以外、出来ることが
思いつかない。

******

週2回、
ツイキャスでライブ配信してるけど、
これもコンスタントに見にきてくれるのは
2人。

******

現在、その福岡の喫茶店に入っている予約も
昼2名、夜2名らしい。

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武道館までの道のりは遠い(笑)。

こんな「自分」をやって、
聴いてくれる人がゼロではない
ということが
本当に奇跡。
「有り難いこと」である。

******

そもそも、
大衆(大きな衆)に支持されるためには
今の僕みたいなキャラは
絶対NGだろうし、
売れるためのアプローチも
わかんないけど、
きっと勘違いも甚だしいんだろう。

こんな現実を
こうして吐露することも
間違っているんだと思う。

もっと実績を書いて、
支持してくれている皆様に向けて
感謝の気持ちを
述べ続けるべきである。

と。

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有り難いことが在る。

有り難い現実にいる。

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「僕の好きな人が、
僕を好きだったりしたらいいな。
ははは・・そんな有り難いこと
なんて無いよな」

そんなつぶやきと共に過ごした高校時代。

有り難いことは
なかなか無く、

押したり、引いたり、
逃げたり、ぶつかったり・・・。

経験値の少ない人生が
劣等感だったけど、
これも唯一の人生だ。

と、思えるようになった。

有り難いこともあって、
今はパートナーと子ども2人。
幸せに暮らしている。

******

いろいろ容易く手に入れたように見える
友人、知人、有名人も、
いろいろ失って、
そしてまた同じく、
かけがえのない「今」を手にしている。

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有り難い。有り難い。
と、
歯を食いしばり、
求め、抵抗していた日々が
嘘のように晴れて、
当たり前の現実として
現れている実りに
ふと、驚くこともある。

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どこへ行っても
僕の詩を聴いてくれる人が
こんなにもたくさんいたんだ!

って現実は
まだまだ先の話かもしれない。

でも、
そんなふうに成れた暁には、
卑屈になった「僕」のような人の心を
優しく溶かして、
「本当の処」へ導けるような、
そんな人になっていたいな♪

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3ヶ月ほど、
地元の大分中津から
ほとんど出ない日々が続いたけど、
来週の福岡の後、

12月は
千葉、奈良、京都。
僕の実家や奥さんの実家への
帰省と共に、
いくつかLIVEする機会もいただきました。

またもし、
関東、関西、九州、
僕の行く近隣で、
LIVE演奏の機会がいただけましたら、
よかったら声かけてください。

「武道館」とか言ったけど、
本当は全然目指していません(笑)。

マイクとか、高い舞台は要りません。
要らないくらいの規模の方が好きです。

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ウクレレ平魚泳
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