なにもかもが在る
失って 現れる
見えていたものが
あらわになって
洗われて流れてく
何もなかったように
みんな夢だったように
在る
あまりにも
あるがまま
在ることも忘れ
有り難くなって
「ありがとう」と言ってみる
みんな嘘だったように
何もなかったように
在る
別れは突然
現れる
悲しみと突然
出逢う
知らんぷりは
もう出来なかった
知ってしまったからには
在る
失って 現れる
朧げに見えてきたものが
あらわになって
浮かんで洗われて流れて消えた
みんな嘘だったように
何も無かったように
みんな夢だったように
何も無かったように
在る
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昨日、近所のお寺で
上映会があって、
午前午後の2本立てで
観てきました。
1/4の奇跡を配給している
ハートオブミラクルさんの
「天から見れば」と
「愛でいけるやん」。
僕自身の人生が豊かになるような、
僕の人生に、
僕が生きる世界で、起きた出来事が、
僕の人生に滲み入るような、
そんな1日だった。
2つの映画で、同じ言葉を紡いでいた。
それは僕の言葉であり、
僕の身近でいつも聞く言葉だった。
両腕を失った絵描きさん
南正文氏を映して、
僕は創りかけの詩を、
いつも感じてるそれを、
とらえて描こうとしていたそれを、
映画の中で観た。
感想なのか、
映画のあらすじなのか、
誰かの言っていたセリフなのか、
わからない。
ただ作りかけの詩が
映画の中に現れたのだ。
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去年の夏はすべて
この1日に詰まっていた。
まだ暗い朝、早起きして、
ただどこかへ行きたい
ぼんやりとした想いで車を走らせ、
気がつけば中津の海岸にいた。
あたりが少しだけ明るくなってきた頃、
この幸せをどうにかしたくて
歌を歌うことにした。
こんな時に歌いたい1曲は・・・
フィッシュマンズの「新しい人」だ!
ネットでコードを探して、何度も歌う。
こなれてきたら動画に収める。
だんだんと明るくなる世界。
瞬く間に風景が変わってゆく。
「なんにもない なんにもない」
これだけを歌っている詩だ。
そしてこの2019年のほんの一瞬の朝が、
まったく何も無かった独りぼっちの朝が、
2019年の、僕の人生の
夏の印象を決定づける1日になってしまった。
今年も早起きして、
同じことを求めようと考えるが、
どうもテンションが上がらない。
あのときはあのときにしかなかった。
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「なんにもない・・・
すべてが在った・・・。」
この二言を、数日前に書き記していた。
そしてこの映画に
この書きかけの詩が
歌われていた。
両腕を失い、
すべてを失った想いの先に在ったものは・・。
そこにある
すべての現実が
見せてくれている。
腕を失くし、
師を亡くし、
現れるものは・・・。
出遭ったのは「僕」である。
ここに僕がいる。
今、書き留めた詩を
歌い込んでいます。
僕の人生に現れるように。
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プラス、オリジナル曲たちの
宣伝もさせてください。
こちらもよかったら聴いてください。
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