木ん家

ドとソとラ

なかなか音感が身につかなくて苦労しました。

数万人に一人と言われる絶対音感の持ち主が
なんでこんなに身の回りにいるんだろう?
あやしいなぁ・・・

そんなことを思いながら学んできました。

まるで言葉のように音を感じたい。
視覚のように聴覚を養いたい

潜在的に誰でも持っている感性を生かしきれてない。
もっと幼い頃から音楽に触れていたかったなぁ・・・。

そんなことを言っていても今さらなので、
大人になって、黙々と音楽に触れる日々を過ごしました。
先日、誰かの狂ったチューニングのウクレレを適当に気持ちよく合わせたら
あとでチューナーで合わせたらほぼ合っていた。
あぁ、ようやくここまでになれたんだなぁ・・としみじみしました。


そんな音と仲良くなるコツを、僕なりに話そうと思います。

絶対音感を身につけるより、相対音感を身につける方が
音を味わう上で本物だと思います。

なぜなら絶対音感とは「この音は何Hzです。1秒間に鼓膜が何回揺れました」というもの。
響き合いを感じる能力ではないから。

相対音感とは、音に含まれる倍音を意識してハーモニー(共鳴)からメロディ(旋律)を紡いでいけるから。

ドとソの関係は前記したとおりです。

音の関係を身につけるのに、僕が見つけた苦肉のコツは、
馴染みのあるメロディの部分で覚えること

どういうことかと言いますと、
「きらきら星」はきっと誰でもメロディをドレミで歌えますよね?

「どーどーそーそーらーらーそー」

ここです!

「どーどーそーそー」
ここです!

これがドとソ(高いソ)のメロディです。


次は低いソとドのメロディ。
「アメージンググレイス」の始まり、
「We wish your merry christmas」、
「くれ〜なずむ〜まちの〜(贈る言葉)」、
「たった たたたた(ここね♪) う〜マンボ!」とか。

とにかくたくさんあります。

気にしてみるとどんどん音と親しくなれて、
そりゃ、ドとソは協和した響きの音だから基本だよなぁ、
と気づくわけです。


そんな馴染みのメロディでドレミを紐解いてみようと思います。
では、もうひとつだけ。

ドとラについて。

これはパッとそんなに出てこないんだけど、
「あ〜あ〜 川の流れのように〜」美空ひばりさんの黄金のメロディ。
「あ〜あ〜 果てしない」クリスタルキングの「大都会」でしたっけ?

大きく「あ〜あ〜」と歌い上げるときの「あ〜あ〜」がドとラの距離関係なんですね!「ド〜ラ〜」

でも、じつはこれは間違いで、ほんとうは「ソ〜ミ〜」なんです。
ハ長調、C調、白鍵だけの調に於いては。

これはCの和音(ドミソ)を鳴らしているときのメロディで、
ソ〜(ド)〜ミ〜という感じでドはベースにありつつのソ〜ミ〜なんです。
歌を完結する音を鳴らしてみると解りやすいです。

ソ〜ミ〜〜〜〜ド〜
という感じでドに落ち着きませんか?

これがド〜ラ〜だったら?

ド〜ラ〜〜〜〜ファ〜。
そうなんです!
ドとラのメロディやハーモニーが出てきたら、
そこに必ずファが隠れているのです。

だからドとラが出てきたら
だいたいコードはF。調はへ長調、F調、シの音を鳴らすとしたら♭を付ける。

*********************

こんな風に音の感覚が広がっていきます。
ドとソとラとミ。
どんな性格かを知って、親しんでいければ
どんどん豊かになっていけますね♪

そしてこれらの音の関係をいろんな視点で展開させるのが
和音、コードの味わい方です。

こんなかんじで他の音の紹介もしていけたらと思います。

また書きますね。


うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。