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弱いもの達がさらに弱いものを叩く

息子が、
4年生になったらサッカークラブに入る。
と言っている。

僕は最初、
経験として好いかもしれない。
と思った。

でも、
先日、同じ学校の親でもある友達から
「けっこう昭和な体育会系」とか
「でも成長するよ」とか、
「親もそうだけど、
子どももそれなりの覚悟がないと
キビシイかもしれない」と聞いて、
ちょっと尻込みしてしまっている。

休む時は必ず本人が電話しなくてはならない。
それは素晴らしい!
親だとついつい甘やかしちゃうもんね。
と、一般常識的に喜んだ僕自身が
すでに3S政策のプロパガンダに
飲み込まれているのではないか?

その「立派」で、「ちゃんと」していて、
「自立」へ踏み出す一歩。
と考えられている考えで
享受して利益の出る立場ならいい。

でも、
「正しいこと」など流動的で
移り変わるもの。
と、歴史を知って救われている。

そんな僕に
世界に檻を創る「正しさ」に
加担させるのか?息苦しさがある。

弱い者達が夕暮れ、
さらに弱いものを叩く。

ブルーハーツ / トレイントレイン

こんな現実創造に加担する怖さを
感じている。

*******

これは、
「大人」として生きている
周りの人たちには
相談できない気持ちである。

このnoteも
様々な社会交流で繋がっているfacebook
とかには
あまり読まれたくない内容だ。

僕らは
「ちゃん」としないと
生きれないと思っている。

「ちゃん」とできたら
ちゃんとした「自立」した
社会生活を営めると思っている。

「ちゃん」て何だ?

周りの同世代は
ちゃんと働いている。

ちゃんと稼いで、
家族を養わなければいけないんだから
大変だ。

四の五の言ってられない。
自立するためには
働かなければいけない。

ちゃんとお金を稼いで、
ちゃんと自立して、
社会に認められた「お金」を得て、
使って、
社会に養ってもらわなければ
ならない・・・。

弱い者達が夕暮れ、
さらに弱いものを叩く。

ブルーハーツ / トレイントレイン

本当の声を聞かせておくれ。
お前ら。
俺・・・。

俺は家庭を持っているのに
「自立」できていない。

老人ホームに入った
親の金に頼っている。

ちゃんとしなくちゃ!
夢を諦めるか、
ちゃんと好きなことで
飯が食っていけるように
稼げるようにならなくちゃ!

そんなプレッシャーの中
ずっと生きてきた。

ちゃんと音楽で
稼いで自立している友人は
たくさんいる。

僕も、ようやく
「ウクレレを教える」
という立場で
お金を頂きやすい立場を
見つけた。

でも、
儘ならない世の中。
しばらく教えても、
ある程度のところでみんな
辞めていかれるし、
囲い込むようにモチベーションを
あげるための企画上げて
社会参与して産業化させるような
経営者みたいな性質は
タイプとして無理を感じたし、
そんなにアピールを頑張れなかった。

やりたいことではなかった。

求められ得ることではあっても
「求め」がないのに
「求め」を求めて
求めていられるほど
頑張れなかった。

楽曲を創作することは出来る。
描きたいイメージを具現化するためなら
出来なかった楽器を
一生懸命練習することが出来る。

もっともっと
夢中になれる力を
求めることは出来る。

******

そんな、
社会不適合者の戯言です。

******

サッカーは
どうもキラキラしているイメージがある。

学校の中で堂々としている。

モテる。

誇らしい。

強い。

******

週に何度か、
小学校に隣接している
学童のおじちゃんとして
働いているのだが、
グランドを大きく使って
サッカーをする高学年の子達とは
どうも距離がある。

僕は大体、低学年の
ちょっと除け者にされてしまいがちな
子達の、格好の的になる。

接してみたら、
その子にも問題があるのが
よくわかる。

鬼ごっこをしても、
鬼になったら泣いてしまったり、
ボールもバットも
ろくに使えないのに
サッカーや野球をしたがったり。

めんどくさい奴だと思う。

僕(おじさん)を独占して、
他に遊びたがる子達を排除する。

大人数で遊ぶと
排除されてしまうからね。

・・・これも
僕の相互依存なのかな?

********

学童で働く
大人の男の人は少ない。
みんなちゃんと働いているから
こんな中途半端な労働時間の
賃金の安い仕事は
出来ないのだろう。

*******

みんな、誇らしい仕事に就きたいと
思ってる。

みんな、誇らしく思える仕事に
就きたいと思っている。

内容は、一人ひとり違えども
誇らしくなれる仕事をしたいと思っている。

「誇り」とは何だ?

弱い者達が夕暮れ、
さらに弱いものを叩く。

ブルーハーツ / トレイントレイン

社会の重圧に屈服した
妥協の産物には
なっていませんか?

******

サッカーをするのは好きだけど、
(小中とやっていた)
あのメジャーな立ち位置の仲間、
主従関係が・・・・
やっぱり挫折したからかな?

少し怖い。

それを大人になって
息子と共に克服するか?

いや、そんなに克服したくない。

********

先日、僕が学童で
いつも遊んでいる子は
体験入部をして、
そこでクビになったらしい。

まぁ、
すぐ休む。泣く。では
やる方も、
使う方も嫌だろう。
(追記:意外とその子は
イヤイヤながら、サッカーを続けてるらしい
それはそれで、どんな何かを得られるのか
楽しみだ)

そんな界隈で、
息子の入部は
「即戦力」として
噂となり、
期待されているらしい。

まぁ、息子は、
今んとこ、
全然練習して鍛えなくても
そこそこ出来てしまう
「優等生」ではある。

・・・なんか、
とっとと挫折して、
経験を積んで、
いろんな立場の人の気持ちがわかる人
として成長してほしいな。

親、というより、
「僕」というキワモノの立場からの
気持ちです。

出来ない奴にイラついたり、
出来る人に従ったり。

そんな経験を
越えていってほしい。

その世界で秀でて、
本当にその世界を牛耳る
トップの人たちに
絡め取られる前に、
そんな世界観を
越えていってほしい。

*********

街へ出て、
路上で歌って、
何か収穫が
あったのか、なかったのかの
帰り道、
深夜までやっている
スーパー銭湯へ行くのが
けっこう楽しみ。

そこには
キラキラ、ギラギラした若者が
男同士で、語り明かしてたりする。

そんな彼らを横目で見ながら、
「いるんだなぁ〜こういう人たち」
なんて思いながら、
関わらず、独り、家路に着く。

唄うことによって
やっと発することの出来た
僕の本当の声と心は
あまり世間には必要ないように
思われる。

僕にとって
とても必要なことは

世間では
あまり必要のないものと
思われる。

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ウクレレ平魚泳
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