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まとまらない気持ちをnoteに④

何回か書いてきた
まとまりのないnoteも、
これで本当のホントに最後にしようと思います!

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長年、長い曲では12年
かけてレコーディングした6曲が
もう、本当に、
音のバランスもしっかり、
今の出来る限りを尽くして
完成しようとしているのだが、
今回は、
ストリーミングには上げずに、
noteのダウンロード販売とCDだけに
しようと思うんです。

しかも、
しっかり高い値段をつけようかな・・って。

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1曲300円が、
メジャーな人の妥当な値段かな?

1曲300円で、10曲のアルバムで3000円。

妥当だよね。

でもこれ、
30年前のお値段です。よね?

これだけ物価やモノの価値が変化したんだから、
この基準に合わせなくても
いいでしょう。

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じゃ、
僕は1曲400円にしよう。

それが6曲あって、
合わせると2400円。

2400円だとハンパだから
2500円にしよう。

ん?
おかしい?

普通、まとめて購入すると
いくらか割引きになるものだろ?

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この概念も、もうやめよう。

「お得感」で買って欲しくないんだ。

誰かの支払いは
誰かの所得になるんだよ。

気持ち良く払ってもらえる人に
買っていただきたい。

100円多く支払えば、
僕に100円多く、利益が出るんだ。

僕の生活が楽になるんだよ!

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これを正直にしないと、
僕は心なしか落胆してしまうんだ。

売れることも少ない僕の音楽に
せっかく興味を持って
全曲アルバムで購入してくれた人から、
しっかりとお金をいただかずして、
誰からお金をいただくんだ?

「けっこう面白い音楽を
こんな安い値段で買えちゃった。
ラッキー♪」

なんて人の
余裕な消費活動の
娯楽の一環になんて
なりたくない。

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そして、
無料で聴ける楽曲は
すでに18曲も
ストリーミングサービスに明け渡し、
聴けるようになってます。

まず、平魚泳に興味を感じた人は
ストリーミングやyoutubeで
「平魚泳」と検索してください。

今回の6曲の内の3曲は
コロナ禍で一生懸命作った
映像と共に
ミュージックビデオとして、
すでにyoutubeに上げてあります。

これらを含めて、
リミックス、マスタリングを
もう一度やり直したのが
今回の作品です。


ジャケットデザイン

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全国を巡るライブ活動も
コロナの自粛時代を経て、
再開出来ないでいる。

コロナの自粛以前の
消費税10%あたりから、
「ライブさせてもらって、
集客していただいて、
収入を得よう。」
という行動が億劫になった。

僕なんかより、
もっと利用価値があったり、
切実にライブしたかったり、
収益を欲っしている
ミュージシャンがたくさんいる。

彼らに席を譲って、
僕はもう、そのハコ、需要、
その界隈でのシーン、
枠組みから抜けて、
新たに、
もっとエンターテイメントから離れた、
僕が普段から大切にしている、
地味でネクラな詩たちを
気兼ねなしに歌える場が
拡がることを夢見ている。

そして、
週2回、不定期に
ツイキャスを使って、
どこか公園、河原、
冬は暖かい陽だまり、
夏は涼しい木陰で、
ライブ配信することを日課にした。

独り、心地好い場所で、奏で、歌い、
「独り」を歌う。
これをみんなと共有できるなんて。

これが僕のやりたかった表現だ!

と思って、
今も続けてるんだけど、
視聴者はだいたい、
多くて2人。

それなのに、
アーカイブとかで残すので、
意外と誰かが見てくれてたりするので
気は抜けない。

このオンライン活動から
オフライン活動に変化したらいいな。
とイメージしてるんだけど、
なかなか広がらないね。

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そんな「ライブ配信」も
無料でやってるし、
noteの記事も無料だし、
ストリーミングから18曲も無料だし。

なかなか有料にして
頑張って価値を主張して
オドオドしてしまいそうなことは
ほとんど無料で提供している。

だから、
音楽家が、
CDを売る。音楽を売る。
という行為を
自然と出来るツールが
失くなってしまった今の時代、
何か音楽を利用した
他の手段で金銭を得られたとしても、
時間と労力を売って金銭を得る
「アルバイト」と
性質は変わらなくなってしまう。

僕にとってはね。
そこ、わかっておかないと、
音楽をやめかねない。

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音楽での収益は少ないが、
グッズや握手券で稼ぐ手法もあるらしい。

それって何の仕事なんだろう?

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僕の場合、
たまにある、地元以外のライブでは、
CDよりも、
自分が田んぼで育てた
「お米」の方が売れている。

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ライブは楽しかったので、
何か買って帰りたいけど、
CDは聴かないし、
お米だったら、必ず要るし、
間違いはないし、
これを買って応援して帰りましょう。

みたいなイメージで売ってるんだけど、
このセンスはあながち間違いではない
と思う。

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でもさぁ・・
本当はこんな商売センス、
僕の喜ぶアイデンティティじゃないんだ。
そもそも、
そういうデザインセンスの無さが
僕のウリなんだから。

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稼げるところで稼ぐ。
それはそれでいいのかもしれない。

でも、本当に稼げるところを狙うなら、
こんな独自な音楽表現するより、
もっと「ウクレレ」という汎用性と
ニッチさを狙ったり、
動画、インスタ、マーケティング戦略を
学んだ方がいい。
そもそも、「独り」でやらない方がいい。

インストの方が
ワールドワイドを狙える。
とも思っている。

ならばもう、
好きにやらせてもらおう。

どうせ独りよがりの時間だ。
悩む時間が無駄だ。

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1年前に発売した6曲
「暮らし 暮れゆく 暮らし」は
CDで30枚くらい売れて、
ストリーミングで再生された数は
109回。

世の中での存在感は
皆無と言ってもいいだろう。

それでも、
この30枚、109再生の中で、
大きな存在として
ご自身の経験とされている方も
数人はいる。
と思っている。

そんな風に、
今回の作品も聴いてもらいたい。

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僕も大人なので
友人知人、みな様々なお仕事をして
暮らされている。

お金を介した付き合いも多い。
というか、それが普通の世の中だ。

その時に、
提示される金額が
「高い!」と思うこともあれば
「安い!」と思うこともある。

何にしろ、
みんな、何とかお金を工面して
生きているのだろう。

僕は工面しきれないお金を、
親の貯金により
何とか賄っている。

鶏舎と学童のバイトには
賄える生活費の工面としての
期待はしていない。

音楽くらい、
本気にならないと、
そんなに稼げないもんね。

時間があるのなら、
社会的活動の貢献が薄くても、
大切な詩を表現する時間に
費やしたい。

いつでも適切な詩や音を奏でられるように
鍛錬していたい。

現場のない現実は
本当に自堕落との戦いだ。

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6曲で2500円、1曲400円・・・。

中途半端じゃないかな?
なんか、まだ、
「このくらいなら買ってもらえるんじゃないかな」
という
相場を意識した意図が感じられる。

1曲500円だったらどうだろう?

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500円なら妥当。
500円なら安い。
というものが市場には溢れている。

500円で利益率の良いものもあれば、
500円では利益の少ないものもある。

僕の費やした労力と時間は、
500円では少ない。

その、費やした労力と時間を
回収できるだけの売上と利益を得るためには、
500円でも相当難しい。

バイト増やした方がいいね。

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そんなことも考え始めた。

30年前と今の物価の差。

金額にならない「音楽」たちの
行く末・・・。

もし、
日本が経済復活して、
音楽シーン、音楽市場が活性化されて、
みんなの暮らしが、
仮に賑やかになったとしても、
おそらく、
僕の貧困状態は増すのだと思う。

みんなが貧しく乏しい世の中なら、
それでいいのだが、
経済にうまく乗れる人と
乗れない人が、今後増えていくのなら、
今よりもっと
貧しいと困ってしまうね。

これぞ「貧困」。

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そんな未来の世の中に
微風ながら
一石を投じることも加味すると、
1曲500円。6曲で3000円くらいが
妥当かも・・・
と思った。

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そんな独り作業や想いの遍歴を
端折りつつ、奥さんに話したら、
「6曲で3000円て高くない?」
と言われた。

そのくらいがいい。

これでいい。

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僕も普段から、
様々なイベントへの招待を聞きながら、
「高いなぁ・・
今の生活水準で行けるレベルじゃないな」
と、思わされることが多い。

それに対する仕返し・・というか、
僕の活動が、もし、万が一、
この値段で世の中に受け入れてもらえるなら、
僕もその分、
みなさんの主張する社会活動に
支払わさせてもらいます。

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クラファンで、
どんなに気にかかる活動で、
「支援」を呼びかけられても、
いつもスルーしています。

また、僕がクラファンで支援を求めるような
ことも考えにくい。
僕の活動を「社会的意義」とリンクさせる
コンセプトが見当たらない。
そして、響かせたい「意義」は
詩に込められたりしてはいるんだけど、
詩はあくまで「詩」であって、
二元的な「説明」ではない。

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今作が、
たくさん売れるとは
到底思えない。

万が一、売れて、
我が家の生活が賄えるようになったら、
もう少し値段を下げてもいいだろう。

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本当に、
親の金に頼ることへの躊躇が薄れ、
「稼ぎ」を求める「労働」の日々を、
僅かながら離れ、
俯瞰して世の中を見れるようになって、
なんともまぁ、
みなさん、僕も、
お金を求めて生きてるなぁ・・・と。

どれにどのくらいの値段を付けたら
どのくらいの利益が得られるか。

ほとんどの労力を、
お金の計算に当てていると思う。

何をするにしても
お金の計算が大きな割合で
付随してくる。

それが得意な人も、苦手な人も、
平等にその能力が必要な世の中だ。

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僕はその能力が乏しい。

たくさんの時間を使って
考えているくせに、
一向に計算して解くことが出来ない。

それでも、
どうにかこうにかして生きている。

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今、生きている人は
みんな生きている。

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4000文字にもなったこのnoteを
ここまで読んでくれた人は
あまりいないと思う。

ここまで読んでくれて
ありがとうございます。

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これからnoteに1曲500縁。
6曲で3000縁のアルバムを
販売していく作業に入ろうと思います。

CDにもするつもりです。

想いを伝えるためのキャッチコピーも
簡潔に創らなければ。
と思っています。

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日本は「供給」の力、能力が衰え、
ついには需要に応えきれない
「インフレ」に突入した。
と聞きました。

これから、どんな世の中が
待っているんでしょうね。

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ニューアルバムには
この3曲とさらに3曲が
リマスタリングされて入っています。

これからローンチ舟出する準備を整えるので
もう少々、
これらを聴いてお待ちください。


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ウクレレ平魚泳
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