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トントン
トントン
聞こえてますか
トントン
届いてますか
僕がここにいる
君はそこにいる
僕がここで想う
君はそこで想う
トントン
響いてますか
トントン
開いてますか
誰がこの想い
創り出したんだろう
誰からこの想い
受け取ったんだろう
トントン
トントン
分かるかな?
この湧き上がる想い
分かり合えたなら
分かち合えたなら
誰がこの想い
創り出したんだろう
誰からこの想い
受け取ったんだろう
パイオニア 先駆者 周回遅れ ロートル
誰が始まりで 誰の手に渡り
誰が終えるのか
どこが始まりで 今はどこにいて
そしてどこへ行くのか
知らない ただ胸が
激しく鼓動を打つから
トントントン
聞こえてますか
トントントン
気付いてるでしょ
今出逢うご縁
それはまるで弧を描くように
縁に沿って歩けば
それは頼りになるんだ
便りの来なくなった
頼りない人達の
面影が遠ざかる
さあ 顔を上げて
トントン
トントン
トントン
トントン
朝5時、
鶏舎へ行って、ヒヨコ、鶏に餌を撒く。
放し飼いの鶏舎。
100日後には鶏肉になる鶏たち。
そんな一生を全うすることも出来ず、
命を終える者もいる。
死鶏を袋に入れる。
ここにも1羽・・・
まだ息がある。
しばらく手を当てる。
何が出来るわけじゃない。
目の輝きが失くなり、
ゆっくり目を閉じる。
まだ、死んだわけじゃないので、
手を放し、そっと運命を祈る。
そして、仕事に戻ろうと
目を上げると、
「コケーコッコッコッコ」
「・・・おまえら、みんな、元気だな」
笑い、作業に戻る。
死にゆく想いと等しく、
僕らはまだ、生きている。
******
鶏舎、鶏舎の外、飼う人、飼われる人。
スケールを違えてみれば、
みんな、やってること、生きてることは
大して変わらない。
*******
そんなことを考えつつ、
早朝の仕事を終え、
春の朝、
車の中で、ライブの予定を
ホームページで更新しなきゃ。とか、
確定申告をノートにまとめなきゃ。とか、
畑の準備をしなきゃ。とか、
買い物に行かなきゃ。とか、
楽器の練習もしなきゃ。とか、
先のnoteでずっとぐじぐじ言っていた。
ニューアルバムをローンチしなきゃ!とか。
やらなきゃやらなきゃと、
気持ちは追われていた。
ある程度のHPの更新、買い物を済ませ、
調整池のほとりで、
ウクレレと、声の練習を始めた。
ヨガの太陽礼拝やって、
下の「ソ」から上の「ソ」、
2オクターブの発声やって、
物理的な声のウォーミングアップと
心のウォーミングアップのために、
フィッシュマンズの「頼りない天使」を
歌う。
↑これは2022.8.1の録音。
歌い終えたら、
もっとフィッシュマンズっぽい曲が弾きたくなった。
「ナイトクルージング」とか、
ある程度、ウクレレアレンジで弾けるけど、
なんか違う・・・
そうそうこんな感じの楽なアルペジオで、
延々と2コードで盛り上がるような。
そしたら、
出るに任せて
詩が出てきた。
いつも思っていることを
唄う。
手帳に書き留める。
まだ、決めた言葉の決まりが
決まらない。定まらない。
どんどん湧き上がる言葉。
このnoteみたいに詰め込み過ぎないように
取捨選択をする。
途中で、10代から大好きだった
ブランキージェットシティの
「小麦色の斜面」の一節が
バッチリ当てはまった時は興奮したな。
あんな超個性的な詩、
カバーしただけじゃ、
かなり独りよがりの痛い人になりそうだったから。
「知らない ただ胸が激しく鼓動を打つから」
最高のところに当てはまった。
フィッシュマンズとブランキーの
両リスペクトバンドを
オリジナル曲の要素に取り込めるなんて
幸せだ。
*****
何度も何度も唄って、
詩と言葉と想いと演奏と、
唄って現れる「現実」を馴染ます。
カメラを立てて、録音。
13時に始め、1時間で帰るつもりが、
16時。
3時間も経っていた。
******
もっと、
ちゃんと身を結ぶために
やるべきことが
たくさんあるのに。
本当は「頼りない天使」を終えたら、
次のライブに向けて、
イベントの趣旨にあった候補曲を
練習すべきと思っていたのに・・・。
こんな風に、先日
つぶやいたばかりなのに・・。
僕の性質が、
良くも悪くも出てしまった。
でも、でも、
好いトコロに行って、
好い曲を掴まえられた。
そして、
とりあえず、
せめて、せめてと思いながら、
noteに綴っています。
******
本当に、
ニューアルバムも、
あとはアップロードするだけなんだけど・・・
待ってる方いらっしゃいましたら、
申し訳ありません。
見捨てずに、
もう少々お待ちください。
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