豊かな音楽

金がないから買えない。

金があったら是非とも
少し高くても買いたい。

景気が回復すれば・・
もう少しお金が回って来るようになれば・・・。

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失われた30年。
経済不況を回復させたい声を
よく聞く。

僕も、
なかなか所得にならない人生を
３０年もやってきて、
それなりに賛同する。

でも、
僕の個人的には
景気か回復し、
お金が潤沢に廻る世の中になるのは
若干の不安がある。

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儲かることをしなくては！
儲かる分野で働かなくては！

儲かる仕事に
僕らは流れていかなければならない
という、
価値基準が形成されてしまうのではないか？

いや、
もうバブルや、高度成長期のように
何かを買おうという
意欲が現代にあるのだろうか？

・・・あるんだろうね。でも、
僕にはもう、その意欲が無いんだ。

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お金がなくても
30年間やってきた。

お金が入らなくても
なんやかんやで
30年間、生き延びて来れた。

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とくに、
今更、
喪失中の30年間の中での
変化のおこぼれで
得た術だったけど、

CDを作って売る手段が
ほぼ無効状態になり、
人々(消費者)のほとんどが
生産者にほとんど見返りのない
ストリーミングやyoutubeで
音楽を聴くようになった。

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30年の喪失以前は
大手資本に評価された
メジャーデビューだけが道だった。

30年くらい前から、
自分でもCDが作れるようになり、
地道にでも、
CDを、
誰もが「音楽」として売れるようになった。

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などと言っても、
あまり売れない
僕みたいな
自称(頑張って言う)プロミュージシャンには
30年以前も以降も、
他人事ではあった。

どちらかというと
この経済効果が下降し続ける30年で、
それでも続けてるのか、
別の、生きれる道を歩み始めたか、
それだけの違いになった。

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経済効果が大きな力を持つ世を
思い出す。

「いい歳して、お金にならないバンドとか
演劇とかやってないで、
ちゃんと就職して、
安定な生活をした方がいいよ」

今は、
そんな
「就職して安定」と言う言葉が
かえって絵空事に聞こえるくらい、
どこへ就職すれば安定するのかわからない。

老後も安定した経済を維持できるかなんて
本当に不確定な世の中を、
勘違いして生きて来れた時代が
終わったんだな・・・。

そんな氣付きを得た。

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さて、
これから
自民党が、国家が、アメリカが、ディープステイトが、
何をしてくれるのだろうか？

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お金の力を使って、
どこまでの人が幸せになれるのか。

お金の都合で
僕らの暮らしは
変化させられ続けてきた。

お金にならないことを
やり続けてる人に、
お金が入るようになったら、
一体何が変わるのか。

お金にならないことを
やり続けてる人たちが
お金の都合で
やり続けてることを
やり続けられなくなるようなことが
無いように。

それだけが
どっちに転がるとしても
「願い」です。

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描きたいものがあるので、
描いてみんなに届けたいなぁ〜
と想っている表現が
在るのです。

やるか、やらないか
だけなんだよね・・・。

やるよ。