リズムについて③
右手を1秒に1回振り下ろして
机を叩きます。すると、
1秒に1回、「トン」と音が鳴ります。
トン トン トン トン・・・
同じ間隔で1分間。60回の音が
聞こえて来たことになりますね。
これは60bpm(beats per minute)。
テンポの呼び方です。
この60回の音が鳴るために
どんな風に、手、身体が動いたのか
どんな運動が体に働いたのか
感じてみてください。
その繰り返されるエネルギーの移動に
乗ってみてください。
力を抜いて手を下ろす。
叩いた瞬間にいつも同じ筋肉を使って腕を上げる。
いつも同じ高さまで腕が来たら
力を抜いて腕を下ろす。
この一連の動作を繰り返し、
リズムが出来て、ノッてくる。乗っている。
この流れの速さが変わらないまま、
この流れの中で、少し筋力の動きを変えてみる。
同じ流れの中で自分の流れを少し変化させる。
=「表現」。うまい人がやることね。
それがまだ余裕なく、自然でないなら、
同じ動きを続けても大丈夫。
同じノリのままで乗っていると
周りの変化が眺められて楽しいです。
そして、そんなに主張しなくても
自分らしさって自然に滲み出ちゃうもんですしね。
流れを感じ続けていること。
リズム=流れ。
感じ方はそれぞれだと思います。
流れを受ける岩肌としてリズムを感じるか。
流れに乗る木の葉のようにリズムを感じるか。
同じ時の流れの今を
様々な立場で感じて、
それが同じ今という時を
共にしているという事実に
乗りながらも、
俯瞰した深い感動。
そこで会いましょう!
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感じ方はそれぞれ。と言いながらも
僕が、どんな風に
リズムを視覚的に感じているのかを
お伝えしようと思います。
ぽー〜んぽー〜んぽー〜んぽー〜ん
右手で机を叩くリズム。
実際には「ぽ」しか、
手のひらが机を叩いた瞬間にしか
音は鳴っていないことは分かると思います。
車輪が同じ速度で転がっているイメージで乗ってます。
♩(四分音符)の部分が、転がってきて
地面に接地した時にひとつ音が鳴り、
転がって1回転したときに、もう1回、
♩「ぽ」と音が鳴る。
この車輪のスピードがbpm(テンポ)です。
♩が鳴る間隔が早くなればなるほど
車輪のスピードは早くなります。
そして上図、♩の位置の反対、裏側に○がありますね。
◯=♪(八分音符)です。
車輪が転がる
♩ ♩ ♩ ♩
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬
♩△○□を全て鳴らしたら
♬(16分音符)になります。
だから
ぽーん ぽーんなんて♩(四分音符)を表してしまうんですよね。
正確には
ぽオうんぽオうん・・・
て感じですかね(笑)。
車輪のどこにマークしたときに
どんなリズムのパターンが生まれるのか。
オルゴールの仕組みなんかを想像してもらうと
分かりやすいかと思います。
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理屈はなんとなく理解した気になって、
あまり考えないでいいと思います。
Don't think. Feel.(考えるな。感じろ。)
です。
そんなことを言いながらも、
私のいつもなんとなくやっていることを
人に伝えるための整理として、
まだまだ綴らせていただこうと思います。
続きます。