運命の日を終えて
『サンリオ大好きおじさんの推し事~芸能サンリオ部(非公式)First impact~』はエンディング曲『手をつなごう』に合わせたお客様の温かい手拍子の中無事に幕を閉じた。
思えば王子ますモン。と芸能サンリオ部を組もうという話が出たときは、童心に返るような気持ちになるのと同時にこの3人で動けば何か大きなことが成し遂げられるんじゃないかという漠然とした希望を感じていたのを覚えている。
それが実際にピューロランドでのイベント実現というあまりにも理想的すぎる一つの大きな結果に結びついたことは、本当に言葉で形容できるレベルを超えるほどの至上の喜びである。
それもこれもまず芸能サンリオ部のあの2人がいればこそ。
ますモン。は舞台人としても裏方としても動ける人間で、味方としてこの上なく頼もしい存在である。今回のイベントもますモン。のおかげで開催までこぎつけることができたと言っても過言ではない。
心の底から本当にサンリオが好きで、その気持ちの強さがそのまま行動力につながっている尊敬すべき人間である。
(前回の記事でますモン。を若干イジり気味に書いてしまったあとますモン。がnoteで僕を真面目にべた褒めしてくれたのを見て若干帳尻を合わせています)
王子は王子のくせに色々と荒い。本当に荒い。そのせいでどうにも目が放せないが、王子が芸能サンリオ部にポップな風を運んでくれていて、そのおかげでおじさんだらけの我がチームに馴染みやすさや笑いやすさといった非常に大事な要素が加わっているので、王子がチームにもたらしてくれている功績は本当に大きい。
改めて我ながら芸能サンリオ部はいいチームだなと思う。
それにしてもイベント当日に至るまでの数ヶ月間、我々の前には本当に数多くの壁が立ちはだかった。具体的には語らないが、最終的な台風予報なんかも含めると(結果晴れてよかったが)本当に多くの壁を乗り越えなければならなかった。
そしてその数ヶ月間は本当にイベントのことしか考えておらず、用意するべきことや確認するべきことで頭の中はてんやわんやのてんてこまいのすったもんだの乱痴気騒ぎであった。
しかしいざ本番そのときを迎えると、それはもう一瞬のことのようであった。
苦しい上り坂は長いが楽しい下り坂は一瞬。その一瞬のような時のためにこの数ヶ月間頑張ってきたことを、終わって数日後にようやく冷静に振り返り今噛み締めることができている。
また、憧れのサンリオキャラクターと舞台で共演するという夢のような経験をさせていただきながらも、あくまで我々は舞台人。そこでただのファンになってはいけない。ますモン。や王子もシナモン君めろぉ君との共演にただの一ファンとして喜ぶ部分もありながら、しっかりと舞台人としての仕事はこなしていた。
僕の場合はそれに加えて常に進行を意識しなければいけなかったので、ファンとしての喜びの感情を出しすぎるわけにはいかなかった。とは言いつつも、あのサンリオピューロランドのディスカバリーシアターの舞台上に立つ自分とその隣にいるクロミ様という、あまりにも非現実的な現実の光景に、時たまふっと我に返り感情が溢れ出しそうになるときも正直あった。
だから本当に僕が素に戻り感情が溢れ出したのは終演直後の舞台袖。『手をつなごう』とお客様の手拍子が聴こえる中、クロミ様が「お疲れ様」という気持ちを込めてハグしてくれたとき…。
それにしても今回のイベント、本当に感謝してもしきれない人が多すぎる。
王子にますモン。は勿論のこと、当日来ていただいたお客様、最後まで面倒を見てくれたピューロランドの担当者様。スタッフの皆様。マネージャー。手伝いで来てくれた芸人の平岡大樹君。声のみの友情出演をしてくれたにゃんこスターのアンゴラ村長。見に来てくださった各関係者の皆様。館長の小巻亜矢さん。情報拡散に協力してくれた芸人も含めた皆様。すべてのはじまりを与えてくれたメイプル超合金の赤い奴。あのときのあのお方。そしてクロミ様、シナモン君、めろぉ君……。
彼らに対する感謝の気持ちを忘れずに、我々の目指すべき次の目標はやはり第2回目の開催。やはり「First impact」などと銘打っておきながら2回目がないのは気色悪い。何としてもSecond impactを開催し、あらゆる面で1回目を上回る最高のイベントにしなければならない。そしてまだサンリオの魅力に出会っていない多くの人達とサンリオをつなぐきっかけとして少しでも役に立てるのならこれほど嬉しいことはない。
今回イベント内容そのものに関してはありがたいことに良い意見が多いと聞いている。しかし我々としては反省点も多くある。それは必ず次回に活かす。
そういうわけなので、今我々を好きでいてくれている人はどうぞ引き続きご贔屓のほどを。そして今我々を嫌いな人にはいつか認めてもらえるよう精進するのみ。
サンリオに出会ってから学生時代に味わえなかった青春を今感じています。
おれたち芸能サンリオ部をどうか皆様これからもよろしくお願い致します。