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2020年サンリオ衝撃のプロジェクト「はぴだんぶい」始動

前回の記事で今年のサンリオは周年キャラの多さ、ピューロランド館長小巻さんの活躍、自由な個人の趣向に対する世の見方の変化などにより過去最も盛り上がる可能性があることをアホみたいな顔して書かせていただいたが、そのほんの数日前、サンリオは早くも今年最初の衝撃的なプロジェクトを始動させた。

そのプロジェクトは『はぴだんぶい』と名付けられ、発表と同時に瞬く間にサンリオファンに知れ渡り、そして歓喜させた。


一体どういう内容なのかというと、


“人生にちょっとした迷いや悩みがある人に「ちょっとした幸せ」や「自信」、「前に進む勇気」を届ける”


というコンセプトのもとに、“ちょっと地味な”男子6キャラクターがチームを結成し活動していくというプロジェクトである。

さて、その“ちょっと地味な”6キャラクターだが、メンツは以下の通り。


ポチャッコ
あひるのペックル
タキシードサム
けろけろけろっぴ
バッドばつ丸
ハンギョドン


地味(じみ)=[名・形動] 形や模様などにはなやかさがなく、目立たないこと。また、そのさま。


妙である。

どうにも“地味”という言葉の意味と上記のメンツとが結びつかないのだ。

わかりやすく各キャラクターの人気、実績を振り返ってみると、まずポチャッコはなんといっても1991~95年のキャラクター大賞5年連続優勝という凄まじい経歴を残している。優勝回数でいえば歴代でもキティちゃんの次に多く、かつての絶対王者でもあったわけである。その上去年(2019年)は5位にランクインし、さらにいちご新聞ランキングでは2018、2019の2年連続優勝という、キャリア31年目にして決して過去のキャラクター扱いされない活躍を見せるサンリオのエースキャラクターの一人でもある。その上マンズソウルだからなお凄い。

あひるのペックルはキャラクター大賞歴代順位でいえば1992年の5位が最高位だが、実は海外部門の「香港」で2018、2019の2年連続優勝を飾っている。ポチャッコと同期の31年目。ペッコー。

タキシードサムは1979年デビューで6人の中でもほとんどのメンバーより10年以上ベテランでありながら、去年のランキングは10位で6人の中でもポチャッコに次ぐ人気という息の長さを誇る。サンリオ全体として見ても70年代のキャラクターでこれほど上位人気を保っているのはそれこそキティちゃん、マイメロディ嬢、リトルツインスターズ、そしてサムくらいである。

けろけろけろっぴは過去の記事でも書かせていただいたが、何といっても30代男子が幼少期必ずと言っていいくらいに通ってきたキャラクターである。「サンリオの男の子キャラクターといえば?」と聞いたら30代男子ならまずけろっぴの名前を挙げるほどその存在は大きい。キャラクター大賞でも1990年に優勝を飾っており、去年は11位だが80組のエントリー中11位というのは相当凄いことで、今でもまだまだ人気のあるキャラクターである。

バッドばつ丸はけろっぴの少し下の世代の男子向けサンリオキャラクターの代表的存在で、他のキャラクターにはない尖った性格で唯一無二の個性を持つキャラクターだ。1996年のキャラクター大賞で優勝。去年は12位でけろっぴと同様まだまだ上位人気を保っている。

ハンギョドンはキャラクター大賞などのコンテストにおける優勝経験は確かなかったと思うが、その個性的なルックスや設定で数いるサンリオキャラクターの中でもトップクラスの存在感を放っており、80年代キャラの中では屈指の人気を誇っている。


とまあこの通り、各キャラクターの経歴を見てみるととても地味とは言い難い輝かしい実績を持つキャラクターばかりで、何よりどのキャラクターもサンリオに興味がない人でも見れば必ず知っているくらいの知名度を持つ、はっきり言ってスター揃いのメンツなのである。


むしろ地味というならいっそ、


ゾウ自転車
ビッグチャレンジ
へーすけ
ボ・ボクねずみ小僧だい!
カルチャーショック
ぽんぽんひえた


くらいのメンツだったら地味というのもわかる(個人的には好きだけど)。まあさすがにこれだとあまりにあれなのだろうが。

つまり地味と言うにはちょっとメンツ強すぎないか?というのが最初正直に思ったことだ。

だが実のところ単純にそうとも言い切れない部分があって、サンリオの長い歴史の中で大きく括って見れば確かに皆スター揃いなのだが、どうやらどのキャラクターも輝かしく見える経歴の中に実は人気が低迷していた時期もあったようで、実はそこが今回のコンセプトの肝になっているようなのだ。
やはり長いキャリアの中で浮き沈みを経験しているからこそ人の悩みに寄り添うことができ、前に進む勇気を与えるというコンセプトも説得力を増すということなのだろう。

そうなるとシナモンやプリン君では華やかになりすぎてしまう。かと言ってゾウ自転車の出る幕ではない。

やはりそれなりのキャリアの長さを誇り、酸いも甘いも経験しているこの6人こそがこのコンセプトには最も適役なのかも知れない。

なんにせよ多くのサンリオファンにとって非常に熱いメンツであることに変わりはない。まずはバンドを始めるというところからスタートするらしいが、はぴだんぶいとしての今後の活動が本当に楽しみである。




ちなみに前回の記事ですっかり書き忘れていたことがあるのだが、今年2020年は周年キャラが多いのと同時に、サンリオピューロランド開園30周年に当たる年でもあるのだ。

ここ数年の小巻さんの活躍によるピューロランド人気にさらに追い風となりそうな30周年という記念すべき節目。ファンとしてはやはり何か大きなイベント事を期待してしまう。

まあそのあたりはただただ待つのみとして、やはり今年のサンリオは凄いことになりそうである。

まずはにわかでもなんでもいいからどんどん皆サンリオに興味を持ってほしい。


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『サンリオ大好きおじさんの推し事〜芸能サンリオ部(非公式)Second impact〜』

日時:2020年3月14日(土)
会場:サンリオピューロランド1階ディスカバリーシアター
開場:17:15
開演:17:30
料金:大人・小人共通 ¥5,300(税込)※ピューロランド入場料込み
出演者:平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)、山口いく(アントワネット)、増本健一(ますモン。)、クロミ、リトルフォレストフェロォ(めろぉ)、シナモン
スペシャルゲスト:Fuki(ヘヴィメタルアニソンシンガー)

チケット発売日:1月25日(土)12:00~(発売中!)
※先着順となりますのでどうぞお早めに!

※当日はピューロランド開園時間から遊べます。最高の一大叙事詩ミラクルギフトパレードを是非見ましょう!


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