こんなお客様はお断り!受けない方が良い人の特徴
開業したらお客様を集めて契約していかなければなりませんが、お客様であれば誰でも良いわけではありません。
税理士はお客様の申告に対して連帯して責任を負いますし、しかも善管注意義務という高度な専門家として知り得るべきものについては責任を負います。
そのため、良いお客様を「選ぶ」必要があります。
「選ぶ」とあえて書いたのは何も上から目線というわけでは全く無く、税理士資格停止などになると他のお客様にご迷惑を掛けてしまいますのでそのガードの意味もあって誰でもというわけではなくお客様を「選ぶ」べきなのです。
私も開業してもうすぐで3年近く経ちましたが、難しいお客様に出会ったことも多くあります。
その経験から契約しない方が良い人の特徴をご紹介いたします。
①以前契約していた税理士の悪口を言う人
以前契約していた税理士事務所から変更したいというご相談を受けることがあります。
その時に以前の税理士の悪口、不平、不満をつらつらと言う人は辞めた方が良いです。
理由はシンプルであなたと契約してもまた別の不満を持ち同じように解約になるからです。
以前の税理士との解約理由はホントに同情すべき理由がある場合もありますが大抵は税理士事務所側にも言い分があるだろうなという場合が多いです。
そんな状況でも自分のことは棚に上げて税理士の悪口ばかりを言う人はいわるゆる「他責」の人なので必ずあなたの別の何かに不満を持つ人です。
くれぐれも「ウチと契約すれば全て解決しますよ!」というようなことは言わないようにしましょう。
②「先生」とおだててくる人
税理士はよく「先生」と呼ばれる職業ですが、これに調子に乗ってはいけません。
そしてこの呼び方を使って、税理士をいわゆる「利用」しようという方もとても少数ですがいます。
税理士は申告書にサインできたり、金融機関や税務署などに一定の信用があります。
脱税など犯罪をしているのに税理士の名前を使って信用力を持たせようとするような方とは距離を置きましょう。
③ドタキャンなど時間を守れない人
最初の面談などでたまにドタキャンする人がいます。
私が出会った人の中には
・体調不良
・時間を間違えていた
・そもそも無視
といういろんなパターンがありましたが、ドタキャンする人はどんな理由であれその後何かしらの問題がでてきます。
・資料の提出が遅い
・お金を払わない
・経理や税務を軽く見ている
などの特徴があることが多く、契約すると後々苦労します。
気をつけましょう!
④値切る人
値切られることも以前はたまにありましたが、値切る人はいつまでも値切ってきます。
そして税理士事務所の業務をサービス業だと思っており、何かあると不満を抱える人が多いです。
税理士事務所の業務は税理士本人がサービス業だと心に誓うのは良いですが、お客様から言われることではありません。
専門家であり時にはお客様に厳しいことも言わなければなりません。
値切るということは税理士を尊重していませんので、値切られ瞬間断わりましょう。
⑤お話しして違和感を感じる人
①から④まで契約しない方が良い人を挙げましたが、総じてこの⑤の違和感がある人は絶対に辞めた方が良いです。
違和感は人間の直感でもありますが、後々「あの時感じた違和感はやっぱりこういうことだったのか」という時が必ず来ます。
最初会ったときは上手く説明できないのですが、後々表面化してきますので入口で断っておきましょう。
まとめ
①から⑤はぜひご参考にして頂きたいですが、これらの人と契約しないためには契約しないで良い環境にしておく必要があります。
その部分はまた次回書きたいと思います。