コロナ期間中の妊娠・出産の難しさ〜61時間の壮絶出産と2ヶ月間の里帰り出産の付き添いで税理士業務完全リモートの見えてきた可能性について〜
この度、2020年9月24日に第一子の長男が誕生しました。
妊娠が分かったのは2020年1月に入ってからだったため、妻の妊娠期間中はほとんどがコロナ期間中であり、とても難しい状況の中での出産を頑張った妻に感謝しています。
コロナ禍での出産の難しさと私の仕事(福岡市博多区で開業税理士をしています)の関係を雑記として残しておきたいと思いますので、宜しければご覧ください。
Twitterでも数多くの温かいお言葉やいいねを頂きこの場で感謝申し上げます。
まずコロナ期間の妊娠で通常とは違ったことは、
①妊婦のコロナ感染は重症化の危険性があったため、早めの産休取得や外出自粛が必要だった
→妻は3月から仕事量を減らし、つわりが無くなっても仕事は行かないようにしました
②①に伴いその家族もコロナに感染できないため仕事の制限が必要になる
→私がコロナ感染して妻に移さないため、人と会うことを極力減らしました
③妊娠期間中の両親学級や母親学級など事前の産婦人科からの情報提供はすべて中止
→結局一度も両親学級などに参加できず、オンライン開催もほとんどありませんでした
④妊婦検診のための通院はその病院がある県内に2週間前から滞在していることが通院の条件
→産婦人科によりますがこういう滞在期間で制限を設けていることが多いです
⑤妊婦検診や出産時の付き添い、立ち合い分娩の中止
→立ち合い分娩希望だったのですが叶わなかったです。妊婦検診も私は産婦人科内に入ることができませんので、病院まで送って帰宅し、検診終わったらまた迎えに行くという感じでした
⑥出産後の面会が分娩後15分のみなどの産婦人科独自の時間制限あり
→出産後も子供の顔見たいけど出産後1度きり15分のみ会えるという厳しい制限がありました。そして、旦那さんが産婦人科に入れないということは、産後の重い体で身の回りのことを妊婦自身でしないといけないということになります
というものでした。
加えて、私の妻の場合は、初産だったこともあり9月22日の陣痛開始から9月24日の出産まで61時間もかかり、とても壮絶な出産でした。
妻にとってすべてが初めての経験ですし、それをサポートする家族が身近にないことはとても不安なことが多かったと思います。
私と同じように、産婦人科のコロナ対策による入室制限のため出産後も身の回りの手伝いなどができないなど歯痒い想いをされた旦那さんはとても多かったことと思います。
私の妻は里帰り出産のため、出産予定の地元の産婦人科は出産予定日の2ヶ月前から地元に滞在する必要がありましたので、私も一緒に地元に滞在することとしました。
そのため、この2ヶ月間は福岡の事務所にはほとんど行かず、ほぼ完全リモートでの税理士業務を行いました。
ちなみに『ほぼ』完全リモートと書いているのはこの2か月間の間に2回ほど合計5時間ほどは福岡の事務所に戻ったのであえて『ほぼ』と書いています。
この2回の事務所に戻った理由は、
①郵便物で転送がかからないもの(佐川やヤマトからの郵送物)を回収するため
②パソコンが使えないお客様との打ち合わせ
というような理由です。
この2ヶ月間で感じた税理士業務のリモートについて雑記として残しておきたいと思います。
税理士業務はリモートで行える可能性がとても高い業務です。
このコロナ禍ですでにリモートワークを行っている事務所も多いのですが、スタッフの方がいるのかいないのかによりリモートの方法は違ってくると思います。
私はスタッフがいないひとり事務所になりますので、ひとり事務所で感じたことです。
税理士業務で毎月行うことは主にこの二つです。
①毎月の月次監査業務
②決算申告業務
①はクライアントの帳簿が正しく経理されているか確認し業績を一緒に検討する業務になります。
これはGoogleのリモートデスクトップと、zoomにより可能になります。
zoomで顔を見ながら対面でお話しするのと変わらない環境にすることができますし、リモートデスクトップを繋ぐことでクライアントのパソコン画面をリモートで操作でき、仕訳の訂正や入力アドバイスなどが効率的に行えます。
②については会社や個人の年に一度の決算作業を行います。
資料などは郵送で送っていただくかデータで頂くこともできますし、クライアントへの報告もzoomで画面共有しながら報告することができました。
2ヶ月間で数社の決算業務を行いましたが、クライアントのご協力もあり滞りなく税理士業務が行えました。
これは他の仕事ではなかなかできない素晴らしいことかと思います。
スタッフのいないひとり事務所だからできるとも言えますが、今後の税理士業界の働き方としてスタッフの方のほぼ完全リモート(月に一度の通勤など)での税理士業務は可能ではないかと思います。
今は出産後の育児がスタートしましたが、なるべく育児に積極的に参加するため仕事量をコントロールしつつ、リモートでの業務を引き続き行う予定です。
今後の税理士業務のリモートの可能性はとても高いと思いますので、やはり今回の私と同じように妊娠や出産で里帰りする方や、その妊婦さんに付き添う方も含めてリモートで仕事をできることがさらに広まっていくことを願いたいと思います。
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