本当に必要な"もの"
「暮らしの中で、
本当に必要な"もの"ってなんだろう。」
"もの"を提案していく仕事柄、
そのことを考えずにはいられません。
毎日たくさんの"もの"を
買付、販売の消費を繰り返すなかで、
「"もの"を大切にしたい」
と、日に日に強く思うようになりました。
それと同時に、自分の周りには
不要なものが溢れていることに
気が付きました。
買った記憶はあるけれど、使っていないもの。
買ったけど、すぐ使わなくなったもの。
買っても、食べなかった食品。
悲しいことに数えきれないほどの
"もの"がそこにはありました。
それらを整理し、整えていく中で、
「大切にできる"もの"の数には限りがある」
と思い知りました。
そして、
「自分にとって大事に思える
"もの"だけに囲まれて暮らしたいきたい。」
と強く思うようになったのです。
では、自分にとって必要な"もの"と
そうでない"もの"の判断は
どうしたら良いのでしょうか。
誰しも、片付けられないものの中には
思い入れがあったり、
いつか使うかもと思ったり。
片付けられない"もの"があると思います。
そんな時は、片付けの1番初めに、
「何個、◯◯(物の名前)をもっていますか」
と質問してみましょう。
例えば、器。
この問いをきかれたとき、思い出すのは、
きっと大切な器たちです。
思い出さなかった食器たちは、
壊れても、無くしても、
困らない可能性が高いのです。
そして次に、
最後に使った日を思い出しましょう。
1日に使った"もの"はなんですか。
1週間に使った"もの"はなんですか。
1ヶ月に使った"もの"はなんですか。
1年で使った"もの"はなんですか。
このときに、登場しない"もの"は
整理することをおすすめします。
"もの"への愛は分散させずに
一途に愛情をそそげる"もの"だけに。
そんな暮らしに変わっただけで、
心地よく、身軽になって、
きっと視界がクリアになります。
実は生きる上で、
"もの"はそんなに必要ないと思うのです。
たくさんの"もの"が持てないから、
少ない荷物の中身は
とびきり大好きな"もの"を揃えたい、
そのお手伝いができたら、
バイヤーとしては幸せなのです。
まずは一つ手放してみるのをおすすめします。
捨てるのが惜しいものは
フリーマーケットのアプリを
活用してみるのも良い手です。