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4つの因子を満たせば、人は誰でも幸せになれるという!!

近年、「ウェルビーイング(well-being)」という言葉が注目を集めている。
人間は、どのようなときに幸せを感じるのか。それを明らかにするために、慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 前野氏の研究グループはアンケート調査を行い、コンピュータによる因子分析を実施。その結果、幸福感と深い相関関係がある、4つの因子の存在が浮かび上がった。
1つ目が、「やってみよう」因子(自己実現と成長の因子)だ。夢や目標ややりがいを持って、「本当になりたい自分」をめざして成長していくとき、人間は幸せを感じるという。
「ただし、“やらされ感”の強い目標ではなく、ワクワクする目標でなければ幸せにはなれません。企業の場合は、『社員一人ひとりが会社の理念と一致した目標を持ち、それを自分事と捉えて、やりがいを感じて働いている』というのが理想です。会社の部品となって働くのではなく、人類の一員として、本当にやりたいこと、やるべきだと思えることをして生きていく。コロナ禍での自宅待機中に、『自分が本当にやりたいことって何だろう』と、あらためて考えた人は多いと思います。どうしたらもっとワクワクしながら、自分の仕事に取り組めるのか。この機会に、ぜひ考えていただきたいと思います」
2つ目は、「ありがとう」因子(つながりと感謝の因子)である。多様な人とつながりを持ち、人を喜ばせたり、人に親切にしたり、感謝したりすることが幸せをもたらす、と前野氏は言う。
「要は、『人を幸せにしようとすれば、自分も幸せになる』わけで、身近な人から世界中の人々に至るまで、感謝が広くて深い人ほど幸せを感じやすい。たとえ苦手な人がいても、先入観を取り払えば、相手のいいところや素敵なところが見えてくる。まずはそれを見つけ出して感謝すること。それが幸せになる第一歩です」
3つ目は、「なんとかなる」因子(前向きと楽観の因子)である。いつも前向きで、「自分のいいところも悪いところも受け入れる」という自己受容ができており、「どんなことがあっても何とかなるだろう」と感じる楽観的な人は、幸せになりやすいという。
4つ目は、「ありのままに」因子(独立と自分らしさの因子)。人目を気にせず、自分らしく生きていける人は、そうでない人と比べて幸福感を覚えやすい傾向がある。
「他人と自分を比べすぎず、自分軸をしっかり持って生きる人は幸せです。逆に、自分軸がぐらついていると、人と比べて『自分はダメだ』と思い込み、幸福度が低くなりがちです」と前野氏は言う。
人目を気にしない人は、他人との比較によらない非地位財を大切にする傾向があるため、長続きする幸せを手に入れやすいのだという。
幸せになるって、自分が心地いいように、自分の環境を自分に最適化させることなのです。一つずつ試しながら変えていく。大変なことでもないし、運が必要なことでもない。いつでも変えられるものなのかもしれません。
〔パクリの実〕

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