「話がうまい人」ではなく「話ができる人」を目指すべき・・Deep Skill
ビジネスパーソンは、人と組織を動かすことができなければ、仕事を成し遂げることができません。そのためには、「上司は保身をはかる」「部署間対立は避けられない」「権力がなければ変革はできない」といった現実に対する深い洞察に基づいた「ヒューマン・スキル」=「ディープ・スキル」が不可欠なのです。
これまでに得た「知識」や「理論」を活かそうと、やや理屈っぽい「話し方」をしていませんか??スマートでかっこいいものと勘違いし、“頭の良い敏腕ビジネスマン”を気取っていませんか??理解や共感をしてくれる人はなかなかいないと思います。そもそも、人間は他人の話をじっと聞き続けることに苦痛を感じる生き物です。だから、自分の考えを滔々と説明しようとしても、相手が共感してくれる可能性が低いのも無理はありません。しかも、悪いことに、「知識」や「理論」を振り回してしまうので、「知識」や「理論」で相手をねじ伏せようとすることになり、相手の心理的な抵抗が強くなるのは当然のことなのです。これはいわば“知識・理論を勉強しすぎたことによる落とし穴に陥っているのです。
では、どのような「話し方」をすべきなのか? 一言でいえば、「しゃべりすぎない」ことです。何はさておき、話を聞いていただけるような「関係性」をつくるところから始めなければならないのです。そのためには、「自分が話す」のではなく、気持ちよく話していただくことが大切。そして、話のできる相手だと認めてもらう必要があるのです。
人間は「誰かに自分の話を聞いてもらいたい」生き物です。「自分の話を聞いてもらいたい」という欲求は「誰かのよい話を聞きたい」という欲求よりも圧倒的に大きい。だからこそ、相手の話を上手に引き出すことができれば、相手との「距離感」はあっという間に縮まるのです。もちろん、不躾に「聞き出そう」としても、警戒されるだけ。当たり障りのない話題を提供しながら、さりげなく相手の反応を観察します。興味のある話題に触れた瞬間には、なんらかの反応があるはずです。身をぐっと乗り出したり、表情がパッと明るくなったり、声が一段高くなったり……。その瞬間をつかみさえすれば、あとは、その話題を掘り下げていけば、確実に話に熱が入ってきます。
ここで大切なのは「相槌」です。
話に余計な口を挟むのではなく、「なるほど」「そうなんですね」「いいですね」などと適切なタイミングで「相槌」を打つ。「相槌」で、話にリズムをつけるイメージです。そうすれば、どんどん気持ちよく「話したいこと」を話してくれるでしょう。それにたっぷりと付き合えばいいのです。
人間というものは、自分が気持ちよく話すと、その話に付き合ってくれた相手に対して「感謝」の気持ちをもつものです。あるいは、「負い目」のようなものを感じると言ってもいいかもしれません。つまり、「自分がこれだけ気持ちよく話をしたのだから、今度は、相手の話も聞いてあげなければ」「この人のために何かしてあげたい」という気持ちをもってもらえるわけです。このときはじめて、話を聞いていただける「関係性」が生まれたといえるのです。ここから始まりです・・( ´艸`)
〔パクリの実〕
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