お城のようなパリのお部屋で20万円台でPOPUPができるの?
現在、海外進出の伴走支援をしているものづくり企業のクライアントさんが何社かあります。
日本国内だけだと人口減少・少子高齢化ですし、物理的なハードルはどんどん下がっているので海外に売りたいという会社さんはこの先も増えていきますよね。
会社さんの予算や希望によってアプローチは様々考えられますが、多くの会社さんが最初に考える「越境EC」は正直なところまだまだ難しいと考えています。
shopee(ショッピ―)やLAZADA(ラザダ)といった越境ECモールに出店したり多言語ECサイトを作ることはそう難しくないし、予算もそうかからずにできますが、無名のブランドかつ送料が国内より割高になるので、それでも買いたいと思ってもらうためにはプロモーションやブランディングの費用もかかります。
(有名なブランドやIP、ニッチなお困り商材などはその限りではないですが)
売れてもその後の配送やカスタマーサポート、返品などのオペレーションにもカロリーがかかります。
なので、まずは現地の個人客向けの店舗で取り扱ってくれるところを見つけて、そこでテストマーケティングをしながら徐々に進めて、確信が持てたらアクセルを踏む
そのアプローチを推奨することも多いです。
展示会は手っ取り早いですが、集客力のある有名な展示会は場所や規模にもよりますが3ケタ万円はかかりますので、「まず一度出してみようか」というくらい予算があるPJTならばいいのですが、100万円を捻出するのはかなり厳しいというPJTでそこで売上があがることに賭けるのはリスクも大きいです。
そういった事業では、最小限のリスクと予算で売上を上げながら、テストをする形での初動を推進します。
で、たまにPOPUPをしたり小さい展示会で実績を積んでいくというようなイメージです。
POPUPを開催するのに日本だとマッチングサイトがありますが、海外にもあります。
中でもスペインの会社が運営しているGO-PoopUpというサイトが私はお気に入りです。
GO-PoopUp
https://gopopup.com/
ヨーロッパの複数の国をカバーしていて、原理上はポチッとやれば借りることができます。
ここが、センスのいいスペースが多くて!
見るだけで楽しいのでお仕事関係なくぼーっと美しいヨーロッパの街角のスペースやお部屋を見ています(〃ω〃)
予算感はおおむね日本と同じ感じなので、安ければ1日1ケタ万円から、けっこう迫力のある場所でも10~20万円くらいのところもあります。
最近見ていて素敵だったのは、フランスはパリのこちら。
1日1500ユーロ~!(24年8月現在)
夢が広がりますね~。
現地の人に運営をまるっと頼んで、日本から人は行かず商品だけ送ればかなり安価にできてしまう!
集客にチラシ配るとか装飾を凝ったものにしようとか贅沢を言えばもちろん予算は天井知らずですが。
こういったインターネット上でのセルフマッチングサービスを活用すると、思ったよりも安価に色々とできるので、海外進出をゼロベースで検討している会社さんはぜひ調べてみてください(^^)